【2025年版】最強の冬用寝袋10選!氷点下も怖くない「本当に暖かい」シュラフの選び方

キャンプギア

2025.11.18 投稿

【2025年版】最強の冬用寝袋10選!氷点下も怖くない「本当に暖かい」シュラフの選び方

hayase

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寒い季節ならではの景色やアクティビティを楽しめる冬キャンプ。ただ、朝晩の冷え込みが厳しく、快適に過ごすには防寒対策が欠かせません。特に、命を守るためにも必須のアイテムが「寝袋(シュラフ)」です。今回は氷点下の環境でも暖かく、自宅の布団のように朝までぐっすり眠れる最強モデルの寝袋を紹介します。購入前に知っておきたい、冬用寝袋の選び方も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

※本記事はプロモーションが含まれます。

そもそもどんな冬用寝袋が「最強」なの?

ライター撮影

冬キャンプでは、防寒対策を怠ると低体温症のリスクが高まり、ときには命にかかわることもあります。

特に寝袋は就寝中の対応低下を防ぎ、命を守るためには最重要とも言えるギアなので「最強」との呼び声高いモデルを選ぶのがおすすめです。

まずはどんな寝袋が最強なのかや、知っておくべき基礎知識を解説していきます。

「最強」と呼ばれる寝袋の条件とは?

最強と呼ばれる寝袋の条件は、ズバリ「快適使用温度が-10℃以下」「実測で氷点下でも保温性を維持」「耐結露・防風性が高い」の3つです。

快適使用温度(快適温度)とは、寒さを感じずに快適に眠れる温度の目安で、「コンフォート温度」とも呼ばれます。

快適使用温度が低ければ低いほど、厳しい寒さでも温かさを維持できる寝袋となります。

ただし、同じ「快適使用温度が-10℃以下」のスペックでも、実際に使ってみると保温性能には違いがあるもの。そのため、「実測で氷点下でも保温性を維持」「耐結露・防風性が高い」といった点も備えていることが重要となります。

快適温度と限界温度の違いを理解しよう

寝袋には快適使用温度のほかに、「限界温度」という表記があります。限界温度とは、低体温症のリスクを回避し、凍えずに眠れる最低気温のラインで、「リミット温度」と呼ばれることも。

限界温度はあくまでも寒さに耐えられる最低ラインであるため、その気温で快適に眠れるわけではありません。

冬用の寝袋を選ぶ際には、限界温度ではなく、快適使用温度を基準に選ぶようにしましょう。

寝袋の種類(ダウン・化繊)の違い

寝袋の素材に使われているのは、主にダウン(羽毛)と、ポリエステルなどの化繊(化学繊維)です。

ダウンの寝袋は軽量で暖かく、保温性に優れているのが特徴です。コンパクトに収納できるため持ち運びもしやすいものの、価格が高く、水濡れに弱いのが弱点と言えます。

一方、化繊が使われている寝袋は比較的安価で購入できる上に、水濡れに強く、お手入れも簡単です。ただし、ダウンに比べると重くてかさばりやすいのがデメリット。

また、最近ではダウンと化繊の両方のメリットをあわせたような独自素材を開発するメーカーも増えています。

失敗しない!「最強」の冬用寝袋を選ぶための4つの基準

ライター撮影

ここでは最強の冬用寝袋の選び方について解説します。モデル選びに失敗しないために、以下のポイントをしっかり押さえてくださいね。

【1】「快適使用温度」をチェック

冬用寝袋を選ぶときは、まず「快適使用温度」をチェックしましょう。

先ほども述べましたが、冬キャンプで使用する場合は、快適使用温度が-10℃以下のモデルを選ぶのがおすすめです

【2】「ダウン品質(FP値)」をチェック

ダウンが使われている寝袋を選ぶときは、FP値をチェックしましょう。FP値とは、ダウンの品質を示すフィルパワー(FP)の数値で、数字が大きいほど品質が高く、保温性にも優れていることを示します。

冬用キャンプで使うなら、寒冷地キャンプに対応する700FP以上を目安にしましょう。過酷な極寒の雪山の場合は、800FP以上の寝袋が適しています。

【3】「冷気をシャットアウトする工夫」があるかチェック

基本的な性能に加えて、「冷気をシャットアウトする工夫」が施してあると、より保温性や快適性が高まります。寝袋を選ぶ際には、性能以外の機能にも着目してみましょう。

例えば、ファスナー内側に「ドラフトチューブ」が付いているものや、生地の縫い目がない「シームレス構造」のものだと冷気が侵入しづらく、体の冷えを防げます。

また、首まわりから暖かい空気が逃げたり、冷気が侵入したりするのを防ぐには「ネックバッフル」が付いているタイプがおすすめ。ネックバッフルは首まわりのすき間を防いでくれる、中綿が入ったチューブ状のマフラーのようなパーツです。

