春になると幼稚園や保育園の入園に向けて、新しい弁当箱を選ぶ人も多いのではないでしょうか。春の陽気に誘われて、弁当箱を持ってピクニックに出かけるのも楽しいですね。しかしいざ弁当箱を選ぼうとすると、種類が多くてどう選べばいいか迷ってしまうことも。今回は、3歳と5歳の子供を持つママキャンパーの筆者が、弁当箱の選び方を解説します。
弁当箱の選び方は素材・サイズの2つ 電子レンジや食洗機を使う方は対応する素材を選ぶと手入れが楽に
弁当箱には様々な種類がありますが、選ぶ際の主なポイントとなるのは「素材」と「サイズ」です。素材によって、電子レンジや食洗機で使えるかなど、手入れのしやすさが変わってくるので、選び方次第で毎日の弁当作りが楽になります。
また食べる量や収納するバッグに応じて最適なサイズを選ぶことで、ぐんと使い勝手が良くなります。それぞれの選び方について、詳しく解説していきます。
弁当箱の素材はステンレス・ポリプロピレンが一般的! 電子レンジ・食洗機で使えるか表記を確認!
弁当箱に使われる素材は、「ステンレス」と「ポリプロピレン」の2種類が一般的で、下記のようなメリットとデメリットがあります。
ステンレス
・メリット:丈夫で、食品の匂いや色が移りにくい。食洗機可。
・デメリット:金属製なので、電子レンジ不可。ポリプロピレンより重たく、価格が高め。
ポリプロピレン
・メリット:耐熱温度140度以上のものが多く、電子レンジで加熱できる。食洗機可。価格が手ごろで種類が豊富。
・デメリット:ステンレスより食品の匂いや色が移りやすい。
食品の匂いや色移りを避けたい方はステンレス、電子レンジ利用を重視する方はポリプロピレン、といった選択ができますね。
また、食洗機で洗えるかどうか気になる人も多いですよね。筆者も食洗機を愛用しているので、毎日使う弁当箱なら、食洗機対応は必須です。
食洗機は100度以上の耐熱性があれば使えるので、ステンレスでもポリプロピレンでも食洗機で洗える場合が多いです。商品によって異なる場合もあるので、商品の表記をよくご確認くださいね。
アルミ素材の弁当箱は熱伝導に優れるが、衝撃に弱い 曲げわっぱは通気性に優れるが、手入れが大変
ステンレスとポリプロピレン以外には、アルミや、曲げわっぱなどの自然素材の弁当箱もあり、下記のようなメリットとデメリットがあります。
アルミ
・メリット:ステンレスより熱伝導に優れ、軽い。価格が手ごろ。
・デメリット:ステンレスより衝撃に弱く、凹みや傷が付きやすい。電子レンジ・食洗機の利用不可。
アルミはステンレスと見た目はよく似ていますが、ステンレスの方がアルミよりも硬い素材です。アルミはステンレスより衝撃に弱く、凹んだり傷が付きやすいほか、アルカリ性の洗剤に弱いため、食洗機で洗うことができません。
また、ステンレス同様電子レンジは利用できません。ただしステンレスより熱伝導に優れるので、冬場に保育園や幼稚園の保温庫で温める場合などに適しており、園児向けの弁当箱が多く発売されています。
自然素材(竹かご、わっぱ、漆など)
・メリット:通気性が良く、軽い。見た目が美しい。
・デメリット:電子レンジ・食洗機の利用不可。手入れに注意が必要。価格が高め。
曲げわっぱなどの自然素材の弁当箱は、見た目の美しさや、吸湿性に優れご飯を美味しくしてくれることで根強い人気があります。
しかし電子レンジや食洗機は利用できず、風通しの良いところで乾燥する必要があるなど、手入れに注意が必要です。