抗酸化物質「リコピン」など栄養豊富なトマト 体内の熱を冷まし、食欲不振など夏バテにも◎
真っ赤な色が食卓に彩りを添えてくれるトマトは、夏が旬の野菜です。トマトの赤色を構成している抗酸化物質のリコピンをはじめ、ビタミンAやビタミンC、カリウム、食物繊維などの栄養素も豊富で、旨味成分のグルタミン酸も多く含まれています。
リコピンは油と一緒に摂ることで吸収率が上がります。また、加熱することでも吸収率はアップ。リコピンをしっかり摂りたい方はぜひ「油を使って加熱する」レシピをおすすめします。
さらに、トマトには体内の熱を冷まし、喉の渇きを抑える作用があるので、熱気が体に溜まりやすい夏場の時期にはぴったりです。
さらに、胃腸の働きを高め、消化を促進する作用もあるため、夏バテで食欲がない時にも積極的に摂ると良いと思います。
【トマトの夏レシピ1】生のトマトをそのまますりおろすだけ! キャンプにぴったりな冷製スープ
皮むき不要で、加熱も不要!お鍋を使わずに作れるトマトの冷製スープです。生のトマトをそのまますりおろして味付けするだけなので、調理の手間もなく、ゴミがほとんど出ないところもうれしいポイント!
そのまま飲めるのはもちろん、カッペリーニの冷製パスタソースとしても使えます。
また、きゅうり、玉ねぎ、パプリカ等の野菜を細かく刻み、クレイジーソルトor塩胡椒、ワインビネガー(ほんの少し)、オリーブオイルで和えたサラダをトッピングしてタバスコを落とせば、ガスパチョ風でも楽しめます。
トマトを選ぶ際は、真っ赤で味の濃いものを選んでください。
〈材料〉(1人分)
- トマト(大)…1個(フルーツトマトなら2~3個)
- クレイジーソルト…適量
- オリーブオイル…大さじ1
- レモン汁か白ワインビネガー…適量
〈作り方〉
1.トマトはあらかじめ冷蔵庫で冷やすか、冷凍しておきます。キンキンに冷たい方が美味しくなります。
2.トマトを皮ごとすりおろします。最後に残った皮は取り除きます。
3.クレイジーソルトとオリーブオイルで味付けし、酸味が欲しい場合はレモン汁or白ワインビネガーを少し入れればできあがりです。
スープを凍らせてキャンプに持って行く場合は、オリーブオイルを食べる直前に入れるのがおすすめです。
・クレイジーソルト
岩塩にさまざまなハーブがブレンドされた使いやすい調味料です。
【トマトの夏レシピ2】フライパン一つでできるキャンプごはん 牛肉・玉ねぎ・パクチーのタイ風サラダ
スライスしたトマトに炒めた牛肉と紫玉ねぎスライスを乗せて、ナンプラーとレモン果汁のさっぱりドレッシングをかけていただくサラダです。
食欲のない時でも食べやすく、野菜とタンパク質をしっかり取れるので、栄養面も◎です!
〈材料〉(2人分)
- トマト(中)…1個
- 牛こま切れ肉…100g
- 紫玉ねぎ…1/3~1/2個
- パクチー…お好みの量
- オリーブオイル…小さじ1
- 塩…適量
- 粗挽き黒胡椒…適量
〈A〉ナンプラードレッシング
- ナンプラー…大さじ1と1/2
- レモン果汁…大さじ2
- 砂糖…小さじ1/2
- 赤唐辛子小口切り…小さじ1
- にんにくのみじん切り…小さじ1
〈作り方〉
1.トマトを輪切りにし、皿に敷き詰めるように並べます。
2.紫玉ねぎを薄切りに、パクチーをざく切りにします。牛肉は食べやすい大きさにカットして塩・胡椒で下味をつけておきます。
3.〈A〉でドレッシングを作ります。
4.フライパンにオリーブオイルを引いて牛肉を加え、強火でサッと炒めます。
5.1に牛肉、紫玉ねぎ、パクチーの順で盛りつけ、3をかけたらできあがりです。
【和風にアレンジ】
パクチーを大葉に変え、牛肉はにんにくスライスを一緒に炒めます。
ドレッシングを、醤油…小さじ2、酢…大さじ1、オリーブオイル…大さじ1、クレイジーソルト…適量、黒挽き胡椒…適量の「醤油ドレッシング」をかけます。
・スライサー
玉ねぎやきゅうりなどのスライスに便利です。