防水バッグのメリット&デメリット
防水バッグの最大のメリットは、中身を水ぬれから守れることです。突然雨が降ってきても慌てずに済むので、アウトドアシーンだけでなく、普段使いでも活躍します。
さらに、密閉性にも優れているため、ぬらしたくないものを入れたり、ぬれたものを入れて持ち運んだりするのにも便利です。
防水性や密閉性が高い反面、通気性が悪い点には注意が必要です。バッグの内側に水分や汚れが付着したままになっていると雑菌が繁殖しやすいので、使用後はしっかりお手入れしましょう。
防水バッグの選び方
ここでは防水バッグの選び方をご紹介します。
商品選びに迷ったときには「何を重視するか」がポイントです。以下のポイントを基準に、自分にぴったりな防水バッグを選びましょう!
利用シーンで選ぶ
防水バッグは、形状、デザイン、カラーにいたるまで豊富な種類があります。そのため、利用シーンに合うものを選ぶのがポイントです。
以下に、防水バッグの主な種類と特徴、適した利用シーンをまとめました。
種類 | 特徴 | 利用シーン |
ショルダータイプ | 両手を自由に使える、荷物を出し入れしやすい | 登山、フィッシング、サイクリング、ツーリング |
リュックタイプ | 両手を自由に使える、重たい荷物も運びやすい | 登山、フィッシング、サイクリング、通勤、通学 |
トートタイプ | 日常シーンでも使える、多くの物を収納しやすい | キャンプ、通勤、通学、ショッピング |
ボストンタイプ | 荷物をたくさん持ち運べる | キャンプ、フィッシング、ツーリング、旅行 |
ドライバッグ | 防水性能が高い、小分けに便利 | キャンプ、登山、海・川・プールなどの水辺のシーン |
上記を参考に、防水バッグを使う場面をイメージしながら、使用シーンに適した種類を選ぶようにしましょう。
荷物の量で選ぶ
防水バッグは種類によって容量もさまざまなので、中に入れる荷物の量に適した商品を選びましょう。
以下は、バッグの容量と、それぞれに適した持ち物の例です。
容量 | サイズ感 | 持ち物の例 |
10L以下 | ちょっとした外出時に便利なサイズ感 | お財布やスマートフォンなどの貴重品 |
10~20L | 日常的な外出や、ショッピングバッグとしても使えるサイズ感 | 貴重品+多くない荷物(ドリンクボトル・着替えなど) |
20~30L | 通勤通学から、日帰り旅行に適したサイズ感 | デイキャンプや日帰りのアウトドアアクティビティの荷物、通勤や通学の荷物、1泊分の荷物(薄手のもの) |
30~40L | 1~2泊の旅行に対応できるサイズ感 | 1〜2泊程度の旅行の荷物 |
40L以上 | 本格的なアウトドアアクティビティや2泊以上の旅行向きのサイズ感 | 宿泊を伴うアウトドアアクティビティの荷物や、2泊以上分の旅行の荷物 |
荷物の量にもよりますが、日常使いをするなら20L以下のサイズ感がおすすめです。
本格的なアウトドアアクティビティで活用する場合など、たくさんの荷物をいれることが想定されるようであれば、40L以上の大容量サイズを選びましょう。
素材で選ぶ
使われている素材は防水バッグによって異なり、素材ごとに重さや速乾性などに違いがあります。
以下に主な素材とそれぞれの特徴をまとめました。
素材 | 概要 | 特徴 |
ポリエステル | テントやアウトドア向けのリュックなどに使われている素材 | ・軽量で耐久性が高く、速乾性にも優れている ・完全防水ではないため、大雨や長時間の水ぬれには適さない |
ナイロン | レインジャケット、傘などに使われている素材 | ・軽量で耐久性が高く、速乾性、耐摩耗性にも優れている ・完全防水ではないため、大雨や長時間の水ぬれには適さない |
ターポリン | テントやブルーシートなどに使われる素材 | ・防水性、耐久性に優れる ・汚れに強く、お手入れしやすい ・重量が重い傾向がある |
