キャンプといえば、やっぱり「飯ごう炊飯」。自然の中で火を起こし、湯気の立つご飯を炊き上げる時間は、何にも代えがたい特別な体験です。とはいえ、火加減や水の量を間違えると、おこげだらけになったり、芯が残ったりしてしまうこともありますよね。この記事では、初心者でも失敗しにくく、ふっくら美味しく炊ける「飯ごう炊飯の基本」をやさしく解説。炊き方のコツや時間・水の量の目安、おすすめの飯盒(はんごう)まで、まとめてご紹介します。
- 「飯ごう炊飯」と「飯盒炊爨」の違いを解説
- 飯ごう炊飯に使う「飯盒」とは?特徴や魅力を紹介
- 飯ごう炊飯の正しい使い方と手順
- 飯ごう炊飯を成功させるための注意点
- キャンプで役立つ「時短・便利テクニック」
- キャンプにおすすめの飯盒炊飯アイテム5選
- 飯ごう炊飯に関するよくある質問
- まとめ|飯ごう炊飯をマスターしてキャンプをもっと楽しく
「飯ごう炊飯」と「飯盒炊爨」の違いを解説

キャンプで耳にする「飯ごう炊飯(はんごうすいはん)」と「飯盒炊爨(はんごうすいさん)」。どちらが正しいの?と思う方も多いですよね。
実は、どちらも間違いではありません。言葉の成り立ちと意味を知ると、スッキリ理解できます。
読み方と使われ方の違い
「飯盒炊爨」と「飯盒炊飯」は呼び方が異なるだけで、意味は同じです。どちらも飯盒を使ってご飯を炊くことを指します。
「飯盒炊爨」は昔ながらの表現で、「炊爨(すいさん)」には“食事の支度や調理全般”という意味があります。
一方、「飯盒炊飯」は近年よく使われている言葉で、「ご飯を炊く」イメージが強く、学校やキャンプ行事など日常的な場面で多く使われています。
飯ごう炊飯に使う「飯盒」とは?特徴や魅力を紹介

飯盒とは、キャンプでお米を炊くための金属製の調理器具です。アルミやステンレス、チタンなどの素材で作られ、持ち運びしやすく、アウトドアにぴったり。
レトロな見た目で、炊飯だけでなく煮物やスープづくりにも使える万能アイテムです。
飯盒の種類と特徴(兵式・角型・メスティンなど)
飯盒は大きく分けて4種類あります。
- 兵式飯盒:伝統的な丸形タイプで、容量も大きくファミリー向き。
- 角型飯盒:四角い形が特徴。収納しやすく、スタッキングにも便利。
- メスティン型:軽量でソロキャンプに人気。アウトドアの定番アイテムです。
- チタン製飯盒:とにかく軽くて頑丈。登山やミニマムキャンプに最適です。
それぞれの特徴を知ることで、自分のスタイルに合った飯盒が選べます。
飯盒で作れる料理|カレーや炊き込みご飯も
飯盒といえば白米のイメージが強いですが、実は料理の幅も広いんです。
- 定番のカレーライス
- 香ばしい炊き込みご飯
- 朝にぴったりなおかゆやリゾット
- スープや煮込み料理
ふたを鍋として使えるタイプも多く、アイデア次第で一台多役のクッカーになります。
飯ごう炊飯の正しい使い方と手順

