女子キャンプの服装はどれが正解?NG例や春夏秋冬のコーディネートの例を一挙紹介

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2025.04.24 更新

女子キャンプの服装はどれが正解?NG例や春夏秋冬のコーディネートの例を一挙紹介

hayase

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「キャンプ中でもおしゃれを楽しみたい!」と考える女子は多いはず。しかし、アウトドアでは天候や季節の影響を受けやすいことや、アクティブに動き回るシーンも多いことを考えると、普段とまったく同じコーディネートというわけにもいきませんよね。そこで今回は、女子キャンプに適した服装について解説します。NG例や春夏秋冬のコーディネートの例を一挙に紹介しますので、お楽しみに!

女子キャンプにおける服装のポイントとは?

ライター撮影

はじめに、女子がキャンプへ行くときの服装のポイントを紹介します。

見た目がかわいいだけでなく、「動きやすい」「自分の体を保護できる」という観点からコーディネートを考えることが大切です。

【1】基本は動きやすい服装で

キャンプではテントを設営したり、調理や焚き火のための火を起こしたりなど、普段はやらない作業がたくさんあり、思った以上に動きがハードです。

デコボコした地面の上を歩くことや、急な坂を上るようなこともあるので、身動きしやすい服装が適しています。

トップス、ボトムスともにストレッチ性のある素材だと動きやすいでしょう。加えて着脱しやすいものが理想です。

足元はパンプスやサンダルは避け、履きなれたスニーカーやトレッキングシューズ、アウトドア向けのブーツなどを使ってくださいね。

【2】肌を露出させない

日差しが心地良い季節や汗をかきやすい時期は、薄着で過ごしたくなりますが、キャンプでは肌の露出はできるだけ避けましょう。

野外では紫外線を浴びる時間が長く、肌が露出していると日焼けによるダメージを受けます。さらに、虫刺されやケガの危険もあるので、長袖・長ズボンのスタイルで、露出を最小限にするのがおすすめです。

キャンプ向けのおしゃれな長袖のアウターやフルレングスのボトムスがたくさんあるので、お気に入りを見つけましょう。

【3】通気性・速乾性に優れたものがおすすめ

キャンプではアクティビティや作業をして汗をかいたり、突然雨にぬれたりすることもしばしばあります。そうした水ぬれに備えて、通気性や速乾性に優れた素材が使われている衣類を選ぶと便利です。

