【フェザースティックを作ってみよう】削りやすい順目と削りにくい逆目を見極めるポイント
まず利き手にナイフを持ち、木材の角の部分にナイフを斜めに当てます。木材の先端は地面に当てると動きにくいです。写真はカメラで撮るため木材を足に乗せていますが、利き手と反対の手で動かないようしっかりと握ります。
刃の進行方向には、手や足を置かないように気をつけてください。自分だけではなく、他人の身体も含めてです。
ナイフを手前から奥に動かし、木材の角を薄く削り起こすように一定の角度で削いでいきます。この時に完全に削ぎ落とさず、切れ落ちる前に刃を止めます。
刃を止めるポイントを少しずつ手前にずらすイメージで、繰り返し削ってください。
ある程度削りましたら、木材の角度を変えて別の角を削ります。
木材が削られて、中心が少しずつ細くなってきます。折れてしまう前に止めましょう。折れたら折れたで、木片は捨てないでください。それも着火に使えます!
木目が真っ直ぐな木材でも、削りやすい順目と削りにくい逆目が存在します。上の写真は逆目で削ったフェザースティックです。削ったフェザーが剥がれてしまうため、羽根を長くできません。
逆目でも作れない訳ではないですし、火も着きます。単に削りにくいだけです。削った時に削りカスがポロポロ落ちてしまうようなら、木材を反対にして削ってみましょう。
木目を色々な角度からじっくり観察すると順目と逆目が見分けられますが、難しいので削ってみた方が早いです。削りやすい方が順目、すぐに剥がれ落ちてしまう方が逆目です。
木材から剥がれ落ちてしまった削りカスですが、これも着火に使えますので拾い集めておきましょう。紙などの上で削ると集めやすいです。
【おぎやはぎのハピキャン】番組でもフェザースティック作りを実演!
こちらは、おぎやはぎのハピキャン・シーズン12のひとコマです。阿諏訪泰義先生の指導のもと、みんなでフェザースティックを作っています。
矢作さん、かなり上手!毛足が長く、よく燃えそうなフェザースティックです。経験が無いとなかなかこうはいきません。DJ松永さんも、十分着火に使えそうなフェザースティックが出来ていますね。
阿諏訪先生はさすが、毛玉のようなフェザースティックを作っています。写真右手、小木さんだけコンセプトが違う、スカイフィッシュのような物体が出来ていますね。
初めからうまくいかないのが普通ですので、失敗しても落ち込む必要はありません。削った木片も無駄にはなりませんので、何度か作ってコツを覚えましょう!
【フェザースティックで火を着けてみる】火種をつくり酸素を送りながらフェザースティックに火を移そう
いよいよ着火ですが、これは特に難しく考える必要はありません。まずフェザースティックを置きます。
フェザースティックにかぶせるように、細かい木片をフェザースティックの上に置きます。フェザースティックを数本作っていれば、合体させても良いです。
フェザースティックの羽根部分に火を着けます。ライター、マッチですと簡単に火を着けられます。写真のように炎が上がっている時は、送風する必要はありません。
ファイヤースターターのみでダイレクトに着ける場合は、無風かつフェザースティックの近くで火花を飛ばさないと難しく、ファイヤースターターを擦った時にフェザーが吹っ飛んでしまいがちです。DJ松永さんも苦戦していますね。
チャークロスやほぐした麻ひもなどの火口があると、難易度が下がります。一度火種を作ってから、酸素を送りつつフェザーに火を移してあげましょう。
あとは焚き火と同じ流れです。細い木を燃やして、少しずつ太い薪を燃やして火を大きくしていきます。
何本か作っておくと、焚き火の火勢が弱くなった時などに回復させやすく便利です。ジェル着火剤などは火元への継ぎ足し使用は危険ですが、フェザースティックなら単なる木なので安心です。
着火剤があれば不要なテクニックではありますが、忘れた場合などにササッと木を削ってスマートに火起こしができる。実用テクニックとしてはもちろん、まずは火遊びの一つとして楽しんでみてください!
【おぎやはぎのハピキャン】
●放送:メ~テレ(東海3県/愛知・岐阜・三重)地上波にて放送。
ほか地上波各局でも放送中! 放送局・放送日時など詳しくはこちら。
●配信:毎週金曜日よりWebメディアにて2週間無料配信!
●過去の放送はハピキャン公式YouTubeでも配信中
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