100円ショップ「ダイソー」の商品を使って、筆者愛用ベアボーンズ ビーコンライト用の「ランタンシェード」を自作しました。ランタンシェードとは、ランタンに被せて光を楽しむための笠のようなもので、楽しみ方が大幅に増えます。準備する材料や道具はビックリするほど少ないのですが、完成したものはシンプル仕様でキャンプでも大活躍! 詳しい作り方をご紹介します。

【100均手作りランタンシェード実践編】ビーコンライト用シェードの作り方 製図用コンパスやカッターマットがあると便利

①型紙を作る

まずは、作りたいシェードの大きさを決めます。

今回は、外径約21.6cm、内径約9.3cmで作ることにしました。

型紙(コピー用紙)に円を描き、切り抜きます。

画像1: 筆者撮影
筆者撮影

コンパスがあれば書きやすいのですが、持っていなかったので、すべてフリーハンドで書きました。
なので、ちょっといびつな円です。(笑)

(私は気にならないのでいいのですが)もしキレイに作りたい場合は、製図用のコンパスを使います。描ける最大円が直径25cm以上のものを選ぶといいですね。

画像6: 【100均商品で手作りランタンシェード】 照明カバーを自作してランタンをもっとおしゃれに!
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画像7: 【100均商品で手作りランタンシェード】 照明カバーを自作してランタンをもっとおしゃれに!
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長時間の作業でも快適な、彩度をおさえたダークトーンカラー。
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表面印刷(5mm方眼※、規格サイズガイド線)入り、裏面無地の両面使用できるリバーシブルタイプです。※5mmの寸法表示は目安です。
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②型紙に合わせてコルクシートを切り抜く

コルクシートを型紙に合わせて切り抜きます。

画像2: 筆者撮影
筆者撮影

3mmのコルクシートは、文房具のはさみで問題なくカットできました。もっと厚いコルクを使う場合は、マットを敷いてカッターを使ったほうがよさそうです。

③一箇所に切り込みをいれて、角を取る

切り抜いたシートの一箇所に切り込みを入れます。

ここにシェードの留め具(スナップボタン)を取り付ける予定です。

両端とも、角を取って丸くしておきます。

画像3: 筆者撮影
筆者撮影

④裏になる面にアルミホイルを貼り付ける

ランタンの光を反射させたいので、裏面はアルミにしようと思います。

不要なアルミシートがあれば再利用したかったのですが、ちょうどいいサイズがなかったので、今回はアルミホイルで。

画像4: 筆者撮影
筆者撮影

コルクシートにボンドを塗ってアルミホイルを貼り付けたら、飛び出しているホイルをカットしておきます。

⑤表になる面にリメイクシートを貼りつける

次は表面にリメイクシートを貼ります。

ダイソーで見つけたレザー調のリメイクシートは、片側が粘着面になっているので、剥離紙を取って貼り付けるだけ。

折グセやシワがついている場合は、しっかり伸ばしながら貼ります。

画像5: 筆者撮影
筆者撮影

ただ、上からシートを1枚貼り付けただけだと、フチの部分がコルク剥き出しになってしまいます。ちょっと気になったので、リメイクシートを細く切って、フチにも一周ぐるりと貼り付けました。

この作業は好みでいいと思います。

⑥端にスナップボタンを縫い付ける

シェードを端と端を留めるために、スナップボタンを付けたら出来上がりです。

画像6: 筆者撮影
筆者撮影

留め方はマグネットボタン、ホック、ボタンにゴムを引っ掛けるタイプなど、いろいろ考えたのですが・・・。強度と使い勝手を考えて、スナップボタンを採用しました。

アルミホイル、コルク、リメイクシートが重なっていますが、問題なく縫い針を通して縫い付けられました。ですが素材の強度によっては、直接縫い付けるのが難しいかもしれません。

【100均手作りランタンシェード完成品レビュー①】DIYランタンシェードのおかげ! 明るくなりLEDランタンの機能性が高まった

完成したシェードがこちらです。早速ランタンに取り付けて、キャンプで使ってみることにしました。

画像7: 筆者撮影
筆者撮影

ランタン本体のアンティークな雰囲気に合わせて選んだ「レザー調の黒いリメイクシート」がいい感じ! もちろん本物のレザーの質感と比べると劣りますが、遠目で見る限りでは馴染んでいるように思います。

ランタンは通常暗くなってから使うものですが、今回はシェードの様子を見るために昼間から1日中ポールに下げていました。

画像8: 筆者撮影
筆者撮影

使っているうちにシェードが外れたり、風で飛ばされたりするかもしれないと思っていたのですが、全然平気でした。緩んでくるくる回ったりすることもなかったです。

ランタンの径に合わせてシェードをキツめに巻きつけ、そこをスナップボタンで留めているので、人の力がなければ簡単には外れないと思います。

画像9: 筆者撮影
筆者撮影

日が落ちて暗くなってから撮った写真です。

真っ暗で見えにくいですが、よく見ると、シェード裏面のアルミホイルにランタンの光が反射しているのがわかるかと思います。

画像10: 筆者撮影
筆者撮影

周囲に広がるランタンの光を、シェードが下方向に集めてくれています。

明るく照らしたいテーブルの上などにピンポイントで下げておくと、光量を最大にしなくても十分な明るさを確保してくれてとても良かったです。

【100均手作りランタンシェード完成品レビュー②】DIYランタンシェードをキャンプで実際に使用 ウィークポイントを3点発見!

100均の材料で簡単に自作したシェードですが、役割は十分に果たしてくれていると思います。ただ、気になる点もありましたので記しておきます。

<手作りシェードのウィークポイント>

①雨に弱い

耐水・撥水の素材は使っていないので、水濡れは厳禁。雨に当たらないよう、タープ下で使うよう心がければ大丈夫そうです。

②火の粉は危険

樹脂(リメイクシート)とコルクは、火で燃えたり熱で溶けたりしやすい素材。焚き火やガスバーナーなど、火元付近では使わないほうがよさそうです。

③コルクシートの耐久性がイマイチ

今回のDIYで使った3mmのコルクシートは、強い力を加えると簡単に変形してしまいます。

場合によってはコルクが折れたり、粉々になったりしてしまうため、取り扱いにはちょっと注意が必要です。ガラスや陶器でもないのに気を使う必要があるので、疲れてしまいそう。

100円ショップの材料でオリジナリティーのあるシェードを作ろう DIY初心者にもオススメ!

画像11: 筆者撮影
筆者撮影

100円ショップの材料だけで簡単なランタンシェードを作る方法をご紹介しました。とても簡単にオリジナルのシェードが出来上がるので、DIY初心者さんにもおすすめです。

たった数百円ほどで作れる簡単な作りのシェードですが、晴れた日のキャンプで使う分には全く問題なく、十分な働きをしてくれました。

今回はコルクシートを材料にしましたが、身の回りにあるものをうまく利用して作る方法もあるそうです。私も今度、素材や形状を変えた改良版を作ってみたいです。

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