牡蠣の燻製料理はおいしいだけじゃない! オリーブオイル漬けにすればアレンジ自在&長期保存が可能に

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牡蠣はそのまま食べても美味しく、栄養豊富な食材ですが、燻製との相性が抜群に良い食材でもあります。燻製にした牡蠣は、歯ごたえが増し、旨味がギュッと凝縮され、独特の香気がたまりません。
さらにこの牡蠣の燻製は、オリーブオイル漬けにすることで、単に美味しいだけではなく、数か月程度の保存が利くようになります。しかも、パスタやアヒージョなどさまざまな料理に転用ができるので、とても便利。
このため私はかなり多い量の牡蠣を使ってオリーブオイル漬けを一度に作ります。牡蠣の場合、購入できる期間が10月~3月と限られていますので、今のうちに作って冬中楽しむことをおすすめしたい一品です。
牡蠣の燻製オリーブオイル漬けの方法を伝授! 必要な道具&材料を揃えて揃えて今すぐチャレンジ!
材料(4~5人前)

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・牡蠣(加熱用) …500g

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調味料
・醤油 …大さじ6
・塩 …大さじ1
・砂糖 …大さじ1
・みりん …大さじ3
・酒 …大さじ3
・チューブにんにく …少量
・水 …100cc
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漬け込み用オイル
・オリーブオイル …300ミリリットル
・ローリエ …1枚
・タカノツメ …1本
・にんにく …2片
必要な道具

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・燻製器(ダッチオーブンや鍋でOK)
・お好みのウッドチップ
・(あれば)ピートパウダー
・漬け込み用のビンなど
・干し網

今回は短時間(15分)の熱燻(90度以上)です。燻製器を使うまでもない時間なのでダッチオーブンをキッチンで使用します。

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ただし、家庭用のガスコンロはカラ炊きセンサーがあるため、燻製をしている間に停止してしまいます。このようにカセットコンロを使うようにしましょう。(※ 換気を十分にして使用してください)
牡蠣の燻製のレシピ教えちゃいます! 10ステップでじっくり作れば自分好みのものができるはず!
【1】
牡蠣は必ず加熱用のものを使用します。まずはざっと水洗いをして汚れを落とします。

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【2】
鍋に湯を沸かし、沸騰したところで牡蠣を全部入れて下茹でします。時間は6分から7分。茹で終わったらザルに上げて粗熱を取ります。

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【3】
残ったゆで湯は牡蠣のエキスが出ていますので、鍋物などに使えます。そのまま塩を振って飲むだけでも美味しいです。

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【4】
調味料の材料を全部混ぜてひと煮たちさせてから、同じく粗熱を取っておきます。

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【5】
牡蠣と調味料がそれぞれ冷めたら、牡蠣を調味料に漬け込みます。およそ3時間ほど漬け込みます。

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【6】
漬け込み終わったら牡蠣を軽く流水で洗い流し、干し網に入れて一晩ほど干します。天候が悪かったり、日中の場合は冷蔵庫の中で乾燥させるとよいでしょう。

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【7】
乾燥が終わった牡蠣はこんな感じ。下茹でをしてから干すと身がふっくらしたままです。

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【8】
いよいよ燻製にしますが、今回は高温のまま短時間で仕上げる熱燻です。ダッチオーブンにアルミホイルを敷いて、そこにウッドチップとピートパウダーを撒きます。アルミホイルを挟みこむように網を浮かせて、そこに牡蠣を並べて、フタをします。

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【9】
15分ほど高温で加熱し、火を止めてさらに15分放置すると、こんな感じに燻製が出来上がります。このまま食べても美味しいです。

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【10】
牡蠣が熱々のうちに、スライスしたニンニク、ローリエの葉、タカノツメと一緒にビンなどに詰め、オリーブオイルで漬け込みます。2~3日寝かしてから食べましょう。

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牡蠣の燻製オリーブオイル漬けのアレンジはいろいろ! ペペロンチーノは上に乗せるだけで絶品料理に!

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もちろんこのまま食べるだけでも美味しいのですが、オリーブオイルにもしっかりと燻製の香りがつきますので、オイルはいろいろと活用できます。例えばオイルをガーリックトーストにチョロッとつけるだけでも美味しいです。アヒージョも手っ取り早く作れるキャンプ飯ですね。

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私が一番のおすすめはペペロンチーノ。牡蠣を漬け込んだオイルで普通にペペロンチーノを作り、仕上げにオイルをさらにかけ回して、牡蠣を乗せるだけです。これだけなのですが、スモーキーな風味は絶品の一言。なぜ世のパスタ屋がこれをやらないのか不思議なぐらいです。
夜中にお酒を飲みながら思わずあれこれ工夫が捗る料理ですよ。
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