【4】「マミー型 or 封筒型」を選ぶ基準

寝袋は大きく分けて「マミー型」と「封筒型」の2種類がありますが、保温性を重視する場合にはマミー型が適しています。

マミー型寝袋は頭から足元にかけて細くなるようなフォルムで、まるでミイラのような見た目が特徴です。体とのすき間が少なく、保温性に優れています。

一方の封筒型は、四角形の形状をしており、圧迫感が少ないのが特徴です。ただ、ゆとりがある分、体とのすき間ができやすく、マミー型に比べて保温性に劣ります。

【2025年厳選】冬用「最強」寝袋おすすめ10選

編集部撮影

ここからは、最強の冬用寝袋のおすすめを厳選してご紹介します。

冬キャンプの寝袋は、価格は高くても安全と快適な睡眠への「投資」です。予算も大切なポイントではありますが、性能などにも着目したうえで、自分に合った最強の寝袋を見つけましょう。

【おすすめ1】mont-bell (モンベル)『シームレス ダウンハガー800 EXP.』

mont-bell (モンベル)『シームレス ダウンハガー800 EXP.』は、身長183cmまで対応するマミー型の寝袋です。

ネックバッフル・ドラフトチューブも装備されており、冷気の侵入を防いでくれるので、極寒の環境でも快適に使用できます。

スペック

  • サイズ:使用時/-、収納時/径20×40cm(11.1L)
  • 重量:1,397g(スタッフバッグを含む)
  • 素材:生地/10デニール・バリスティック エアライトナイロン・タフタ、中綿/800FP EXダウン
  • 快適温度:-12℃
  • 限界温度:-20℃
  • ダウン性能(FP値):800FP

【おすすめ2】NANGA(ナンガ)『LEVEL8 – 20 UDD BAG レベル8』

NANGA(ナンガ)『LEVEL8 – 20 UDD BAG レベル8』は、中綿にダウンが使われているマミー型の寝袋です。

快適温度は-11℃で、厳冬期のキャンプや登山にも対応。クールなデザインも魅力で、カラーはブラック・ホワイトの2色から選べます。

スペック

  • サイズ:使用時/最大長220×最大肩幅90cm、収納時/径21×41cm
  • 重量:(約)1,540g
  • 素材:生地/10dn リサイクルナイロンシレ撥水加工、中綿/UDD DX(スペイン産ダックダウン)
  • 快適温度:-11℃
  • 限界温度:-20℃
  • ダウン性能(FP値):770FP

【おすすめ3】ISUKA (イスカ)『エアドライト 860』

ISUKA (イスカ)『エアドライト 860』は、撥水性に優れたハイスペックなマミー型の寝袋。

フードチューブ・ドラフトチューブ・ショルダーウォーマーなどが装備されており、保温性が高いのが特徴です。厳冬期の3,000m級の山岳登山にも対応します。

スペック

  • サイズ:使用時/最大長208×最大肩幅84cm、収納時/径21×37cm
  • 重量: 1,330g
  • 素材:生地/ナイロン100%、中綿/撥水ダウン
  • 快適温度:-
  • 限界温度:-25℃
  • ダウン性能(FP値):770FP

【おすすめ4】Rab (ラブ)『Ascent 1100』

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Rab (ラブ)『Ascent 1100』は、イギリスのアウトドアブランドが手がけるマミー型寝袋です。

中綿にはダックダウン1,100gが使われており、たっぷりの羽毛で保温性も抜群。

内側にはスマートフォンなどが収納できるジッパー付きポケットも備えており、性能はもちろん使い勝手にも優れています。

スペック

  • サイズ:使用時/-、収納時/径45×26cm
  • 重量: 1,725g
  • 素材:生地/Pertex Quantum(パーテックス クァンタム)、中綿/ダックダウン・快適温度:-
  • 限界温度:-25℃
  • ダウン性能(FP値):650FP