飯ごう炊飯を上手に仕上げるコツは、「水の量」と「火加減」を丁寧に管理することです。以下の手順を守れば、初心者でもふっくら美味しいご飯が炊けます。
飯ごう炊飯の基本手順
- 計量する
中ふたすり切りで2合、外ふたで3合を計量します。正確に炊きたい場合は、あらかじめ家で計って袋に分けておくと安心です。 - お米を研ぐ
お米の表面についた汚れを落とします。水が濁らなくなるまでやさしく研ぎましょう。手間を省きたいときは無洗米も便利です。 - 水を入れる
1合あたり200mLが目安です。飯盒の目盛りやシェラカップを活用しましょう。 - 吸水させる
お米を30分ほど水に浸します。冬は60分が理想です。しっかり吸水させることで、芯のないふっくらご飯に仕上がります。 - 中火で加熱する(約10分)
バーナーや焚き火で中火にかけます。火の強さは炎が飯盒の底を包む程度が理想です。5〜10分ほどでふたがカタカタ動き、吹きこぼれが見えたら次のステップへ進みます。 - 弱火で炊く(約5〜8分)
沸騰後は弱火にして、炊き続けます。飯盒の中から「チリチリ」という軽い音が聞こえてきたら、水分がほぼ飛んだ合図です。この間、火から目を離さないよう注意しましょう。 - 火を止めて蒸らす(約10分)
火を止めたら、そのまま10分間蒸らします。ふたを開けずにおくことで、余熱が全体に行き渡り、粒が立ったご飯になります。逆さにして蒸らす方法もありますが、ふたが外れる恐れがあるため注意が必要です。
一連の流れを守ることで、外は香ばしく、中はふんわりとした理想的な炊き上がりになります。
「チリチリ音」で炊き上がりを判断する方法
焚き火では時間を測りにくいもの。そんなときは「音」で判断します。
水分が飛ぶと「チリチリ…」という軽い音がするので、これが火を止める合図です。そのまま10分ほど蒸らすと、もちもちのご飯になります。
▼飯盒でのご飯の炊き方は、こちらの記事で詳しく紹介しています!
ガスコンロでもできる飯ごう炊飯のコツ
焚き火が使えないときは、家庭用ガスコンロでもOKです。直火対応の飯盒を使い、コンロの中央に置いて均一に加熱しましょう。
吹きこぼれが気になるときは、鍋敷きを一枚かませると安定します。
飯ごう炊飯を成功させるための注意点
慣れてくると感覚がつかめてきますが、最初は火加減や水の量など、ちょっとした工夫が大切です。
火にかけたら目を離さない
焦げつきの多くは、強火で放置していることが原因です。とくに焚き火は火力が変わりやすいので、炎の高さをこまめにチェックしましょう。
ふたを開けるタイミングの見極め
炊きあがりが気になっても、すぐにふたを開けるのはNG。蒸らしの途中で開けると水分が逃げ、パサつきの原因になります。
「チリチリ音」→10分待つ→ふたを開ける、が鉄則です。
水の量と米の吸水時間を意識する
お米はしっかり吸水させてから炊くことが重要です。最低でも30分、冷たい水に浸けておきましょう。時短したい場合は、ぬるま湯を使うのもおすすめです。
キャンプで役立つ「時短・便利テクニック」

キャンプは時間との勝負。調理をスムーズに進める工夫をしておくと、食事の時間をもっと楽しめます。
無洗米を使えば準備がスムーズ
無洗米なら、研ぐ手間も水道も不要。荷物を減らしたいソロキャンプやファミリーキャンプにぴったりです。
炊飯の際は、通常より少しだけ水を多めにするとちょうど良い炊き上がりになります。
お米を家で研いで持っていく
あらかじめお米を研いで、水気を切ってジップ袋に入れておく方法も便利です。
キャンプ場での作業を減らせるうえ、手が冷える心配もありません。
カレーやレトルトと組み合わせる簡単メニュー
炊きたてご飯に合わせるなら、やっぱりカレー。レトルトカレーやパウチおかずを温めるだけで、手軽にキャンプメシが完成します。
キャンプにおすすめの飯盒炊飯アイテム5選
ここでは、キャンプで人気の飯盒・メスティンを厳選して紹介します。
どれも評判が高く、初心者でも扱いやすいモデルです。
1.MURACO RICE COOKER|デザインと機能性の両立
スタイリッシュなワンポイントロゴが印象的なムラコのライスクッカー。焦げつきにくいフッ素加工で、炊きあがりも均一です。持ち手が折りたためるので、収納性も抜群です。
2.CAPTAIN STAG 林間兵式ハンゴー〈4合炊き〉
学校行事でも定番のキャプテンスタッグの兵式タイプ。4合まで炊ける大容量で、家族キャンプにもぴったり。アルミ素材で軽く、熱伝導も良好です。
3.LOGOS 丸型ハンゴウ(5合)
かわいいフォルムと扱いやすさで人気のロゴス製。5合サイズでファミリーやグループキャンプに最適です。焦げにくく、洗いやすい丸形がうれしいポイント。
4.EVERNEW 山岳飯盒弐型
軽量・頑丈なチタン製モデル。山登りやバックパックキャンパーに愛用者が多い逸品です。火の通りが早く、短時間でもしっかり炊けます。
5.trangia メスティン
定番のトランギア・メスティンは、炊飯から焼き料理まで万能です。軽くてスタッキングもでき、収納性も◎。
飯ごう炊飯に関するよくある質問
最後に、飯ごう炊飯に関するよくある質問をまとめました。
Q.焦げつく原因と対策は?
火力が強すぎる、または水の量が少ないことが主な原因です。最初は中火でじっくり、沸騰したら弱火に落とすのがコツです。焦げても軽くお湯に浸せば簡単に落ちます。
Q.何合まで炊けるの?
一般的な兵式飯盒は4合まで対応。ソロキャンプなら2合サイズがちょうどいいです。人数に合わせて、サイズを選びましょう。
まとめ|飯ごう炊飯をマスターしてキャンプをもっと楽しく
飯ごう炊飯は、道具も工程もシンプルですが、実は奥が深いアウトドア料理です。正しい水加減と火加減を意識するだけで、ふっくらツヤのあるご飯に仕上がります。
「チリチリ音」や香ばしいおこげも、自然の中で味わうキャンプならではの楽しみ。次のキャンプでは、ぜひ自分の手で炊きたてご飯にチャレンジしてみてください。
























