ファイヤーピストンとは?使い方や自作方法を解説、原理を解説!

2020.11.15 投稿

ファイヤーピストンとは?使い方や自作方法を解説、原理を解説!

MIC

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【ファイヤーピストン自作手順】写真付きでご紹介! オリジナルの飾り付けもできる

それではファイヤーピストンの作り方をご紹介します。

まずはじめに材料を切り出します。パイプカッターを使って金属パイプを80mmの長さに切ります。

筆者撮影 パイプカッターで金属パイプを切ります

続いて金属棒を100mmの長さに切ります。

金ノコで切るのですが、はじめにパイプカッターで切り込みを入れると目安になるので、作業が楽になりますよ。

筆者撮影 金属棒を100mmに切ります

金属パイプと金属棒は、共に端面をやすりで削っておきます。

続いて金属用パテで金属パイプの片方を10mm位埋めます。

筆者撮影 接着パテ金属用を使います

練ったパテを金属パイプに入れて、金属棒で平らにならします。

筆者撮影 練った金属用パテを埋め込みます

ココ重要です。平らになっていないと空気が十分に圧縮されないことがあります。

筆者撮影 埋め込んだら金属棒で平らにします

10分ほどで固まるので素早く作業を行いましょう。固まったら空気が漏れていないか確認して下さいね。(息を吹いて漏れなければOK)

続いて金属棒に空気漏れ防止のOリングを取り付ける溝を掘ります。

先端から5mm位の位置に幅1.9mmの溝を掘るのですが、こちらもパイプカッターで切り込みを入れておくと便利ですよ。

筆者撮影 パイプカッターで切り込みを入れると目安になります

電動ドライバーに取り付けて、やすりまたは金ノコを当ててやると簡単に溝が掘れます。

筆者撮影 電動ドライバーに金属棒をとりつけます

筆者撮影 回転させながら金ノコにあてがって溝を掘ります

ある程度溝ができたら、Oリングをつけて入るかどうかを確認しましょう。

掘りすぎてしまうと元に戻せないので、金属棒の切り出しからやり直しです。

筆者撮影 Oリングを取り付けながら金属パイプに入るか確認します

目安はOリングを取り付けて金属パイプに入れた時に

  1. 多少の抵抗があるが金属棒が入っていくこと
  2. 金属棒を押し込んでいって、ある程度の所から手を離すと押し戻されること

です。

この2点ができていれば、ちゃんと空気を圧縮して火をつけることができます。

筆者撮影 離して自然に戻ってくればOK

続いては、金属棒の先端にチャークロスなどの火口(ほくち)を入れる穴を開けます。

鉄工用ドリルΦ5mmの穴を深さ4mmで開けます。

筆者撮影 電動ドライバーでΦ5の穴を開けます

筆者撮影 穴を開けたら穴の周りをちょっとやすりで削りましょう

とてもシンプルなファイヤーピストンの完成です!

筆者撮影 ファイヤーピストン完成です!

金属棒と金属パイプだけなので味気ない時は、木製の持ち手などを作ってもいいですね。

工具は下記の4つが必要です。

【必要な工具】

  1. のこぎり
  2. 木工ボンド
  3. 紙やすり(#240~400)
  4. 木工用ドリル(Φ8/Φ9)

筆者撮影 ファイヤーピストンに木製棒を取り付けるのに必要な工具

金属棒と金属パイプの作り方は上でご紹介したものと同じです。

そして木製丸棒Φ15を100mmと50mmの二つ切り出します。

筆者撮影 100mmと50mmの丸棒に切り出します

100mmの丸棒は電動ドリルでΦ9mm×深さ80mmの穴を、50mmの丸棒は電動ドリルでΦ8mm×深さ30mmの穴をそれぞれ開けます。

切り口や穴の周りなどはバリが立つので、紙やすりでキレイにしましょう。

筆者撮影 深さも測りながら穴を開けます

このままの色も良いですが、ステインやワックスで色付けしても雰囲気が変わりますよ。

塗装前には表面に紙やすりをかけると色がキレイにつきます。

筆者撮影 ステイン+ワックスで色付けしました

木工ボンドなどで金属パイプ・金属棒と木製丸棒を外れないように固定します。

この時の注意点としては、金属棒がパイプの奥まで突き当たるような長さに設定してください。そうしないと十分空気が圧縮されません。

固定できたら完成です!

筆者撮影 ファイヤーピストン完成です!

次ページではファイヤーピストンで火起こしを実践!
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