キャンプで必ずといっていいほど必要になる火起こしですが、ひとえに火起こしといっても色々な方法があります。簡単なやり方だとマッチを使って着火剤に火をつける方法や、ちょっとコツのいる方法だと火打ち石やメタルマッチを使った火起こしなどがあります。そんな色々ある火起こしの中で、ちょっと玄人向けの火起こしの方法が、「ファイヤーピストン」というギアを使うものです。今回は、玄人向けの火起こしができるファイヤーピストンの作り方を、写真付きで解説していきます。

【自作手順】ファイヤーピストンの作り方 写真付きでご紹介! オリジナルの飾り付けもできる

それではファイヤーピストンの作り方をご紹介します。

まずはじめに材料を切り出します。パイプカッターを使って金属パイプを80mmの長さに切ります。

画像: 筆者撮影 パイプカッターで金属パイプを切ります

筆者撮影 パイプカッターで金属パイプを切ります

続いて金属棒を100mmの長さに切ります。

金ノコで切るのですが、はじめにパイプカッターで切り込みを入れると目安になるので、作業が楽になりますよ。

画像: 筆者撮影 金属棒を100mmに切ります

筆者撮影 金属棒を100mmに切ります

金属パイプと金属棒は、共に端面をやすりで削っておきます。

続いて金属用パテで金属パイプの片方を10mm位埋めます。

画像: 筆者撮影 接着パテ金属用を使います

筆者撮影 接着パテ金属用を使います

練ったパテを金属パイプに入れて、金属棒で平らにならします。

画像: 筆者撮影 練った金属用パテを埋め込みます

筆者撮影 練った金属用パテを埋め込みます

ココ重要です。平らになっていないと空気が十分に圧縮されないことがあります。

画像: 筆者撮影 埋め込んだら金属棒で平らにします

筆者撮影 埋め込んだら金属棒で平らにします

10分ほどで固まるので素早く作業を行いましょう。固まったら空気が漏れていないか確認して下さいね。(息を吹いて漏れなければOK)

続いて金属棒に空気漏れ防止のOリングを取り付ける溝を掘ります。

画像17: 【DIY】ファイヤーピストンの作り方をご紹介! 自作ファイヤーピストンで火起こしを楽しもう

先端から5mm位の位置に幅1.9mmの溝を掘るのですが、こちらもパイプカッターで切り込みを入れておくと便利ですよ。

画像: 筆者撮影 パイプカッターで切り込みを入れると目安になります

筆者撮影 パイプカッターで切り込みを入れると目安になります

電動ドライバーに取り付けて、やすりまたは金ノコを当ててやると簡単に溝が掘れます。

画像: 筆者撮影 電動ドライバーに金属棒をとりつけます

筆者撮影 電動ドライバーに金属棒をとりつけます

画像: 筆者撮影 回転させながら金ノコにあてがって溝を掘ります

筆者撮影 回転させながら金ノコにあてがって溝を掘ります

ある程度溝ができたら、Oリングをつけて入るかどうかを確認しましょう。

掘りすぎてしまうと元に戻せないので、金属棒の切り出しからやり直しです。

画像: 筆者撮影 Oリングを取り付けながら金属パイプに入るか確認します

筆者撮影 Oリングを取り付けながら金属パイプに入るか確認します

目安はOリングを取り付けて金属パイプに入れた時に

  1. 多少の抵抗があるが金属棒が入っていくこと
  2. 金属棒を押し込んでいって、ある程度の所から手を離すと押し戻されること

です。

画像18: 【DIY】ファイヤーピストンの作り方をご紹介! 自作ファイヤーピストンで火起こしを楽しもう

この2点ができていれば、ちゃんと空気を圧縮して火をつけることができます。

画像: 筆者撮影 離して自然に戻ってくればOK

筆者撮影 離して自然に戻ってくればOK

続いては、金属棒の先端にチャークロスなどの火口(ほくち)を入れる穴を開けます。

鉄工用ドリルΦ5mmの穴を深さ4mmで開けます。

画像: 筆者撮影 電動ドライバーでΦ5の穴を開けます

筆者撮影 電動ドライバーでΦ5の穴を開けます

画像: 筆者撮影 穴を開けたら穴の周りをちょっとやすりで削りましょう

筆者撮影 穴を開けたら穴の周りをちょっとやすりで削りましょう

とてもシンプルなファイヤーピストンの完成です!

画像1: 筆者撮影 ファイヤーピストン完成です!

筆者撮影 ファイヤーピストン完成です!

木製丸棒で飾りをつけてもOK

金属棒と金属パイプだけなので味気ない時は、木製の持ち手などを作ってもいいですね。

工具は下記の4つが必要です。

【必要な工具】

  1. のこぎり
  2. 木工ボンド
  3. 紙やすり(#240~400)
  4. 木工用ドリル(Φ8/Φ9)
画像: 筆者撮影 ファイヤーピストンに木製棒を取り付けるのに必要な工具

