テンマクデザインのソロキャンプ用ガレージテントをレビュー
まずはテンマクデザインのガレージテントがどんなテントなのか、写真付きで詳しくご紹介します!
ガレージテントの外観
屋根はオレンジ色で、壁は少しピンクがかったクリーム色。キャンプサイトでも一際目立ち、絵本の物語に出てくる、おうちのような配色。この写真はフルクローズ状態です。
こちらがフロントパネルを跳ね上げたガレージ状態。自転車や原付バイクなら、そのまま入れそうです。メッシュ面も同時に跳ね上げて開放していますが、メッシュだけ閉めておくこともできます。
フルメッシュ状態を背面方向から。テントの4面全てにベンチレーターがあり、風通しを良くできます。ベンチレーターについては、また後ほど詳しく紹介します。
虫を除けつつ過ごすスクリーンシェルター的な使い方もできます。インナーテントを吊るさなければ、かなり広々と使えます。
テントのサイズは2,830×2,310mm。シェルターとしての使用なら2~3人ぐらいは大丈夫そうです。壁際までしっかり高さがあるので、圧迫感も少ないですよ。
展開サイズ | フライシート: (約)2,830×2,310×2,120(高)mm インナーテント: (約)1,000×2,050×1,980(高)mm |
収納サイズ | 本体: (約)700×300×300(幅)mm ポールユニット: (約)660×250×250(幅)mm |
フライシート | 屋根: ポリエステルリップストップ150D ウォール: ポリエステル&コットン混紡生地(TC)(撥水加工) メッシュ: ポリエステル強化メッシュ、ポリエステルメッシュ |
インナーテント | ウォール: ポリエステルタフタ68D フロア: ポリエステルリップストップ150D メッシュ: ポリエステルメッシュ |
ポール | スチール、樹脂 |
重量 | 総重量: (約)25.9kg(ポール/ペグ/張り綱/スタンディングテープ/収納ケース含む) 本体重量: (約)10.76kg(フライ/インナー) 収納ケース: (約)680g |
耐水圧 | 屋根: 1,500mm インナーフロア: 1,500mm |
付属品 | キャノピーポール(170cm)×2本、 ペグ×27本、張り綱×14本、 スタンディングテープ、収納ケース×3 |
原産国 | ベトナム |
価格(税別) | ¥69,800 |
ガレージテントの特徴1:出入り口が複数あって便利
インナーテントを吊るしても前後フルオープンして、効率的に風を通すことも。撤収前に乾燥させやすく、中の荷物も運び出しやすい状態です。
前面にD型ドアを装備。オープン・クローズ・メッシュとバリエーションも豊富です。このD型ドアで出入りする際は、前面パネルを開け閉めするよりも便利でした。
テント内側から見たD型ドアです。メッシュ面は開いて巻いておくと、テントを出入りする時に開けるファスナーが一つで済みます。
テントを正面から見て右側面にも出入り口があり、ここからも出入りできます。
こちらもパネルを跳ね上げ、ひさしのようにすることが可能。フロントパネルと同様、メッシュ面ごと跳ね上げて開放状態にもできます。
前、後ろ、右の三箇所から出入りができます。風向きに応じて開放する面を変えたり、複数人で使う場合は最寄りの出入り口を使うといった工夫も。
ガレージテントの特徴2:風景を楽しめる窓付き!
正面から見て左側面には小さな窓。この窓は開きません。内側のパネルを閉じることで目隠しができます。
ある意味では、この窓がガレージテントの正面とも言えます!風景を絵画のように切り取って、テント内から楽しむことも。なるべく景色の良い方向に向けたいですね。
ガレージテントの特徴3:雨でも換気が可能、豊富なベンチレーター
こちらは正面と背面の上部にあるベンチレーター。テント生地を斜めに開けた状態で固定できるため、雨でも吹き込みを気にせずに換気ができます。メッシュ状態のほか、開放もできます。
両側面の上部にあるベンチレーター。片側に2つずつ、合計4つあります。屋根のひさしの下に位置するため、こちらも雨の吹き込みを気にせず換気が可能です。
テントの4面全てに空気の通り道があるというのは、風通しの面で非常に有利です。
ガレージテントの特徴4:テント内のライナーシートとインナーテントも工夫がいっぱい
テント内側に付くT/C素材のライナーシート。テントの屋根はポリエステルなので結露しますが、このライナーシートで受け止めることで結露の雨降り状態にはなりません。ライナーシートの無い壁際には、どうしても垂れます。
ライナーシートとインナーテントは併用できます。テントの天井は側面まで高く、空間を広々と使えます。隅々まで腰を屈めず歩けるので、腰が痛くなりにくいですよ。
インナーテントのフロアサイズは1000×2050mmで、コットを1台置けます。天井が高いので、高さのあるハイコットを置いても圧迫感がありません。若干余裕すらあります。
筆者のコットは長さ1900×幅680mmのヘリノックスのものです。足場のスペースもありますね。コットを置かなければ、大人1人と子供1人が添い寝できるぐらいです。
左側の壁面には、メッシュの大きな小物入れポケットがあります。スマホや時計、メガネ、シュラフの収納袋などを入れてテント内をすっきり使えます。
インナーテント、ライナーシートともにランタンを吊るせるフックがあります。壁面にもループがありますし、テントのフレームが内側にあるのでランタンを吊るす場所には困りません。
ガレージテントの特徴5:細かい点にもこだわりが!
テントの周囲を覆うスカート。この長さが絶妙で、長すぎず短すぎずちょうどいいんです。キャンプ撤収日はスカートが濡れていることが多いのですが、風があると自然に揺れて乾きます。雨風の吹き込みを防ぐ機能はありつつ、降った雨をスカートに溜めずに自然に地面へと流せます。
テントの張り綱は、スカートと同じ茶色で反射材入り。自在金具も同系色です。とても細かいところまでデザインされているテントですね。
テントの開放できる場所、全てがダブルファスナーになっています。色々なキャンプスタイルに対応できるだけの振れ幅がありますね。
ガレージテントの詳細について、佐久間さんもYoutube動画で紹介されていますのでぜひご覧ください。