キャンプの焚き火の煙で燻製する「吊るしベーコン」 燻製器を使わないで作れる絶品自作ベーコン
私が10年以上前に燻製をやりだしたのは「自分で作った美味しいベーコンが食べたい」が一番大きな動機でした。
ベーコンとは改めて書くと、豚バラブロックを塩漬けしてから燻製したものを指します。燻製の中ではもっともポピュラーなメニューですが、結構手間がかかるので正直なところ、あまりキャンプで作るメニューではありません。
ただし、自家製ベーコンは市販のものとはまったく味が違うので、是非ともチャレンジして欲しいメニューでもあります。そこで今回は、焚き火だけで作る燻製器不要の吊るしベーコンを作ってみました。
やはり結構手間が多い気はしますが、失敗はしにくいレシピにしましたので、参考になさってください。
【吊るし燻製ベーコンの材料】自作ベーコンの基本は豚バラと塩こしょう・砂糖 ウイスキーやスパイスで臭みとり
食材(4〜5人分)
・豚バラブロック …500ℊ
・食塩 …35g
・砂糖 …12g
・黒コショウ …5g
・オールスパイス …3g(なければ食塩を33gに減らし、黒瀬スパイスやマキシマムスパイスを5g)
・ローレル …1枚
・ウイスキー …10cc
・チューブニンニク …少量
【吊るし燻製ベーコンに必要な道具】肉を吊るすファイヤーハンガー・焚き火台 など筆者愛用のキャンプギアもご紹介
・タコ糸、もしくはネット
・低温調理器、もしくは炊飯器(保温機能があるもの)
・温度計
・肉を吊るすハンガー
・スモークチップ
・薪
・焚火台
・フォーク
肉を吊るすハンガーは、通常「焚き火ハンガー」と呼ばれるアイテムです。
メーカーからもいろいろと発売されていますが、個人で作られているものがオークションによく出品されており、私のハンガーもそうですが、これがなかなか無骨でかっこいいです。とはいえ結構マニア向けのギアですから、肉を吊るしたいだけなら、木の棒などを利用する方法でも構わないと思います。
37CAMP ファイヤーラック「ハンギング」(焚き火ハンガー)
焚き火台は何でもよいですが、煙が風に流されにくいように、今回は反射板のついたユニフレームの薪グリルラージを使用しました。(実は私、まあまあの焚き火台マニアです)