キャンプde串揚げポイント2)たった1本の針金が、家庭の台所で串揚げ調理のステージを作り上げた!
用意したのは長さ40センチほどの針金、ちょっと固めてグニャグニャと曲がるものがいいです。串揚げ屋さんで見かけた、揚げているときに串を立てかけておくスタンドを作ってみました。
作るといっても波打つような形に曲げるだけです。今回使ったのは6インチのダッチオーブン、オーブンの直径に合わせて波の幅や間隔を調整しました。
出来上がった針金をダッチオーブンにセットし、いざ調理。十分に油を熱して、順番に串を立てかけていきます。このメリットは串の持ち手(柄の部分)を油の中に沈ませないようにするため。高温で串が焼けてしまったり、油でベトベトになってしまっては、せっかくの串揚げも食が進みません。
そして、6インチのダッチオーブンを使うことにもメリットがあります。厚底で容積が小さい鉄鍋は少量の油量で串揚げを調理できる格好のアイテム。串を立てて揚げるにはこのサイズがぴったりなのです。
しっかり揚げてあれば味は文句なし。お店屋さんの雰囲気まで味わえます。
調味料はネタによって塩だけ、マヨネーズ、ソースなど自分の好みを付ければオッケー、
ちなみにおすすめソースは、いろいろ試しましたが「なにわ名物串カツソース」がしっくりきます。「二度漬け禁止」と書かれている理由は・・・買ってみてのお楽しみ!
キャンプde串揚げポイント3)調理が終わった後の油の始末もお忘れなく。揚げ物で大量の油を使った後は、やっぱり固めてポイがいちばんおすすめ。
おなかいっぱい串揚げをいただいた後は面倒な片付け。揚げ物をしたことがない人はあまりご存じないかもしれませんが、最近は便利な油の凝固剤があるようですね。
調理が終わった後に凝固剤を溶かしておくだけ、冷めたころにはしっかりと固まっています。特にアウトドアで揚げ物をする場合はこういうアイテムが必需品となりますね。
▼固めるテンプルは本当によく固まる!環境にも優しい油の凝固剤です
ダッチオーブンは万能な調理ギア。意外と「揚げる」という機能に優れているのです!
揚げ物に対して、面倒なイメージがあるかもしれませんが、私はダッチオーブンとの出会いを通して逆に揚げ物の魅力にハマっています。100℃以上の世界で高温と低温を調整することで味や食感も変わってくる、その調理中の油の温度を維持できるのがダッチオーブンなのです。
そもそもダッチオーブンは、錆びさせないためにも手入れの最後に油を馴染ませておかなければいけないアイテムでもあります。ダッチにとっても油をふんだんに使う料理は好都合なのかもしれません。
ダッチオーブン自体も油と一緒に何度も使うことで、だんだんと「味」が出てきます。ぜひお試しください。