星空が綺麗に見える場所の条件とは?「標高の高さ」と「周辺の明るさ」がポイント!
標高がなるべく高い場所
星空を綺麗に見るために、なるべく標高が高い場所を選びましょう。標高が高くなればなるほど、大気の影響を受けにくくなり、星空が綺麗に見えやすくなります。しかし、標高が高い場所は気をつけるべきことがひとつあります。それは、夏でも寒いことです。天体観測で標高の高い場所に行くときは、寒さ対策を怠らないようにしましょう。
周囲の明かりが少ない場所
星空が綺麗に見える場所の条件として、周囲の明かりが少ないことも大切です。星は、周囲が明るいと見えにくくなってしまいます。市街地から離れるほど明かりも少なくなり、星が綺麗に見えるのです。また、空を遮る建物や障害物が少ないかどうかも確認しておきましょう。
そしてもうひとつ、忘れがちなのが「月の明るさ」です。星を見ることが目的の場合は、新月がベスト。新月近辺の月明りが少ない夜も向いてます。
それでは、長野県の天体観測におすすめなキャンプ場を2つご紹介いたします!
1. 日本一星空が綺麗に見える村のキャンプ場 テントサイト以外にコテージやバンガローも利用可能
せいなの森キャンプ場(下伊那郡阿智村)
「せいなの森キャンプ場」は、環境省に「星が最も輝いて見える場所」と認定された阿智村にあるキャンプ場です。標高は1,000m。初心者キャンパーも利用しやすい食材セットプランもあり、BBQステーキ付きプランや、あったかお鍋セットなどバラエティ豊か。
テントサイトは「キャンプA(冒険の国エリア)」「キャンプB(星の森エリア)」「キャンプC(白樺エリア)」と3つのエリアがあります。いずれも区画サイトです。星空を見るなら、おすすめなのは「キャンプB(星の森エリア)」です。開けた空間のため、木々に遮られることなく星空を眺められます。
テントサイト以外では、コテージとバンガローが利用可能です。コテージにはファンヒーターもあり、寒い時期に訪れても過ごしやすくなっていますよ。キャンプ場近くには子ども向けのアスレチックエリアもあるため、自然の中で子どもと一緒に楽しい時間を過ごせます。なお、標高1,000mでも夜は冷えるので、防寒対策のアイテムは季節関係なく必ず準備して行きましょう。
- キャンプ場名:せいなの森キャンプ場
- 住所:長野県下伊那郡阿智村清内路2991
- 電話:0265-46-2525
- 電源サイト:なし
- コテージやバンガロー:あり
- URL:https://www.seinanomori.com/
せいなの森キャンプ場で楽しめる星空の評判・口コミは?
せいなの森キャンプ場で撮影された美しい星空の写真は、インスタグラムやツイッターなどのSNSにたくさん載せられています。
やはり日本一星空が綺麗に見える阿智村で見られる
2. 天の川も見えるオートキャンプ場 充実したキッズプログラムを開催
星の森オートキャンプ場
【旧:うるぎ星の森オートキャンプ場】(下伊那郡売木村)
「星の森オートキャンプ場」は標高1,200mにあり、キャンプで天体観測したい人が多く訪れるキャンプ場です。晴れた日は天の川も見え、圧巻の光景を目にすることができますよ。
キャンプサイトは、電源付きの個別サイトや、広場の区画サイト、キャンピングカー用のキャラバンサイト、コテージやトレーラーなどのキャビンサイトなど、選べる種類が多いのも特徴です。南信州広域公園内に位置していて、キャンプ場以外に長い滑り台やターザンロープなど盛りだくさんの遊具エリアもあります。
キッズプログラムでは「田植え」や「新月の日☆星座観察会」なども開催されており、
お子様連れでのファミリーキャンプも楽しめる事間違いなしです。
イベントは公式HPで見る事ができるので、ぜひチェックしてみてください。
- キャンプ場名:星の森オートキャンプ場【旧:うるぎ星の森オートキャンプ場】
- 住所:長野県下伊那郡売木村2653-3
- 電話:050-3142-1518
- 電源サイト:あり
- コテージやバンガロー:あり
- URL:https://star.natureservice.jp/
星の森オートキャンプ場で楽しめる星空の評判・口コミは?
せいなの森キャンプ場に引き続き、星の森オートキャンプ場で撮影された美しい星空の写真もSNSにたくさん載せられています。
満点の星空を楽しんでいる様子がうかがえますね!
星空を鮮明に見たいなら双眼鏡を! レジャーシート・星座盤も天体観測にあると便利
ご紹介した長野県の2つのキャンプ場なら肉眼で星空を眺めても綺麗に見えますが、双眼鏡を使えばより鮮明に輝く星空を見ることができます。天体観測と言えば「望遠鏡」のイメージを持つ人も多いと思いますが、望遠鏡は天体を拡大してまじまじと観測できる一方で、高価で持ち運びや扱いが大変なのがデメリット。双眼鏡は比較的安価で持ち運びやすく、肉眼よりは大きく星々を眺められるので、天体観測の入門としておすすめです。
せっかくの天体観測でがっかりしないよう、双眼鏡を選ぶ際は、以下のスペックを確認しておきましょう。
- 倍率は遠くの距離を見るため、高いほうがいい(7~10倍が天体観測におすすめ)
- 口径は多く光を取り込むため、大きいほうがいい(入門なら50mm程度)
- ひとみ径が大きいほど、視界が明るく見える(天体観測なら5~7mm程度がおすすめ
都会から離れているキャンプ場は明かりも少ないため、ひとみ径は7mm程度あるものがおすすめです。ここでご紹介するKenko(ケンコー)の双眼鏡は、ひとみ径7.1mm、7倍、口径50mmと、天体観測に適しています。
合わせて三脚も使うと、手ぶれ対策になるでしょう。
ほかには、寝そべって見るのに使えるレジャーシートや、星座盤にコンパスもあると便利。星座盤は、夜光塗料が塗られた光るタイプだと暗闇でも見やすくなりますよ。
阿智村 せいなの森キャンプ場など! 星が綺麗に見えるおすすめキャンプ場で天体観測をしてみよう
ただでさえ楽しいキャンプの夜に、満天の星空が見られるとしたら、思い出に残ること間違いなしですよね。ご紹介した長野県のキャンプ場なら、綺麗な星空を見ることが可能。あとは天候などの条件が良いことを願うのみです! 双眼鏡と寒さ対策のアイテムを持って、ぜひ訪れてみてくださいね。