PVC | 長靴、レインジャケット、ビニールシートなどに使われる素材 | ・防水性能が高く、汚れに強い ・通気性が悪く、内部が蒸れやすい。 |
「軽量性を重視したい」「お手入れのしやすさを重視したい」など、重視したいポイントによって選ぶべき素材は変わってきます。上記を参考に、自分に適した素材の防水バッグを見つけてくださいね。
デザインで選ぶ
防水バッグを選ぶときに、デザインやカラーに注目するのもひとつの方法です。自分好みのデザインやカラーのバッグを使えば、気分も上がりますよね。
また、デザインがおしゃれなものは普段使いやタウンユースにも活用しやすく、さまざまなシーンで重宝するでしょう。特に落ち着いたカラーの防水バッグは使用シーンを選ばないため、通勤や通学でも活躍してくれます。
細部のこだわりで選ぶ
防水バッグの種類によっては、細部にまでこだわり、機能性が高められているものもあります。
より使いやすいバッグを求める人は、以下のような工夫がほどこされている商品を選びましょう。
- すき間からの浸水を防ぐ止水ファスナー付き、シームレス(縫い目なし)デザインである
- リュックとしてもトートバッグとしても使えるなど、2〜3通りの使い方ができる
- ポケットや仕切りが多く、荷物を整理しながら収納できる
- 開口部が広く、荷物を出し入れしやすい
- 荷物を圧縮できるエアバルブが装備されている
- 使わないときに折りたたんでコンパクトに持ち運べる
防水バッグのおすすめ人気ランキング10選
ここでは、おすすめの防水バッグをランキング形式で10個ご紹介します。商品選びの参考にしてくださいね。
【1位】ワークマン『イージス防水メッセンジャーバッグ』
ワークマン『イージス防水メッセンジャーバッグ』は、普段使いやタウンユースにも便利な防水仕様のバッグです。
シームレス構造なので、水や汚れがバッグ内に侵入しにくいのが魅力。また、サイドポケットやループなども装備されていて、非常に機能的です。
カラーはブラック、ブルー、パープル、グレーの4色展開で、ブラックはシンプルなデザインのためデイリーユースにも最適ですよ。
【スペック】
- サイズ:約45×30×15cm
- 重量:-
- 容量:約25L
- 素材:本体/ポリエステル100%、本体上部/ナイロン100%
▼ワークマン『イージス防水メッセンジャーバッグ』については、こちらの記事でも紹介しています。
【レビュー】ワークマンの人気商品「イージス防水メッセンジャーバッグ」! アウトドアや普段使いにシーン問わず大活躍
【徹底検証】ワークマン防水リュック耐水性は完全防水? 『イージス防水メッセンジャーバッグ』をレビュー
【2位】DECATHLON(デカトロン)『FORCLAZ(フォルクラ) 登山・ハイキング 軽量 折りたたみ 携帯 バックパック・リュック 防水 TRAVEL 100 - 20L』
耐水圧2,000mmの防水コーティングがほどこされているのが特徴の防水バッグです。
ローリングクロージングシステムの採用により水の侵入をしっかり防いでくれる点や、高い耐摩耗性を誇るのもうれしいポイント。
使用しないときはコンパクトに折りたためる上、軽量設計なので持ち運びに便利です。
【スペック】
- サイズ:展開時/全長 58cm×開口部幅35 cm、収納時/20×15×3cm
- 重量:145g
- 容量:20L
- 素材:ポリエステル100%
▼ひと回り大きい25Lタイプはこちら!
▼DECATHLON『FORCLAZ 登山・ハイキング 軽量 折りたたみ 携帯 バックパック・リュック 防水 TRAVEL 100 - 20L』のレビュー記事はこちら!
【徹底レビュー】フランス発の革命的スポーツメーカー「DECATHLON(デカトロン)」の商品は、本当にコスパが良いか?!防水バッグパックを試してみました〜!
