お弁当箱はピクニックや登山などのアウトドアから、通勤通学のおともまで、日本人にはとても身近な存在ですね。素材はプラスチック製や曲げわっぱ(木製)など様々ですが、今回は同じ金属製でも似て非なるアルミとステンレスの弁当箱にスポットを当て、素材の特徴と使い易さにポイントを置き比較します。ぜひご参考にしてくださいね。

【3.熱伝導率】アルミ・ステンレスは電子レンジはNG 温め直すならアルミの弁当箱・メスティンがおすすめ

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

アルミは、熱伝導率の良い素材としてご存知の方も多いかと思います。その証拠にアルミ製の鍋ならすぐにお湯が沸きます。(一方で冷めるのも早いですが…)

弁当箱にとって熱伝導率が重要になるのは、冷めたお弁当を温め直す場合です。まず、アルミもステンレスも電子レンジはNGなのでご注意を。

温め直す方法としては、温蔵庫に入れる・湯煎するなどが考えられます。特にお弁当持参の幼稚園などで、お昼まで温蔵庫に入れて保管するためにアルミ弁当箱指定のところもあるようです。

もし、ステンレス弁当箱を温蔵庫に入れた場合、熱伝導率がアルミのわずか15分の1ほどのため、昼食の時間までに十分、温まらないということもあるかも知れません。

キャンプで使われる飯盒もほとんどが熱伝導率の高いアルミ製が多いということも頷けますね。その中でもキャンパーの間では、トランギア社のアルミ製飯盒「メスティン」が絶大な人気なんです。

炊飯用途以外にも鍋やフライパン代わり、そして弁当箱として多用途に活躍できるアイテムです。

画像3: 弁当箱・メスティンはアルミorステンレス製どちらがおすすめ? 特徴を比較しながら徹底解説!
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2020-06-12 14:27

【4.お手入れ】アルミは食洗機NG! どちらも洗いやすいお弁当箱・メスティンけどステンレス製の方が扱いやすい

帰宅して、疲れている中で洗うことも多い弁当箱。なるべく手間をかけずに、とはいえ一日持ち歩いていたからしっかりと洗いたいところです。

ステンレス製もアルミ製も油汚れは落ちやすく、形もシンプルなものが多いので、プラスチック弁当箱に比べて洗いやすいのは共通のメリットです。

画像: 【4.お手入れ】アルミは食洗機NG! どちらも洗いやすいお弁当箱・メスティンけどステンレス製の方が扱いやすい

しかし、アルミ製の弁当箱は食洗機にかけることができません。

食洗機用洗剤のほとんどがアルカリ性で、アルミはアルカリ性のものに触れると変色してしまう性質があるからです。したがって、アルミ弁当箱は基本的に手洗いになります。

普段から食器洗いは食洗機におまかせ、という方はステンレス製だとまとめて洗えるのでおすすめです。

なお、ステンレス製でも食洗機に対応していないのものがあったり、食器用洗剤にも多様な種類がありますので個別に確認してくださいね。

弁当箱・メスティン「アルミVSステンレス」あなたはどっち? ライフスタイルにあった素材のものを見つけよう!

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

今回はアルミ製とステンレス製の弁当箱について、耐久性・重さ・熱伝導率・お手入れのしやすさ(食洗機との相性)にフォーカスして比較しました。結果は、丈夫でお手入れのしやすさではステンレス製、携帯性や熱伝導の面ではアルミ製の弁当箱の方が適しているという結果になりました。

しかし、他のプラスチック製や木製も含め、使用するシーンやご自身のライフスタイルに合わせるとそれぞれ一長一短があるかと思います。アウトドア用・通勤通学用・兼調理器にするなど、目的別にピッタリな弁当箱を選びましょう。

お弁当箱選びの参考におすすめな記事はこちらから! アルミ製・ステンレス製比較や木製など素材ごとに解説中

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