今回オリジナルギアを製作する国内メーカーはNANGA(ナンガ) リサイクルダウンの取り組みもご紹介
epoch outdoor(エポックアウトドア)にご協力いただく企業は、本社や工場を置く地域の特性や歴史を背景に製品づくりを行う国内アウトドアブランドです。
メーカーの担当者から、企業の取り組みや製品づくりの裏話、どんな想いを持って作られた道具なのか、どんな技術で作られた道具なのかを直接聞くことができます。
メンバー同士のミーティングで製品案を出し合い、意見を集約。サンプル品の試作などを経て、最終的にはメーカーの製品化を目指します。
ダウンシュラフ・メーカー NANGA(ナンガ)
第一回である今回ご協力いただくのは、羽毛にこだわったダウンシュラフ・メーカーのNANGA(ナンガ)さん。
本社があるのは、滋賀県米原市。近江の真綿布団の産地からスタートした創業74年の国産「羽毛商品」メーカーで、現在は主にシュラフ(寝袋)やジャケット・パンツ等、登山アパレルを国内生産しています。
社名の由来はヒマラヤにある8,000メートル級の高峰“ナンガバルバット”。世界で9番目に高い山と言われ多くの遭難者を出したことから、別名「人喰い山」と呼ばれる山です。
先代の社長が「困難だからこそやろう、みんなが上らんとこを登ったろう」という意気込みでつけたという、アツい企業です。
メイドインジャパンのこだわりと永久保証
NANGAが使用する全ての羽毛は、三重県にある河田フェザーという工場で国内洗浄されたものだけを使用しています。安全性と質、熟練した縫製職人による高い縫製技術が特徴です。
日本製にこだわることで製品精度を高め、お客様に納得してもらえるアイテムを提供する、ということを理念に掲げています。
そして、NANGAの特徴のひとつでもあるのが、『永久保証』。
もともと羽毛布団メーカーだったころから布団の打ち直しをしてきた背景もあり、自社工場で生産することで得た独自のノウハウもある。だからこそ自信を持って『永久保証』ができるのです。
私たちが使っているNANGA(ナンガ)のシュラフはこちら
リサイクルダウンを使用したダウン製品の開発
今回の目的は、NANGAが去年から取り組みはじめた『リサイクルダウン』を使用した新しいダウン製品の開発です。
『リサイクルダウン』とは、限りある資源であるダウン=羽毛(水鳥の胸の部分に生えている羽根)製品を一度きりで終わらせず、洗浄、加工して循環させること。
この活動は『グリーンダウンプロジェクト』と呼ばれています。
オリジナルギアを開発することで見えてくること
私自身、NANGAがリサイクルダウンの製品を作っていることや、『グリーンダウンプロジェクト』という活動について、epoch outdoor(エポックアウトドア)に参加することになって初めて知りました。
『化学繊維』と『ダウン』の違いなどは気になっていたものの、それが実際どのように作られ、環境にどんな影響があり、世界でなにが問題がなっているのかも知らぬまま、「軽いから」「暖かいから」「かっこいいから」という理由でシュラフを選んでいました。
epoch outdoor(エポックアウトドア)では、メーカーの担当者から直接思いやこだわりを聞く機会が用意されています。
もちろん、「絶対にこれを選ぶべき!」と決めつけるわけではありません。知った上で、自分で選択できるようになること、それがキャンプの未来を考えるための大切な一歩だと私たちは考えています。
epoch outdoor(エポックアウトドア)の活動に興味のある方はHPをチェック!
今回は、新たに始動したコミュニティ『epoch outdoor(エポックアウトドア)をご紹介しました!
epoch outdoor(エポックアウトドア)についてもっと詳しく知りたい方や、活動内容に興味のある方、また、NANGAに興味のある方は、ぜひHPをチェックしてみてくださいね!