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ロマンチカル薪ストーブって知ってる? 最近話題のキャンプギアで冬のアウトドアを楽しんでみよう!
ハピキャン番組ロケ終了後の、インタビューの時です。ガチキャンパーの西村さんに、私が個人的に聞きたかった質問をしてみました。こちらもガチキャンパーですからね。
ー西村さんが今、一番注目しているキャンプギアは何ですか?
西村「全然入門編じゃなくなってきちゃうんですけど、今年の冬から薪ストーブを使うんです。」
-薪ストーブですね。
西村「北海道の薪ストーブ専門のお店に注文したんですよ。」
-おっ、新保製作所さんですか?
西村「おー、ご存知ですか。ロマンチカル薪ストーブってやつで。」
ー窓の大きいやつですね。
新保製作所さん、北海道小樽市の薪ストーブ屋さんです。私も煙突はここの商品を使っておりまして、キャンパーに人気があります。人気商品はシーズン中は品切れで、まず買えません。
西村「8月に注文したんですけど、2月になるって。今月やっと届く予定です。」
-またえらく待たされましたね。
西村「そうですね、やっと使えるので楽しみなんですけど、逆に外に出なくなりそうで。」
-あー、分かります。私も薪ストーブ使うんですけど、外で焚き火をせずテントにこもるようになりますね。
西村「ですよねぇ。まぁ窓が大きい薪ストーブなので、火がよく見えるからいいなぁと。」
-窓が大きいと暖かいですしね。ロマンチカルなら料理にも使えますし。
西村「そうですねー、楽しみですよ。薪ストやってるんですね?」
-はい、笑’sさんの焚き火の箱を使ってます。
西村「ヒロシさんが使ってるやつですね、すごく薄くなる。」
-そうですそうです、窓も大きめのやつです
西村「いいっすねー、テントは何を?」
-色々なんですけど、テンマクデザインのサーカスTCや、家族ではDODのタケノコテントなどで
西村「いいっすねぇー、僕も早くやりたくて。やっと届くんで。」
-西村さんは、テントは何を?
西村「テンティピ(海外メーカー)のサファイアです。」
-最初から煙突の穴が開いているやつですね。
西村「それもまだ使ってないんですよ、薪ストーブと一緒に使おうと思って」
テンティピのサファイアというテントは、最初から屋根に煙突を出すための穴が空いている商品です。サファイアは同社のラインナップでは最高級品、価格もお高くなっております。薪ストーブをテントに入れて使う際、このように薪ストーブを入れる前提で作られたテントを使うことが理想的です。詳しくは後の項にて。
-でも、これまでも冬にキャンプはされていますよね。
西村「はい、もちろん。僕、キャンプデビューが2月の極寒の時でして。」
-1年の中でも一番寒い時期ですね。
西村「なので僕、本気で冬が一番好きですもん。」
-収録でもおっしゃっていましたね。
西村「虫もいないし、空気も綺麗ですし。あと料理のバリエーションも増えるんですよね、汁物とか美味いんで。熱燗とかもやっぱ、おいしいですね。」
-では薪ストーブで熱燗とか、いっちゃいますか!
西村「あー、あー。最高っすね。」
二人、しばし遠い目で冬キャンプでの熱燗に思いを馳せる。
灯油やガスストーブ、焚き火でも、当然熱燗はできます。しかし燃える炎を見ながら、冷たい風に晒されず暖かいテントの中でとなりますと、薪ストーブのみの特権です。ただし良いことばかりお伝えするわけではなく、危険性などのマイナス面も次項からお伝えしていきます。
冬キャンプで薪ストーブを使う時の注意点! テント内で使用するには準備や換気などがとっても大変!
キャンプで薪ストーブを使うことは、初心者には敷居が高いと言われています。正確に言えば、「テントに入れて使うこと」が準備などを含めて大変です。屋外の開けた空間で使う分には、煙突の付いた焚き火台と同じです。
テントに入れるためには、まずテンティピのような薪ストーブを入れる前提で作られたテントを使うことが理想です。しかしこういった製品は例外なく高価で、これも初心者を阻む壁になっています。
薪ストーブを入れる前提ではない普通のテントでも使えなくはないです。私も普通のテントで使っております。ただし煙突の取り回し、テントの断熱などの設置準備が大変ですし、使用中も事故を起こさないよう注意が必要となります。
さらに詳しい薪ストーブ使用ポイントはコチラ☟
キャンプ中の薪ストーブの危険性? 脚を高く&枯れ草・布類は遠ざけて断熱の不足による火災を防ごう!
テント内での火気使用は、テントメーカーさんは禁止している行為です。そのため、何か事故が起こっても責任は全て自分が負うことになります。自分のテントが燃えるだけではなく、周りに延焼すれば他の人も危険に晒す事があるものだと理解して下さい。
まず一番危険なのが断熱の不足による火災で、薪ストーブ本体、煙突からの熱でテントなどが燃えてしまうことです。地面に熱が伝わらないよう脚を高くし、さらに枯れ草や紙、布類など燃えやすいものは遠ざけます。テントは布ですので、温度が高くなれば燃えます。この熱が伝わらないよう、金属板や不燃布で保護することが必要になります。木材のみではダメです。いつか燃えます。
キャンプならではの対策として、強風に備えて煙突が倒れないように固定しなくてはいけません。ロープやワイヤーなど、あの手この手で煙突が倒れないよう工夫します。当然ですが、台風などの強風時には使うことを諦めましょう。
これらの事前対策は十分にできたとしても、使用中も燃焼状態、排気状態などは定期的に確認します。特に好調に燃えている時ほど、煙突から火の粉を噴いていないかなど注意しなくてはいけません。そのため寝る時は消火するか、火力を絞って使いましょう。