ランニングシューズとウォーキングシューズは、見た目が似ていても役割や性能が大きく異なります。この記事では、ランニングシューズとウォーキングシューズの違いや選び方、おすすめ商品を紹介します。ASICSやadidasなど人気ブランドのおすすめモデルも掲載!自分の足に合う一足を見つけて、より快適に運動を楽しみましょう。
ランニングシューズとウォーキングシューズの違い

ランニングシューズとウォーキングシューズは、見た目が似ていても設計や機能に明確な違いがあります。
大前提として、ウォーキングシューズは「歩く」ことを快適にする設計であるのに対し、ランニングシューズは「走る」動作に特化しています。
用途に合わないシューズを使うと、フォームの乱れや足への負担につながる可能性もあります。
ここでは、両者の違いについて詳しく解説します。
- デザイン・見た目
- 使われている素材
- クッション性や衝撃吸収
- 耐久性能
デザイン・見た目
見た目の印象で比べると、ランニングシューズのほうが洗練されたデザインが多く、ファッション性に優れています。
鮮やかなカラーや細身のフォルムなど、運動時だけでなく普段のコーディネートにも取り入れやすい点が魅力です。
一方で、ウォーキングシューズは黒やグレーなど落ち着いた色合いが多く、実用性を重視したデザインが中心です。
使われている素材
シューズに使われている素材は、走るのか歩くのかによって選び方が変わります。足への負担や動き方が異なるため、それぞれの目的に合った素材が採用されています。
【ランニングシューズの特徴】
- アッパー素材:メッシュ素材を使用
- 通気性と軽量性に優れており、蒸れを防ぎます - ソール素材:柔らかくクッション性の高い素材
- 着地時の衝撃を吸収し、足や膝への負担を軽減します
【ウォーキングシューズの特徴】
- アッパー素材:合皮やスエードなど耐久性重視の素材
- 雨や汚れに強く、日常使いにも適しています - ソール素材:硬めのラバー素材を使用
- 摩耗に強く、長時間の歩行でも安定感があります
素材から分かるように、軽さや通気性を重視するならランニングシューズ、耐久性や安定感を求めるならウォーキングシューズを選びましょう。
クッション性や衝撃吸収
クッション性は、シューズ選びで重視すべき大切な要素です。
ランニングでは着地の衝撃が大きいため、ミッドソールに厚みを持たせ、ヒールや前足部のクッション性を高めています。こうした設計により、膝や足首への負担を軽減できます。
一方、ウォーキングは常にどちらかの足が地面に接しており、衝撃は比較的少なめです。そのためクッションは控えめですが、軽量性を重視し、ソールはやや硬めに設計されています。
耐久性能
シューズの耐久性は、使用頻度や目的によって差が出ます。ウォーキングシューズの方が耐久性能に優れており、一般的には1,500〜2,000kmの使用が目安です。
一方、ランニングシューズは柔らかいソールを採用しているため、寿命は1,000〜1,500km程度とされています。ソールの硬さや素材の違いが、劣化に大きく影響します。
結果として、ランニングシューズの方が買い替えの頻度は高くなることが多いです。
ランニングシューズの正しい選び方とポイント

ランニングを気持ちよく続けるためには、自分に合ったシューズを選ぶことが大切です。
ここでは、ランニングシューズ選びで知っておきたいポイントを紹介します。
- 買うタイミングは午後がおすすめ
- 足先に余裕のあるサイズ
- ランニングの頻度や距離で選ぶ
- 軽量性や耐久性などの機能性
買うタイミングは午後がおすすめ
シューズを購入するなら、午後の時間帯を選ぶのがおすすめです。
人の足は、朝と夕方で大きさが変わることがあります。立ち仕事や歩行によって、足のアーチが下がり、サイズが0.5〜1.0cmほど広がることもあります。そのため、朝に試し履きすると、実際より小さいサイズを選んでしまう可能性があります。
午後に購入すれば、足がむくんだ状態でフィット感を確認できるため、後からきつさを感じるリスクを減らせます。
足先に余裕のあるサイズ
ランニングシューズは、足先に1cmほどの余裕があるサイズがおすすめです。つま先が当たると爪を傷めたり、転倒の原因になったりするため注意が必要です。
逆に大きすぎると、靴の中で足が動いて踏ん張りがきかず、力が逃げてしまいます。足の実寸を測ったうえで、指先が自然に動かせるサイズを選ぶようにしましょう。
ランニングの頻度や距離で選ぶ
ランニングシューズは、走る頻度や距離に合わせて選ぶことが大切です。
週に数回、短距離を軽く走る程度であれば、クッション性と安定感を備えたエントリーモデルで十分対応できます。
一方で、フルマラソンを目指す場合や日常的に長距離を走る場合は、耐久性や反発力に優れたモデルがおすすめです。
ナイキやアシックス、アディダスなどは目的別に多くのシューズを展開しています。選ぶ際は各ブランドの推奨チャートを参考にすると、自分に合う一足が見つかるはずです。
軽量性や耐久性などの機能性
ランニングシューズを選ぶ際は、軽さや耐久性といった機能性も重要な判断材料です。軽量なモデルは脚への負担が少なく、長時間走っても疲れにくくなります。加えて、ソールの剛性やクッション性の高さは、着地や蹴り出しの安定感に直結します。
また、防水性やリフレクター機能など、使用シーンに応じた特性を備えたモデルもあります。
走る環境や目的に合わせて、必要な機能を見極めましょう。
人気のおすすめランニングシューズ3選

