【自家製鶏ガラスープ】キャンプ本格ラーメンで作るスープはあっさり「清湯」とこってり「白湯」
キャンプで本格ラーメンを作るにあたり、結構な障害になるのが材料。
特に「豚骨」「背脂」あたりはどこでも売っているというわけではなく、またかさばるので、ソロキャンプでも大荷物になるのが問題でした。
また、魚介類はコスト高に繋がりやすいので、少しこだわっただけでも一杯数千円のラーメンになってしまいます(お店のように大きな寸胴で何十杯も作らないと、ラーメンは高級料理になります)。
そこで今回は、鶏ガラと、それに類する鶏肉類をメインにスープを作ってみました。
鶏ガラはベーシックなラーメンスープの材料で、場合によってはタダで手に入ることもあるうえ、それだけであればさしてかさばらないという利点があります。
しかも、鶏ガラは、弱火で静かに煮込めば「清湯(チンタン)」という澄んだスープに、強火でグラグラ煮立たせれば「白湯(パイタン)」という白濁のスープになります。
時間差をつけて煮込めば、一度の調理で両方のスープを楽しむこともできます。
この二種類のスープを簡単に味付けすることで、清湯は塩味に、白湯は醤油味にしてみました。
ラーメンのタレも本来は結構手間がかかるものですが、塩ラーメンなどはキャンパーならおなじみの「ほりにしスパイス」を使って簡単に複雑な味が出るようにしています。
【キャンプ本格ラーメン簡単レシピ】必要な食材と作り方 鶏肉・麺・ほりにしスパイスなどを揃えよう
キャンプ本格ラーメンの食材リスト(4人前)
<スープ>
- 鶏ガラ …2つ
- 鶏スペアリブや手羽元など骨付き肉 …500g程度
- 鶏皮 …200g程度
- リンゴ …1つ
- タマネギ …1/2個
- 長ネギの青い部分 …1本分
- シイタケ …3~5個
- ニンニク …2片程度
- 生姜 …1/2片程度
<麺・具>
- 生麺(太さはお好みで) …4玉
- チャーシュー、メンマ、味付玉子、海苔、青ネギ …お好みで
<塩ダレ>
- ほりにしスパイス …小さじ2
- 塩 …小さじ8
- ウェイバー、もしくは創味シャンタン …少々
<醤油ダレ>
- 醤油 …大さじ8
- みりん …大さじ2
- ウェイバー、もしくは創味シャンタン …少々
ダシを取るための鶏ガラは「手羽元」で代用可能
鶏関連に関しては、とにかくダシが出ればよいので、鶏ガラがなくても手羽元がたくさんあれば代わりになります(お値段は高くなりますが)。
ただ、鶏ガラは、精肉コーナーのあるスーパーなら、店頭に並んでなくても言えば出してくれることが多いので、そこまで心配する必要はありません。
鶏皮は脂がたっぷり出ますので、コクのあるスープには是非欲しいです。
手に入らない場合、皮がたくさんついたモモ肉でも代用できます。
野菜・麺はスーパーでGET チャーシューは市販品でも◎
リンゴやシイタケ、タマネギはなくてもよいですが、臭みを消すために、生姜とネギは必ず用意しましょう。
麺や具はスーパーでたいがい揃います。
今回は鶏ハム用のむね肉が手に入ったのでチャーシューも簡単に自作しましたが、そこまでこだわりがなければ、出来合いのを買ってしまった方が簡単ですね。
ポイントになる調味料は?
塩ダレにはほりにしスパイスを使いました。
このスパイスは柑橘系の隠し味が若干あり、複雑な味わいを生むには適しています。
なければ黒瀬スパイスなど、ほかのスパイス類でも構いません。
キャンプ本格ラーメンの調理に必要な道具 ある程度大きめなダッチオーブンまたは鍋を使おう
キャンプ本格ラーメン道具リスト
- ダッチオーブン(もしくは鍋)
- お玉
- 湯切り用のテボ
ポイントは一人前でも大きめの鍋を用意すること!
ラーメンは道具が少なくてよい料理です。
基本的には煮込むだけなので、ダッチオーブンがあれば最高ですが、どんな鍋で煮込んでも問題はありません。
ただし、結構な量の材料を使うので、ある程度大きな鍋を使いましょう。
「一人用だから」と思っても、それなりの量を作らないといけませんので。
調理の際の熱源は?
熱源は炭火ないし、ストーブが使いやすいと思います。
焚火は火力のコントロールがしにくいですし、ガスだとかなりのガスを使用することになります。
湯切りテボは100均で手に入るザルでも構いませんし、最悪トングでも代用できますが、キャンプ用のラーメンテボなんていう商品もありますよ。