筆者撮影 ファイヤーピストンに木製棒を取り付けるのに必要な工具

金属棒と金属パイプの作り方は上でご紹介したものと同じです。

そして木製丸棒Φ15を100mmと50mmの二つ切り出します。

画像: 筆者撮影 100mmと50mmの丸棒に切り出します

筆者撮影 100mmと50mmの丸棒に切り出します

100mmの丸棒は電動ドリルでΦ9mm×深さ80mmの穴を、50mmの丸棒は電動ドリルでΦ8mm×深さ30mmの穴をそれぞれ開けます。

切り口や穴の周りなどはバリが立つので、紙やすりでキレイにしましょう。

画像: 筆者撮影 深さも測りながら穴を開けます

筆者撮影 深さも測りながら穴を開けます

このままの色も良いですが、ステインやワックスで色付けしても雰囲気が変わりますよ。

塗装前には表面に紙やすりをかけると色がキレイにつきます。

画像: 筆者撮影 ステイン+ワックスで色付けしました

筆者撮影 ステイン+ワックスで色付けしました

木工ボンドなどで金属パイプ・金属棒と木製丸棒を外れないように固定します。

この時の注意点としては、金属棒がパイプの奥まで突き当たるような長さに設定してください。そうしないと十分空気が圧縮されません。

固定できたら完成です!

画像2: 筆者撮影 ファイヤーピストン完成です!

筆者撮影 ファイヤーピストン完成です!

自作ファイヤーピストンで火起こしの実践 コツは「とにかく素早く・力を入れて思いっきり圧縮」

それでは自作ファイヤーピストンで実際に火おこしを行います!

まずは、Oリングの部分にワセリンを塗ります。(シリコンスプレーでもOK)

画像: 筆者撮影 Oリングの部分にワセリンを塗ります

筆者撮影 Oリングの部分にワセリンを塗ります

次にチャークロスを金属棒の先端に入れます。

画像: 筆者撮影 先端の穴にチャークロスを入れます

筆者撮影 先端の穴にチャークロスを入れます

先端にチャークロスを入れたら、金属棒部分を下にして上から思いっきり圧縮します。

コツとしては

  1. スピードをできる限り素早く
  2. 上から力をいれて思いっきり圧縮すること
画像19: 【DIY】ファイヤーピストンの作り方をご紹介! 自作ファイヤーピストンで火起こしを楽しもう

結構コツがいるので、何度も試してみてください。ファイヤーピストンごと持ち上げて硬い場所に叩きつけるようすると良いですよ。

画像: 筆者撮影 上から手を添えて、思いっきり速く強く圧縮します

筆者撮影 上から手を添えて、思いっきり速く強く圧縮します

圧縮してすぐ取り出してみると、先端のチャークロスに火が付きます。

この火種からさらに大きなチャークロス⇒麻⇒小枝と、段々大きな火にしていきましょう。

画像20: 【DIY】ファイヤーピストンの作り方をご紹介! 自作ファイヤーピストンで火起こしを楽しもう

火が付いた瞬間はかなり嬉しいですよ!!

画像: 筆者撮影 火が付きました!!

筆者撮影 火が付きました!!

画像: 筆者撮影 大きめのチャークロスに火を移します

筆者撮影 大きめのチャークロスに火を移します

画像: 筆者撮影 枯葉などに移せば火が起こせます!

筆者撮影 枯葉などに移せば火が起こせます!

チャークロスが湿気ていたりすると火が付かないため、乾燥して火が付きやすいチャークロスを用意しましょう。

画像21: 【DIY】ファイヤーピストンの作り方をご紹介! 自作ファイヤーピストンで火起こしを楽しもう

事前に別のチャークロスを用意し、ライターなどでちゃんと火がつくか確認しておくことをおすすめします。

またチャークロスのできによってもかなり左右されます。

筆者は下の写真の缶とコットン100%のマット(両方とも100均ダイソーで購入)を使って手作りしたチャークロスで成功しましたので、是非試してみてくださいね。

画像: 筆者撮影 缶に2mm程度の穴を開け、煙がでなくなるまで火にかけたら完成です!

筆者撮影 缶に2mm程度の穴を開け、煙がでなくなるまで火にかけたら完成です!

画像22: 【DIY】ファイヤーピストンの作り方をご紹介! 自作ファイヤーピストンで火起こしを楽しもう

自宅のカセットコンロでもできますよ。

チャークロスの作り方は、切ったコットンマットを缶に入れ、缶の蓋に2mmほどの穴を開けたらコンロで火に掛けるだけです。

煙がでなくなるまで加熱して、穴を塞いで冷ましたら完成です!

画像: 筆者撮影 別の缶で作ったチャークロス

筆者撮影 別の缶で作ったチャークロス

原始の火起こし道具ファイヤーピストンを自作して、キャンプの贅沢な時間を演出して見ませんか?

画像: 筆者撮影

筆者撮影

ファイヤーピストンの火起こしははっきり言って面倒臭いです。小さい火種から大きい火にしなければなりません。

ただ、この「面倒」が文明の力離れたキャンプの贅沢な時間を演出してくれると思えば、よりキャンプが楽しくなると思います。

自作ファイヤーピストンで楽しいキャンプの時間を過ごしてみてくださいね。

▼既製品のファイヤーピストンはこちら

画像23: 【DIY】ファイヤーピストンの作り方をご紹介! 自作ファイヤーピストンで火起こしを楽しもう
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アルミ製と異なって木製(ヒッコリー)グリップの故に、ピストンを叩いて圧縮する際に手が痛くなりません。
付属品:着火用繊維炭・予備Oリング×2・インストラクション(英文)
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2020-11-07 23:18

▼火起こしについては、こちらもチェック!

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