【おすすめ5】Carinthia (カリンシア)『Defence 6』

Carinthia (カリンシア)『Defence 6』は、ネックバッフルやドラフトチューブなども装備し、極限温度(※)-40℃のスペックを誇る寝袋です。

少しめずらしいセンターファスナー構造で、マミー型寝袋の「出入りがしづらい」問題も解決。ミリタリー風のおしゃれなデザインも見逃せません。

※成人女性が寝袋の中で膝を抱えて丸くなった状態で6時間まで耐えられる温度域

スペック(Mサイズ)

  • サイズ:使用時/縦215×横83×60cm、収納時/径25×45cm
  • 重量: (約)2,500g
  • 素材:生地/Pertex Quantum(パーテックス クァンタム)、中綿/G-LOFT
  • 快適温度:-
  • 限界温度:-18℃(極限温度:-40℃)
  • ダウン性能(FP値):-

【おすすめ6】Snugpak (スナグパック)『ソフティー エリート5 レフトジップ』

Snugpak (スナグパック)『ソフティー エリート5 レフトジップ』は、イギリス製のマミー型寝袋です。

中綿には特殊な保温シートが使われており、体温を反射して高い保温力を発揮します。カラーはオリーブ・コヨーテの2色で、いずれもアウトドアの景観になじみやすいデザインです。

スペック

  • サイズ:使用時/縦220×横150cm(開放時175cm)、収納時/径26×42cm
  • 重量: (約)2,400g
  • 素材:生地/ナイロン、中綿/SOFTIE
  • 快適温度:-15℃
  • 限界温度:-20℃
  • ダウン性能(FP値):-

【おすすめ7】SEA TO SUMMIT (シートゥサミット)『アルパイン-29C』

オーストラリアのスリーピングバッグブランドSEA TO SUMMITの『アルパイン-29C』は、保温性に優れたマミー型ダウンシュラフです。

暖かく、水濡れにも強いウルトラドライプレミアムグースダウンが使われており、快適温度は-19℃と超高性能。冬山登山のスリーピングギアとしても活躍します。

スペック

  • サイズ:使用時/幅80×長さ196cm、収納時/縦20×横30×高さ50cm
  • 重量: 1,000g
  • 素材:生地/20Dナイロン、中綿/グースダウン
  • 快適温度:-19℃
  • 限界温度:-29℃
  • ダウン性能(FP値):850+FP

【おすすめ8】WESTERN MOUNTAINEERING (ウエスタンマウンテニアリング)『Antelope Gore(アンテロープ ゴア)』

アメリカのアウトドアブランドであるWESTERN MOUNTAINEERING (ウエスタンマウンテニアリング)の『Antelope Gore(アンテロープ ゴア)』は、850+FPのダウンを採用したマミー型寝袋です。

ドラフトチューブが冷気の侵入を防ぎ、保温性を高めてくれます。透湿性にも優れており、冬季はもちろん、他のシーズンも使いやすい寝袋です。

スペック(180cm)

  • サイズ:使用時/-、収納時/径23×46cm
  • 重量: 1,275g
  • 素材:生地/Gore Windstopper、中綿/グースダウン
  • 快適温度:-
  • 限界温度:-15℃
  • ダウン性能(FP値):850FP

【おすすめ9】Valandre (ヴァランドレ)『Odin Neo(オディン ネオ)』

フランスのアウトドアブランドであるValandre (ヴァランドレ)の『Odin Neo(オディン ネオ)』は、真冬の高山での使用を想定して作られたマミー型寝袋です。

冷気をシャットアウトし、中の暖かさを逃さない、ドローコード付き。

S(最大長198cm)・M(最大長209cm)・L(最大長223cm)の3サイズ展開で、体格にマッチするサイズを選べます。

スペック(Mサイズ)

  • サイズ:使用時/最大長209cm、収納時/14.0 L
  • 重量: 1,640g
  • 素材:生地/ナイロン、中綿/グレーグースダウン
  • 快適温度:-30℃
  • 限界温度:-
  • ダウン性能(FP値):800FP

【おすすめ10】Mountain Hardwear (マウンテンハードウェア)『ファントム 15F/-9C Reg』

アメリカ・カリフォルニア州で誕生したMountain Hardwear (マウンテンハードウェア)は、高機能なアウトドア向けウェアで知られるブランドです。そんな同メーカーの『ファントム 15F/-9C Reg』は、軽さと温かさを両立したマミー型寝袋。

800FPのダウンをふんだんに使い、氷点下の寒さでも快適に眠れます。表地は耐久性や速乾性にも優れており、アウトドアでハードに使える一品です。

スペック

  • サイズ:使用時/適応身長183cm、収納時/径18×38cm
  • 重量: 924g
  • 素材:シェル/10D ゴーストリップストップナイロン、中綿/グースダウン90%、グースフェザー10%、ライニング/15D Nylon Ripstop
  • 快適温度:-
  • 限界温度:-9°C
  • ダウン性能(FP値):800FP

迷ったらこの3つを選べば間違いなし!

