【不思議な魅力】ポケットアルコールストーブの推しポイント
前提として、"便利さ"という観点ではどうしてもバーナーに軍配が上がります。
ポケットアルコールストーブは火力調整もできなければ、燃焼時間も長くはありません。
しかしながら、その不便さに勝る魅力がポケットアルコールストーブにあるのも事実。実際に筆者が触ってみて感じた推しポイントを共有します。
【推しポイント①】野遊びに連れ出したくなるフォルム&コンパクトさ
ポケットアルコールストーブは片手に収まるサイズ感です。
形状もフラットなのでポケットに入れて持ち運ぶことも可能。
金色の缶ケースを持ち運ぶという行為だけでも少年心がくすぐられませんか?
筆者はポケットアルコールストーブを何度か野遊びに連れ出しています。
そして最近、筆者なりの「野遊び湯沸かしセット」を完成させることができたので、みなさんにもお伝えします。
筆者の「野遊び」とはのんびりとした外遊びのことを指します。ゆるーくお外で過ごすのがマイブームです。
【野遊び湯沸かしセット】
・ポケットアルコールストーブ
・ウインドシールド
・燃料用ミニボトル
・SOTO / サーモスタック
・マッチ
このセットの目的は好きな場所で気軽にお湯を沸かすこと。そのため、シンプルかつコンパクトになる構成にしました。
あえてマッチで点火することが筆者のこだわりでもあります。
ちなみに、サーモスタックのなかにはポケットアルコールストーブやマッチがすっぽりと収まりますよ。
予期せぬシンデレラフィットって、なんだか嬉しくなりますよね。
【推しポイント②】「湯沸かし」がひとつのコンテンツとして楽しめるようになる
ポケットアルコールストーブでお湯を沸かすには時間がかかります。
「時間がかかる=デメリット」として捉えられがちですが、ならばその分ゆったりと過ごせばよいというもの。
筆者はお湯が沸くまでの間、読書をして過ごすようにしています。
ちなみに、小説だと1章読み終えたぐらいにお湯が沸きます(筆者調べ)。本に没入しすぎて火の管理がおそろかにならないようにしてくださいね。
また、ポケットアルコールストーブだと「コポコポ」と静かに沸騰するのが個人的に好みです。
バーナーと異なり、加熱時の音も静かで温度の上昇も緩やか。何をするでもなく、水温が上がっていく様子を見ているだけでも楽しいですよ。
ポケットアルコールストーブを使い始めてから、筆者のなかで湯沸かしが単なる作業ではなく、ひとつのコンテンツとして昇華されたように思います。
何かと忙しすぎる現代だからこそ、あえて時間をかけてみることが大切なのかもしれませんね。
【推しポイント③】フルセットでも2,420円というリーズナブルな価格
ポケットアルコールストーブは「本体のみ」「フルセット」と2種類の販売形態があります。
お値段は本体のみが1,661円、フルセットが2,420円とどちらもリーズナブル。
「値段にあまり差がない分、フルセットの内容は微妙なんじゃないの?」なんて野暮な考えも浮かんできますが、そんなことはありません。
フルセットは本体に加えて、収納袋・ウインドシールド・携帯用ミニボトル30ml×3本がセット内容となります。
ウインドシールドにもBush Craft Inc.のロゴがついています。これは地味に嬉しいポイント。
携帯用ミニボトルは先端がツイストキャップになっているため、出す量を調整しやすいです。
ただ、ミニボトルは燃料の長期保存には不向きなので、使い切らなかった燃料は専用の保存容器に戻すようにしたほうがいいかもしれませんね。
「"本体のみ"と"フルセット"どちらがおすすめ?」と聞かれたら、筆者は間違いなくフルセットをおすすめするでしょう。
2,420円で必要なものが一式揃うのであれば、買わない手はありませんよ。