薪割りしながらキンドリングクラッカーと比べてみた
筆者知人に借りたキンドリングクラッカーと並べてみました。『アイアン薪割り器』単体で見た時は感じませんでしたが、キンドリングクラッカーよりひと回り〜ふた回りくらい大きいですね。
ちなみに重量は、キンドリングクラッカーの約4.8kgに対し、『アイアン薪割り器』は約6kgです。大きさの分、重くなっていますね。
小さなお子さんが持ち運ぶには少し重たいかもしれないので、取り扱いの際は気をつけたほうがよさそうですね。
では、薪を割ってみましょう。クサビの刃の部分に薪を当てて、薪が刃に食い込むまでハンマーで薪の上を叩きます。
薪が刃に食い込んだら、ハンマーで強く叩けば薪が割れます。
実際に薪を割ってみて気づきましたが、キンドリングクラッカーより薪が「パッカーン!」と割れる感覚がありませんでした。
キンドリングクラッカーを横から見てみると、クサビ部分が下部にいくにつれて厚みがあることに気づきます。
ここの厚みのおかげで、薪が割れていくときに広がって『パッカーン!』と割れてくれるわけですね。
対して、『アイアン薪割り器』のクサビ部分は、キンドリングクラッカーより厚みはありません。なので、『パッカーン!』とまでいかないようです。
コンパクトになる設計上、これ以上刃を厚くできないのかもしれません。
キンドリングクラッカーを上から見た図です。
『アイアン薪割り器』を上から見た図です。
上から見ると、刃の厚さの違いが一目瞭然ですね。
とはいえ、薪が割れないわけではないし、そのせいで力が余計に必要という訳でもないので、私は特に問題とは感じませんでした。
ただし、すごく太い極太の薪は、どれだけ強く薪を叩いても『アイアン薪割り器』では割れませんでした。どんなに強く薪を叩いても、薪がはね返ってきてしまって、薪が刃に全く食い込んでくれませんでした。
もしかしたら、男性がもっと強い力で叩けば割れたのかもしれませんが、少なくとも大人の女性の力では無理でした。
ちなみに、同じ薪をキンドリングクラッカーで割ってみたところ、多少の力は必要でしたが筆者でも割ることができました。薪割り器としてのパワーは、キンドリングクラッカーに軍配が上がるなと思いました。
『アイアン薪割り器』で割れなかった薪は焚き火の火が安定した後に投入すればいいし、工夫しながら使っていけば良さそうです。
6歳の息子にも薪割りさせてみました。
ハンマーが重いので大人の手助けは必要ですが、楽しんで薪割りをしてくれました。斧やナイフより安全に薪割りできるので、親も安心です。