ランニングシューズは、目的や使用頻度に合ったモデルを選ぶことが大切です。
ここでは、初心者から中・上級者まで幅広く使える、人気ブランドのおすすめランニングシューズを厳選して紹介します。
デザインや機能性の違いにも注目しながら、自分に合う一足を見つけてみてください。
- ASICS|NOVABLAST 4(1011B693.022)
- adidas|GALAXY 6 M
- Nike|ペガサス 41
ASICS|NOVABLAST 4(1011B693)

「NOVABLAST 4」は、優れた反発性とクッション性を備えた一足です。片足約260gと軽量ながら、着地時の安定感も高く、初心者はもちろん、ステップアップを目指すランナーにもおすすめです。滑らかな足運びと爽快な履き心地で、走ることがもっと楽しくなります。
おすすめポイント
- 前足部に高い反発力があり、自然と前へ進みやすい
- ヒールカップがしっかり支え、ブレを抑えて安定感◎
- 厚みのあるソールが衝撃をやわらげ、足への負担を軽減
- シュータンが内部で固定され、フィット感が心地よい
- 片足約260gと軽く、長距離ランでも疲れにくい
ブランド | ASICS(アシックス) |
商品名 | NOVABLAST 4(1011B693) |
重さ | 約260g(片足) |
特徴 | 高反発・高安定・軽量設計 |
おすすめポイント | 前足部の強い反発性、ブレにくいヒール構造、爽快な足運び |
adidas|GALAXY 6 M

「GALAXY 6 M」は、クッション性・通気性・軽量性を兼ね備えた、adidasの定番ランニングシューズです。厚底のCloudfoamミッドソールが、着地時の衝撃をやわらげながら反発力を発揮。足への負担を軽減し、快適な走行をサポートします。アッパーにはリサイクル素材を50%以上使用し、環境にも配慮。豊富なカラーバリエーションと手頃な価格で、ランニング初心者にもおすすめです。
おすすめポイント
- Cloudfoamミッドソールが高反発とクッション性を両立
- 通気性に優れたメッシュアッパーでムレにくい
- 耐久性のあるラバーアウトソールが安定した走りをサポート
- リサイクル素材50%以上を使用したサステナブル設計
- 豊富な13色展開と手に取りやすい価格で初心者にぴったり
ブランド | adidas(アディダス) |
商品名 | GALAXY 6 M |
重さ | 約330g(26.5cm) |
特徴 | 高クッション・通気性・リサイクル素材使用 |
おすすめポイント | Cloudfoam採用、快適な足入れ、豊富なカラーと手頃な価格 |
Nike|ペガサス 41