ここまでにご紹介した寝袋はどれもおすすめのアイテムですが、たくさんの寝袋があるのでどれを選ぶべきか迷ってしまう人も多いはず。

もしどうしても迷ってしまったときには、以下の3つから選ぶのがおすすめです。

  • モンベル『シームレス ダウンハガー800 EXP.』
    登山家からも愛される高性能のダウンシュラフでありながら、比較的購入しやすい価格帯。
    日本ブランド性という信頼性の高さもあり、迷ったらこれを選べば間違いなしの一品。
  • NANGA『LEVEL8 -20 UDD BAG』
    高性能な寝袋と言えば、圧倒的にNANGAが人気。
    性能の高さはもちろん、ダウンシュラフにありがちな「見た目の派手さ」が一切なく、デザインにもこだわりたい人に最適。
  • カリンシア『Defence 6』
    軍用寝袋で世界シェアトップクラスを誇るブランドなだけあり、性能の高さはピカイチ。
    5万円代と手を伸ばしやすい価格で、コスパを重視したい人にぴったり。

「最強」寝袋の効果をさらに高める!冬キャンプの安眠テクニック

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ここでは、もともと暖かい冬用寝袋の効果をさらに高める、冬キャンプの安眠テクニックを紹介します。

地面からの冷えを断つ!「R値」の高い寝袋マットは必須

寝袋の熱の50%は地面方向に逃げるとされており、せっかく保温性能の高い寝袋を使っていても、冷たい地面へ熱が奪われてしまうことは少なくありません。

底冷えを防ぐためにも、冬用寝袋にプラスして、R値の高い寝袋マットを併用しましょう。

R値は断熱性を示す数値で、数字が大きいほど高性能であり、地面と寝袋の間に強力な断熱層を作ります。冬キャンプでは、R値4.0以上のマットを選ぶのがおすすめです。

インナーシュラフ&シュラフカバーで保温ブースト

インナーシュラフ(寝袋の内側に入れる)や、シュラフカバー(寝袋の外側に被せる)などを活用すると、保温性がますます高まります。

特に、フリースやサーモライト素材が使われているものを選ぶと体感温度もアップしますよ。

インナーシュラフもシュラフカバーも、保温性を高めるだけでなく、寝袋に汚れが付着するのを防いでくれるので、シュラフの清潔を保てるのもポイントです。

湯たんぽ・カイロは「就寝前に入れておく」のが正しい使い方

湯たんぽやカイロは、就寝の30~60分前に寝袋内へ入れておくと全体が温まり、寝袋に入るときのひんやり感を防げます。

なお、低温やけどのリスクもあるので、就寝前に取り出すか、入れておく場合には直接肌に触れないように工夫しましょう。

就寝時の服装の鉄則は「着込みすぎない」こと!

冬キャンプは寒いとはいえ、眠るときに着込みすぎるのは逆効果。厚着してしまうと、寝袋に体温が伝わらず、高性能な寝袋の本来の保温力を生かせません。

また、汗をかくと体が冷えてしまい、体力が奪われます。汗冷え防止にも、眠るときは乾いたベースレイヤー+フリースといったスタイルが基本です。

極寒でも暖かく快適!最強の寝袋で冬キャンプを楽しく過ごそう

ライター撮影

低体温症のリスクを防ぎ、命を守るためにも、冬キャンプでは防寒対策がマストです。

特に寝具は保温性を重視して選ぶのが大切なため、「快適使用温度が-10℃以下」「実測で氷点下でも保温性を維持」「耐結露・防風性が高い」の3つを満たす冬用寝袋をを選びましょう。

商品選びで迷ったら、用途や使用シーンをイメージするのが大切です。真冬の高山で登山するなら高機能タイプ、反対に暖房器具を併用できる車中泊ならそこそこのスペックのモデルなど、使用環境に応じてセレクトしてみましょう。

本記事を参考にお気に入りの寝袋を見つけて、冬のアウトドアも快適に楽しんでくださいね。

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