キャンプ料理は非日常を演出してこそ、楽しく、美味しくなるもの。ビールで丸鶏を蒸し焼きにする「ビア缶チキン」は、その際たるメニューのひとつと言えるでしょう。「難しそうな料理」「面倒な料理」というイメージのあるビア缶チキンですが、ポイントを押さえてしまえば拍子抜けするほど簡単です。今回はこれを燻製にしつつ作ってみます。バケツがなくても、大きめのダッチオーブンがあれば作れるのでぜひ参考にしてください!

【燻製ビア缶チキンの材料】中抜き&冷凍の丸鶏・蒸し上げ用の350mlビール缶・好みのスパイス 

画像2: 筆者撮影

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丸鶏はクリスマスシーズンになるとどこでも買えますが、それ以外の季節だと業務用スーパーなどで手に入ります。

使いやすいのは「中抜きがされており」「冷凍されたもの」です。値段は意外と安くて数百円といったところ。生のものでも問題はないのですが、多少高い気がします。

また、大きいサイズのものだと調理が大変です。だいたい1kg前後のものと2kg前後のものがあるようなので、1kg前後のものを選ぶようにしましょう。

ビールはなんでも大丈夫です。発泡酒や第3のビールに分類されるものでも問題はありません。350ミリリットル缶を1つ買いましょう。

あとはおなじみの黒瀬スパイス。味付けはこれだけで十分です。

画像6: 【燻製ビア缶チキン作り方ガイド】バケツやダッチオーブンを使って作ろう! 道具・レシピ・材料・手順・味付けを詳しく解説
黒瀬食鳥 黒瀬のスパイス 瓶 110g
原材料:食塩、胡椒、醤油、レッドベルペッパー、フライドガーリック、パプリカ、コリアンダー、グリーンベルペッパー、パセリ、オニオン粉末、唐辛子、マジョラム、オレガノ、バジル、調味料(アミノ酸等)、(原材料の一部に大豆、小麦を含む)
内容量:110g
商品サイズ(高さx奥行x幅):12cm×5cm×5cm
¥764
2021-05-31 22:07

【燻製ビア缶チキンのレシピ】作り方は簡単! 味付け後にバケツorダッチオーブンで焼くだけ

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1)
冷凍の丸鶏の場合、まずは解凍をする必要があります。冷蔵庫に移して2日ぐらい放置するのがよいのですが、時間が無い場合はビニール袋に入れて流水に当てたり、屋外で放置するなどしましょう。完全に解凍されていることが望ましいものの、ビア缶がお尻部分の穴に刺さるぐらいまで解凍が進んでいれば、ひとまず問題ありません。

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2)
味付けは黒瀬スパイスだけで大丈夫です。全面に塗りこみましょう。黒瀬スパイスが無い場合は、塩、胡椒、ニンニクなどをすり込んでおきます。味付けが終わったら、中身が1/3まで減ったビールの缶をお尻部分の穴に挿し込みます。一応、これだけでも自立はしますが、不安定なので、扱いには注意しましょう。可能ならばスタンドのようなもので固定をした方がよいでしょう。

また、「首の辺りの穴を爪楊枝で塞いでおく」という記事もよく見かけるのですが、あえて塞がないほうが私はよい気がしています。こうすることで、ビールの湯気が肉の表面にも回るため、焼き色がよくなるのです。ただし、この辺はお好みがあると思いますので、いろいろとやり方を試してみてください。

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3)
バーベキューグリルのセッティングは、炭火を中心に集め、そこにスモークチップを振り掛ける感じです。チップはすぐに燃えてしまうので、適宜足していくとよいでしょう。

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4)
いよいよ丸鶏を焼いていきます。容器で丸鶏を囲み、蒸し焼きにします。倒れないように注意しましょう。逆にダッチオーブン使用時など、どうしても寝かさなければならない場合は、ビールの缶の向きに気をつけ、飲み口が丸鶏の背中の方に来るようにします。1/3ぐらいのビールの量ならこれで漏れることはなくなります。また、寝かせる場合も網を敷き、丸鶏が直接鍋に触れないようにします。

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5)
あとはのんびりじっくり、焼きあがるのを待つだけです。炭火であればいきなり焦げてしまうようなことはありませんから、たまに中の様子を見て、チップを適宜足しながら、いい色合いになるまで待ちます。

この写真は、「もう完成かな?」と思って一回取り出してしまいまして、そのときの場面がこれです。やはりもう少し焼き目が欲しかったので、この後もう一回グリルに戻しています。酔っ払って作っているので、結構その辺はアバウトなのです。

バーベキューやキャンプで豪快な燻製ビア缶チキンに挑戦しよう! 簡単なのにインパクト絶大◎ 

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1時間ほどかけて焼き上げました。いかがでしょうか? 見事な焼き色がついていますね。

このぐらいの焼き色になると、表面はパリパリとした食感になります。肉はビールの効果で柔らかく、しっとりとしています。スモークの香りはさほど感じませんが、風味としては十分です。

※ もっと本格的なスモークチキンを作りたい場合は、スモークウッドを使って熱燻をしますが、それはまた別の機会に紹介します。

食べ方ですが、両足をモモの付け根から切り離し、あとは肉のある部分を適宜削いでいけば、誰でも捌くことができます。食べやすいモモの部分はお子様に喜ばれますし、お尻のあたりはお酒のツマミに最高です。

肉が残ってしまった場合は、ほぐしてクーラーボックスの中などに保管しておけば、例によってホットサンドの材料になります。 特にマヨネーズとの相性がよいので、是非試してみてください!

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