特に肌に直にふれるインナーは、通気性が高く、すぐに乾くものがおすすめ。

気温が低い冬でも汗をかくことがあるので「体を冷やさない」という観点からも、通気性や速乾性に優れたアイテムを使用しましょう。

【4】ファッション小物を活用する

先ほども述べましたが、アウトドアでは日光、つまり紫外線を浴びる時間が長いため、日焼け対策が欠かせません。

日焼け止めを塗るほか、サングラスや帽子などのファッション小物を活用して紫外線をブロックするのもおすすめです。

中でも帽子はできるだけツバが広いタイプをセレクトし、フェイスまわりをガードすると、夏の熱中症対策にも役立ちます。

【5】あたたかい季節でもアウターはマスト

自然豊かなアウトドアは天候が変わりやすい上、場所によっては気温差が激しいので、夏でも夜間は寒さを感じることがあります。

秋冬シーズンはもちろんですが、あたたかい季節であっても、キャンプに行くときはマウンテンパーカーなどのアウターを携帯しましょう。

特に標高の高い場所は、突然の降雨や、日が沈んだあとに気温が急激に下がることも珍しくありません。寒さから身を守るためにも、アウターは必須アイテムです。

女子キャンプでのNGな服装例

ライター撮影

ここでは、女子キャンプでの服装のNG例を紹介します。

アウトドアに適さない服装は楽しいキャンプの妨げとなることもあるので、おしゃれを楽しみつつも、コーディネートには気をつけたいところ。

ポイントを押さえて、ファッション性も快適性も兼ね備えた服装を選びましょう。

【1】アクティブな動きを妨げる服装

ロング丈のスカートやワンピースを好む女子も多いと思いますが、アウトドアシーンでは避けた方が無難です。

裾が地面に近いと、うっかり踏んでしまったり、歩いているうちに木の枝や大きな石などに引っ掛けたりして転倒するリスクがあります。

普段と違う動きをするキャンプでは、体にフィットして動きやすいコーディネートを心がけましょう。

【2】火に弱い素材が使われている服

キャンプでは焚き火や調理などで直火を扱う機会が多くあるため、熱で溶けたり、火の粉で穴が開いたりしやすい素材は避けましょう。

化学繊維は熱に弱いので、焚き火キャンプには不向きです。

比較的火の粉に強いとされるコットン製や、難燃性、耐火性に優れた素材が使われている衣類を着用しましょう。

【3】汚れが目立ちやすいカラー

屋外で過ごすキャンプでは、気をつけていても、知らず知らずのうちに植物や土にふれたり、炭や灰がついたりすることで服が汚れてしまいます。

白や淡い色の服を着用すると、汚れが目立ちやすいので注意しましょう。

白や淡いカラーは避けたファッションを選ぶことで、汚れを気にせずにアクティブに動き回れるようになるはずです。

キャンプ向きの服装はどこで手に入る?

ライター撮影

キャンプ向きのファッションアイテムは、アウトドアブランドやショップはもちろん、「ワークマン」や「ユニクロ」といった身近な衣料品店でも調達可能です。

キャンプ専用の商品を揃えなくても、日常で使用している衣類で代用できることも多いので、難しく考える必要はありません。

ここではキャンプ向きの服装を入手できる場所を紹介します。

【1】ワークマン

https://workman.jp/shop/default.aspx

「ワークマン」は、もともと作業着を扱う専門店として知られていましたが、近年はアウトドア用品やレディースアパレルなどにも力を入れています。

ワーキングウェア製造のノウハウを生かした高機能で低価格な商品が多く、キャンプでの使用にもうってつけ。手頃な価格で購入したい人におすすめです。

【2】ユニクロ

https://www.uniqlo.com/jp/ja

日本を代表するアパレルブランドのひとつである「ユニクロ」は、カジュアル衣料の製造・販売で知られており、海外にも店舗を持っています。

吸汗速乾性、吸湿発熱性、保温性、ストレッチ性などに優れた薄手のインナー「ヒートテック」が有名です。

ヒートテックのほかにも、普段使いはもちろん、キャンプでも活用できる機能的なアイテムがそろいます。

【3】無印良品

https://www.muji.com/jp/ja/store

無印良品は、アパレル、生活雑貨、収納用品、食品といった商品を幅広く扱うブランドです。ユニクロと同様に、海外にも店舗を展開しています。

無印良品の商品はナチュラルな風合い・カラーのものが多く、アウトドアの景観にも違和感なくなじみます。

シンプルでスタイリッシュなデザインも魅力です。

女子キャンプにおける春夏向けの服装例

Photographer 吉田 達史(おぎやはぎのハピキャン シーズン36より)
https://happycamper.jp/_ct/17638725/

ここでは、春夏シーズンのキャンプに適したコーディネートを紹介します。

朝晩の気温差がある春は「体温調節しやすいもの」、夏は「紫外線・熱中症対策に役立つもの」を選ぶのがポイントですよ。

【コーデ1】インナーにシャツを使って春らしさを演出

写真提供:チャムス(チャムス表参道店 黒瀬成美さん)
https://happycamper.jp/_ct/17436250/

春らしいシャツをインナーに使用し、クルートップ、オーバーオールを合わせたコーデ。

オーバーオールはシルエットがゆったりしていて、アクティブに動けるのが魅力です。サッと羽織れるストレッチ性の高いジャケットを着用すれば体温調節もしやすいですよ。

キャンプのほか、バーベキュー、ピクニック、フィッシングなど、さまざまな春のレジャーで着用したいコーディネートです。

【コーデ2】ニュアンスカラーでまとめるとやさしい印象に

写真提供:コロンビア(コロンビアPR 大極蘭さん)
https://happycamper.jp/_ct/17436250/

全体をニュアンスカラーでまとめたコーデは、やさしい雰囲気を演出するのにぴったり。アウトドアの景観にもなじみやすく、ナチュラルな印象です。

ハーフパンツを合わせてボトムスを軽くすることで、春らしさも感じられます。

全体のトーンを統一しつつ、足元に異なるカラーを取り入れるとコーデのアクセントになりますよ。

【コーデ3】“ラップスカート+レギンス”ならアクティブに動ける

ライター撮影

キャンプでもスカートを着用したい人は、レギンスを合わせるのがおすすめです。

ラップスカートなら動きやすく、レギンスを履くことでアクティブに活動できます。

ラップスカートの種類によっては「見た目はスカートなのに、中はパンツになっている」といったアウトドア向けの商品もあるので要チェックです!

