【雪中キャンプのスタイル①】「雪の上にテントを設営」冬キャンプの定番! スノーペグを忘れずに
雪中キャンプと言えば、まず思いつくのが雪の上にテントを設営することですね。
積雪期に対応した冬用テント&外張があれば心強いですが(そうした方がベストですが…)、キャンプ場などで寒さを楽しみつつと言う前提なら、積雪期用テントでなくても大丈夫(でした)。
※実際に筆者は積雪用の特別なテントは持っていませんが問題なくできました。(あくまでも個人の体験談として)
雪中キャンプ/テント泊をする上でのポイント マットやダンボールがあると防寒効果が上がる
1.テントを張る場所を決めたら、足で雪を踏み固め(圧雪)その上にテントを設営します。
2.設営後はテントのスカート部分に雪をかぶせ、幕下から冷気が通らないようにすれば防寒性と保湿性が保たれます。
3.さらに「シュラフカバー」を利用したり「テントシューズ」で足下から冷えるのを守るなど、キャンプアイテムで防寒対策を万全にすれば結構快適ですよ。
4.厚めのマットやコットなどで冷気を遮断する。(普段使用しているマット +段ボール だけでも防寒効果があがります)
イスカ(ISUKA) ゴアテックス シュラフカバー ウルトラライト ネイビーブルー 200721
イスカ(ISUKA) ダウンプラス テントシューズ ショート ロイヤルブルー 223212
雪中キャンプ/テント泊する上で忘れてはならないアイテム:スノーペグ
土や芝生だとしっかり刺さるペグは、テントを固定するのに欠かせません。しかし雪に刺しても簡単に抜けてしまうため、固定が難しくなります。そこで雪用のペグ「スノーペグ」の準備は見落としがちなアイテムですのでお忘れなく!
雪の上にテント設営をするときは積雪状況にもよりますが、固定方法は以下になります。
- 土がみえるまで雪を掘り起こして、ペグを刺して固定する
- 雪を足で踏み固めて(圧雪)し、雪面に長いペグを刺して固定する
- スノーペグを雪中に埋めて固定する
MSR テントアクセサリー Blizzard Tent Stakes ブリザード ステイク 【日本正規品】 37810
しっかりと準備してから雪中テントに臨みたいですね。
ハピキャン記事「雪中キャンプの必須アイテム4つを紹介!万全の装備で冬の幻想的な景色を楽しもう」でも詳しく紹介されてますので参考になさってください。
【雪中キャンプのスタイル②】「かまくら」 実は宿泊には不向き!リビング代わりに作ってみよう!
雪中キャンプするなら「かまくらを作って泊まって見たい!」と、イメージする方も多いかと思います。しかし、かまくらは宿泊には不向きなんです。何故なら開口部から冷たい外気が入ってしまうから。
そこで、宿泊をしなくとも「かまくら」の内部では飲食や室内遊び等はできますので、リビング代わりに作って雪中デイキャンプを楽しんで見てはいかがでしょうか。
「かまくら」の作り方 時々水をかけて雪を固めよう
1.かまくらの大きさを決めるため、雪上に円を描きます。
2.その円内に雪の山を作ります。
3.パウダースノーですと、出入り口を作るときに雪の山が崩れやすくなりますので、時々水をかけながら山を作っていくといいでしょう。
※水分が多めの雪であれば、水をかける必要はありません。
4.雪の山ができたら、風下側に出入り口を作るように掘り出していきます。
5.十分な広さの空洞ができたら完成です。
「かまくら」の作り方もハピキャン記事「【雪中キャンプ】子供と一緒に雪遊び!綺麗な雪だるま・かまくらを作るポイントを解説に掲載されていますので併せてお読みくださいね
「かまくら作り」にはスコップは2~3種類あるとラクチン 角スコップやショベルを使うと便利
かまくらづくりでは雪山を作るとき、軽くて扱いポリエチレン製の雪かきスコップを使い、掘り出すときは、金属の角スコップやショベルなど使い分けると作業がしやすいですよ。
コンパル カルスコ 635
朱鷺 アルミ角スコップ (角スコ)
高儀 携帯アルミショベル コンパクト CA-2
【雪中キャンプのスタイル③】「イグルー」"ブロック式のかまくら"はイヌイットの家!作り方も紹介!
「イグルー」とはイヌイットと呼ばれる移動生活を送る民族が「冬の家」として生活していた「建物」のこと。
雪のブロックを積みあげてドーム状にしたもので、日本ではブロック式のかまくらと呼ばれることもあります。
一見すると…作るのが難しそう〜と感じてしまいますが(実際に手間はかかります)、十分な雪と家族や仲間が居れば作れちゃうものなんです。また、テントを持たずにでイグルーで宿泊することもできますよ。
実際、筆者は学生の頃にイグルーを作り、宿泊したことがあります。
スキーウェアを着たまま、シュラフを二枚重ねにして就寝。外はマイナスでしたが、イグルー内は0度前後でした。しっかり寝れましたし、室内が溶けて崩落!?…なんてこともありませんでしたよ。
イグルーの作り方(5~7人で作成)
1.足で圧雪します。
2.イグルーの大きさを決めるため、圧雪した雪上に円を描きます。
3.円の中に2人、円の外に3~5人の配置で作業を進めていきます。
4.円の中を掘り下げます。こうすることで、ブロックを積み重ねる作業の負担を少なくすることができます。
5.外の人は、角スコップなどで雪をブロック状に切り出し、中の二人を覆うように雪のブロックをドーム状になるように積み上げていきます。
※内外でうまく連携しながら積んでいきましょう。
6.ブロックがすべて積みあがれば、イグルーより少し離れたところから横穴を掘って出入り口を作れば完成です。