「ペガサス 41」は、クッション性・軽量性・反発性のバランスに優れたナイキの定番ランニングシューズです。2つのAir ZoomユニットとReactXフォームが、地面を蹴るたびに心地よい反発を生み、毎日のランニングをサポート。アッパーには通気性の高いエンジニアードメッシュを採用し、快適な履き心地を実現しています。カラーは男女合わせて全8色。自分好みにカスタムできる「By You」対応も魅力です。
おすすめポイント
- Air Zoom+ReactXフォームで高い反発力と快適な着地を実現
- アッパーに通気性と軽さを両立したエンジニアードメッシュを使用
- 男女合わせて8色展開、公式サイトではカスタマイズも可能
- 環境に配慮したリサイクル素材を積極的に使用
- 約271gと軽量で、日々のランにぴったりな履き心地
ブランド | Nike(ナイキ) |
商品名 | ペガサス 41 |
重さ | 約271g(27cm 片足) |
特徴 | 高反発・軽量・サステナブル素材使用 |
おすすめポイント | Air ZoomとReactXフォーム採用、通気性の高いメッシュ、豊富なカラー展開とカスタム対応 |
ウォーキングシューズの正しい選び方とポイント

毎日のウォーキングを快適に続けるためには、自分の足に合ったシューズを選ぶことが大切です。
サイズ感はもちろん、歩きやすさを支える機能にも注目することで、足への負担を軽減できます。
ここでは、ウォーキングシューズを選ぶときに知っておきたいポイントを紹介します。
サイズと足幅をしっかりチェックする
ウォーキングシューズを選ぶ際は、足の長さだけでなく幅もしっかり確認してください。
足幅が合っていない靴を履くと、歩行中に足が圧迫されたり、靴の中でずれたりして、疲労や痛みの原因になります。
足幅は、親指と小指の付け根を結んだ部分の直線距離で測定します。
たとえば、男性の標準は2E(約104mm)、女性はD(約92mm)とされています。
JIS規格ではE・2E・3Eなどで表記されており、足にフィットしたサイズを選ぶことが大切です。
使用シーンに合ったデザインを選ぶ
ウォーキングシューズは、使う場面に合わせて選ぶことが大切です。
たとえば、普段着に合わせたいならスニーカータイプがおすすめです。カジュアルな見た目で服装にもなじみやすく、気軽に履けます。
仕事中も歩くことを意識したい人には、革靴風のデザインがぴったりです。見た目はビジネスシューズでも、中身は歩きやすさを考えたつくりになっています。
脱ぎ履きのしやすさを重視するなら、スリッポンタイプも便利です。
使うシーンに合わせて選ぶことで、歩きやすさと見た目の両立が叶います。
防水性や通気性の高いものを選ぶ
雨の日も気にせず歩きたいなら、防水性と通気性の両方に優れたシューズを選ぶのがポイントです。水をしっかり防いでも、内側が蒸れてしまっては快適とはいえません。
その点、外からの水は通さず、汗や熱は逃がしてくれる素材を使ったモデルなら、天候を問わず心地よく歩けます。たとえば、ゴアテックスのような透湿防水素材を使用したモデルは、急な天候の変化にも対応しやすく便利です。
天気を気にせず歩きたい方におすすめです。
長時間歩いても疲れにくいものを選ぶ
長時間歩くなら、安定性と通気性に優れたウォーキングシューズを選ぶのがポイントです。ランニングほど強い衝撃はかかりませんが、そのぶん足元のぐらつきを防ぐ構造が重要になります。しっかりと地面をとらえる設計なら、足への負担を抑え、歩き続けても疲れにくくなります。
また、蒸れにくい通気性のある素材を使ったモデルを選べば、マメの予防にもつながります。
人気のおすすめウォーキングシューズ3選

ウォーキングシューズは、歩きやすさだけでなく、使用シーンや履き心地にも注目して選ぶことが大切です。
ここでは、デザイン性と機能性のバランスが取れた人気モデルを3つ厳選して紹介します。
- ASICS|ハダシウォーカー
- KEEN|WK400
- New Balance|Fresh Foam 880 v6
ASICS|WALKING ハダシウォーカー

「ハダシウォーカー」は、まるで素足で歩いているかのような自然な履き心地を追求した、アシックスのロングセラーモデルです。歩行時の足の動きに連動して屈曲するソールと、着地の衝撃をやわらげる「fuzeGEL」により、快適で安定した歩きをサポート。内側ファスナー付きで脱ぎ履きもしやすく、日常使いにぴったりです。通気性や消臭性にも配慮されており、日々のウォーキングを心地よく支えてくれる一足です。
おすすめポイント
- 屈曲性の高いソールで、素足のような自然な足運びを実現
- かかと部に衝撃を吸収する「fuzeGEL」を搭載
- 内側ファスナーで脱ぎ履きしやすく、使い勝手も◎
- 通気性のあるアッパーと消臭繊維で快適な履き心地
- シンプルなデザインで、日常コーデにもなじみやすい
ブランド | ASICS(アシックス) |
商品名 | WALKING ハダシウォーカー |
重さ | 約290g(26.0cm片足) |
特徴 | 素足感覚・高屈曲・衝撃吸収・消臭設計 |
おすすめポイント | fuzeGELによるクッション性、内ファスナーで脱ぎ履き簡単、歩行サポート設計 |
KEEN|WK400