【コーデ4】タウンユースで着られるコーデも◎

写真提供:ロゴス(ロゴス公式YouTuber きゃなこさん)
https://happycamper.jp/_ct/17436250/

個性的なアウターにアウトドア向けのタイトスカートを組み合わせると、おしゃれ上級者向けのコーディネートの完成です。

ヴィヴィッドなカラーのアウターを合わせることで、おしゃれ感がUPします。キャンプだけではなく、街中でも違和感なく着られる服装ですよ。

撥水加工がほどこされているジャケットを使用すれば、突然の雨や梅雨シーズンに活躍してくれるでしょう。

【コーデ5】プルオーバー+カーゴパンツで天候の変化に対応

Photographer 吉田 達史(おぎやはぎのハピキャン シーズン3より)
https://happycamper.jp/_ct/17315106/

日差しが強い春夏キャンプで活躍してくれるのが、プルオーバー+カーゴパンツのコーデ。

プルオーバーは、紫外線・日焼け対策のために、UVカット効果のある商品を選ぶのがおすすめです。

さらに、撥水加工がほどこされているものであれば水や汚れを防げるので、急な天候の変化にも対応できます。

【コーデ6】麻のサロペットを合わせて涼しげに

Photographer 吉田 達史(おぎやはぎのハピキャン シーズン36より)
https://happycamper.jp/_ct/17638725/

インナーを差し色に使い、麻のサロペットを合わせた春夏向けのコーデ。

通気性、吸水・吸湿性に優れた麻は汗をかいても、肌につきにくく、暑い季節にぴったりの素材です。

通気性・速乾性の高いメッシュのインナーを合わせると、長袖でもサラッと快適に過ごせます。

【コーデ7】ピンク系カラーでガーリーな印象をプラス

Photographer 吉田 達史(おぎやはぎのハピキャン シーズン39より)
https://happycamper.jp/_ct/17663931/

ガーリーなニュアンスのあるスタイルを楽しみたいときには、ピンク系のカラーを取り入れるのがポイントです。

トップスにマルチボーダー柄をセレクトすると、甘さもありつつ、スポーティーなコーデにまとまるので、アウトドアシーンにもマッチします。

日差しの強い夏は、長めのバイザーが付いた帽子を合わせて、紫外線対策をしましょう。

【コーデ8】ミリタリー系コーデはワイルドなスタイルにぴったり

ライター撮影

ワイルドなスタイルにはミリタリー系デザインがぴったりです。

個性あふれるミリタリー柄のシャツは、キャンプ場でも注目の的になること間違いなし。オーバーサイズ×ショート丈のパンツの組み合わせは、キュートで涼しげですよ。

上下をミリタリーで揃えるのもアリですが、着こなしが難しく感じたときには、いずれかをシンプルな無地デザインに変えてみるとまとまりがよくなります。

女子キャンプにおける秋冬向けの服装例

編集部撮影

ここでは、秋冬シーズンのキャンプに適したコーディネートを紹介します。

朝晩の冷え込みが厳しくなる季節は、保温性の高いウェアやインナーが欠かせません。機能性インナーを活用して、着ぶくれしないようにするのがおすすめです。

【コーデ1】タートルネック+フリースで防風対策

編集部撮影

朝晩の気温差があり、風が冷たくなる秋口は、防風対策を考慮したコーデがおすすめです。

インナーにタートルネック、アウターには防風性に優れたフリースパーカーを合わせると風の侵入を防げます。

パーカーの下にキルティングベストを着用したり、裏起毛のスウェットパンツを着用したりすると、より保温性が高まります。

【コーデ2】焚き火を楽しむならコットンパーカー&デニムパンツで

編集部撮影

焚き火を存分に楽しみたい人には、コットンパーカーとデニムパンツの組み合わせがおすすめ。

コットン素材は、飛んで来る火の粉で衣服に穴が開きづらいのが美点です。

また、パーカーとデニムは日常でも着られるので、アウトドアと兼用できるのもうれしいポイント。ユニクロや無印良品などでも手に入りやすいので、無理なく「アウトドアらしいおしゃれ」を楽しめるでしょう。

【コーデ3】キルティングパンツでおしゃれも保温性も妥協しない

ライター撮影

秋冬に下半身に冷えを感じやすい人にイチオシなのがキルティングパンツ。

保温性に優れている上、肌ざわりが良く、履き心地が良いのが魅力です。また、カジュアルな見た目で、アウトドアシーンに最適。

防風性に優れたアウター、足元にブーツ、首元にネックウォーマーを着用すれば、防寒対策はバッチリです。

【コーデ4】体温調節しやすいレイヤリングでアクティブに

ライター撮影

ウインタースポーツや冬のアクティビティを楽しみたいときは、体温調節しやすいコーデがおすすめです。

前開きのインナー、アウターをレイヤリングすると、着脱がラクにできます。

足元はブーツ、頭はイヤーフラップ付きのキャップで防寒対策すると、より暖かく過ごせるでしょう。キャップはおしゃれなワンポイントとしても活躍しますよ。

【コーデ5】おしゃれ初心者には着回しできるパーカーが◎

Photographer 吉田 達史(おぎやはぎのハピキャン シーズン33より)
https://happycamper.jp/_ct/17604406/

無地やモノトーンカラーのパーカーは着回しがしやすく、1枚持っているとさまざまなコーデを楽しめます。

どんなアウターやボトムスとも合わせやすいので、「組み合わせに自信がない」という人でも迷わず着こなせるはずです。

秋冬キャンプで使うときは、裏起毛のものを選ぶと防寒対策に役立ちます。また、オーバーサイズのものだと、夜のリラックスタイムでも心地よく着られるでしょう。

【コーデ6】 柄シャツのチラ見せでアクセントをプラス

Photographer 吉田 達史(おぎやはぎのハピキャン シーズン24より)
https://happycamper.jp/_ct/17505894/

一枚だと着こなしが難しい柄シャツも、無地のトレーナーやカットソーと重ね着すれば、さらりと着こなせます。

反対に「なんだか無地ばかりで地味だな…」と感じたときには、インナーに柄シャツをプラスしてみましょう。襟や裾をチラ見せさせれば、いいアクセントとなってメリハリが生まれます。

重ね着は防寒対策にも一役買ってくれるため、寒さを感じやすい秋冬に役立つコーディネート術ですよ。

【コーデ7】目を引く小物でメリハリのあるシンプルコーデに

ライター撮影

秋冬キャンプの防寒対策には、帽子とストールを取り入れたコーデがおすすめです。

特に、シンプルなニットやデニムを着用する場合、合わせる帽子・ストールに目を引くデザインのものをチョイスすれば、コーデのアクセントになります。

秋冬の服装はついつい野暮ったくなりがちなので、小物でおしゃれ感を演出していきましょう。

【コーデ8】機能性の高いジャケット&ブーツで王道コーデに

ライター撮影

真冬のキャンプ、降雪が予想される場合などは、防風性・耐水性に優れたジャケットやブーツを合わせて、しっかり防寒対策をしましょう。

ブーツは足首までガードできるタイプがおすすめです。

ボトムスには裏フリースのパンツを合わせると、下半身の冷え対策に役立ちます。表地に撥水加工がほどこされているとベターです。

アウトドアに適したお気に入りのコーデでキャンプを楽しもう!

ライター撮影

アウトドアブランドが展開するキャンプ向けのアパレルやファッション小物は、デザイン性と機能性を兼ね備えたものが多いです。

ただ、ワークマンやユニクロのように身近なファッションブランドでも、手頃に購入できてキャンプにも役立つアイテムはたくさんあります!

夏は通気性やUVカット効果に優れているもの、冬は防風性や保温性が高いなど、機能面もチェックしながらコーディネートして、キャンプをおしゃれかつ、快適に楽しみましょう。

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