「WK400」は、革新的なソール構造《KEEN.CURVE》を採用した、次世代型ウォーキングシューズです。足を自然に前へと転がすような独特の歩き心地が特長で、長距離でも快適な歩行をサポートします。アウトソールは不整地から舗装路まであらゆる路面に対応し、高いグリップ力を発揮。抗菌防臭加工や、履きやすさを考えた仕様も魅力です。アウトドアで培われたKEENの技術が詰まった一足です。
おすすめポイント
- KEEN.CURVE構造で、転がるようなスムーズな足運び
- 全方向対応アウトソールで路面を選ばず安定感◎
- 軽量かつ耐久性に優れた圧縮成型EVAミッドソール
- 天然由来の抗菌防臭フットベッドで清潔に保てる
- 履き口が広く開き、着脱しやすい快適設計
ブランド | KEEN(キーン) |
商品名 | WK400 |
重さ | – |
特徴 | 転がるような推進力・高グリップ・快適設計 |
おすすめポイント | KEEN.CURVEによる独特の足運び、防滑・抗菌機能、アウトドア対応の高機能設計 |
New Balance|Fresh Foam 880 v6

「Fresh Foam 880 v6」は、長時間の歩行にも対応する高クッション仕様のウォーキングモデルです。独自のFresh Foamミッドソールが足裏全体を包み込み、着地から蹴り出しまで自然な歩行をサポート。踵のCRカウンターが安定性を高め、アウトソールには高い防滑性と耐久性を備えた「Nグリップ」を採用しています。快適性と環境配慮を両立した新定番モデルです。
おすすめポイント
- Fresh Foamミッドソールが優れたクッション性を発揮
- CRカウンターが歩行時の安定性を高める設計
- 「Nグリップ」アウトソールで高い防滑性と耐久性を実現
- 足裏の動きに沿った自然な体重移動を導く独自構造
- 環境に配慮した素材を使用し、日常使いにもおすすめ
ブランド | New Balance(ニューバランス) |
商品名 | Fresh Foam 880 v6 |
重さ | 約315g(27.5cm 片足) |
特徴 | 高クッション・安定設計・防滑アウトソール |
おすすめポイント | Fresh Foam搭載、Nグリップ採用、快適で自然な歩行サポート |
ランニング・ウォーキングシューズの違いに関するよくある質問

ランニング・ウォーキングシューズの違いに関するよくある質問を紹介します。
スニーカーとの違いは?
見た目は似ていても、ウォーキングシューズとスニーカーにははっきりとした違いがあります。
スニーカーはデザイン性を重視した日常使い向けの靴で、長時間歩くことを想定していません。
一方、ウォーキングシューズは、足への負担を減らす構造や歩行をサポートする工夫が施されています。
疲れにくさを求めるなら、専用シューズを選ぶのが正解です。
ウォーキングシューズは普段使いできる?
ウォーキングシューズは、普段使いにもぴったりです。
長時間歩いても疲れにくい設計なので、通勤や買い物など日常のシーンでも快適に履けます。
シンプルで落ち着いたデザインのものを選べば、服装にも自然となじみます。
歩きやすさと見た目のバランスを両立できる点が、ウォーキングシューズの大きな魅力です。
ランニングシューズで歩くと疲れるの?
ランニングシューズで歩くと、かえって疲れやすくなることがあります。
これは、走る動作に合わせた設計が、歩行時の重心移動に合わないためです。
長く歩くことを前提とするなら、足への負担を軽減できるウォーキング専用シューズを選ぶ方が安心です。
自分に合った一足を見つけて、運動をもっと楽しもう!
運動をもっと楽しむためには、自分に合ったシューズを選ぶことが大切です。
足への負担を軽減し、無理なく続けられる一足があれば、日々のウォーキングやランニングがぐっと快適になりますよ。
用途や履き心地、デザインの好みに合わせて、あなたらしい一足を見つけてみてください。