【3位】ワークマン『防水ボストンバッグ』
ワークマン『防水ボストンバッグ』は、1~2泊分の荷物を入れられるボストン型の防水バッグです。
マチがたっぷりあり荷物をたくさん入れられるので、旅行やキャンプなど、たくさんの荷物を持ち運びたいシーンにもうってつけ。シンプルなデザインで、普段の通勤通学に使うのもおすすめです。
ブラック、ネイビー、バーガンディー、グレーのカラーバリエーションから、好みの色を選べます。
【スペック】
- サイズ:約31×44×23 cm
- 重量:-
- 容量:約40L
- 素材:ポリエステル100%(塩化ビニル樹脂コーティング)
【4位】THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)『スーパーライトドライバッグ8L』
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)『スーパーライトドライバッグ8L』は、耐水仕様のドライバッグです。
開口部はロールトップ式で、内部への浸水をしっかり防いでくれます。付属しているバルブから内側の空気を抜けば荷物を圧縮できるため、荷物のパッキングにも役立つアイテム。
容量8Lタイプのほか、5L、13L、18Lなどのサイズもあり、荷物の量にあわせてぴったりなサイズを選べます。
【スペック】
- サイズ:45×1×912cm
- 重量:-
- 容量:8L
- 素材:40Dナイロンリップストップ(ポリウレタンコーティング/TPUラミネーション)
【5位】mont・bell(モンベル)『ドライショルダー L』
mont・bell(モンベル)『ドライショルダー L』は、防水性に優れたショルダーバッグ。容量4.5Lのコンパクトサイズで、日常使いやサブバッグとしての活用に便利です。
開口部に挿入された樹脂製パネルによって、すき間を作らず、浸水を防ぎます。さらに、着脱可能なウエストベルトをショルダーストラップと併用すれば、バッグの不快な揺れを抑えられるのも本品ならではの美点。
ブラック(BK)ダークグリーン(KHGN)の2色展開に加え、よりコンパクトなM(容量3L)、S(容量1.4L)のサイズもラインナップされており、好みや使用シーンにあわせて選べます。
【スペック】
- サイズ:18×32×9cm
- 重量:191g
- 容量:4.5L
- 素材:420デニール・ナイロン[TPUラミネート]
【6位】SEAL LINE(シールライン)『バハドライバッグ』
SEAL LINE(シールライン)『バハドライバッグ』は、1,000デニールの厚手生地を用いて、優れた防水性や耐久性を実現したドライバッグです。
短時間であれば水没にも耐えられることに加え、水に落とした場合は浮く仕様になっているため、荷物を水ぬれからしっかり守りたい人におすすめ。カヌー、SUP、ラフティングといったウォーターアクティビティ、バイクツーリングなど、さまざまなシーンで活躍します。
【スペック】
- サイズ:23×23×40cm
- 重量:410g
- 容量:20L
- 素材:本体/1,000D 19ozポリエステル ビニールコーティング
▼SEAL LINE『バハドライバッグ』はこちらの記事でも紹介しています。
【シールラインの防水バッグ7選】ドライバッグなどアウトドアにおすすめ防水バッグを紹介
【7位】ワークマン『防水デイバッグ』
ワークマン『防水デイバッグ』は、防水性能を備えたカジュアルなリュックです。アウトドアからタウンユース、通勤通学など、さまざまなシーンに使いやすいデザインが魅力。
物の出し入れがしやすい両サイドポケットや、小物の収納に便利な止水ファスナーポケット、ノートパソコンも収納できるスリーブケースも付属し、機能性も抜群です。
見た目以上の収納力を誇るため、マルチに活躍してくれるでしょう。
【スペック】
- サイズ:45×30×10cm
- 重量:約14.5 kg (バッテリー除く)
- 容量:約18L
- 素材:ポリエステル100%
【8位】無印良品『トートにもなる 巾着リュックサック』
無印良品『トートにもなる 巾着リュックサック』は、トートバッグ、リュックサックの2通りで使えるバッグです。用途や使用シーンなどに合わせて、好みの形状で使えます。
アウトドアアクティビティのほか、お稽古ごとやジム用のバッグ、デイリーユースなどにもおすすめです。
撥水性があるのでちょっとした水濡れには耐えられますが、防水性はさほど高くないので、大雨の際や水辺での使用には注意しましょう。
【スペック】
- サイズ:48×37×12cm
- 重量:290g
- 容量:22L
- 素材:ポリエステル100%
【9位】ダイソー『レジャー用防水バッグ(15L、ストラップ付)』
ダイソー『レジャー用防水バッグ(15L、ストラップ付)』は、IPX6相当の生活防水機能があるドライバッグです。
貴重品、飲み物、タオル、着替えなど、濡らしたくないものも、濡れたものも入れられるので、ビーチ、プール、川遊びなどの際に活躍してくれますよ。
税込み550円とかなりのお手頃価格なのも、ダイソー製品ならではの魅力です。
【スペック】
- サイズ:展開時/36×0.5×48cm、折り畳み時/36×1×18.5cm
- 重量:-
- 容量:約15L
- 素材:本体/塩化ビニル樹脂・ポリエステル、バックル/ポリアセタール、肩紐/リプロピレン
▼ダイソー『レジャー用防水バッグ』についてはこちらの記事でも紹介しています。
100均ダイソーの「ドライバッグ(防水袋)」が超便利! 防水バッグのおすすめの使い方もたっぷりご紹介!
【10位】無印良品『たためる 撥水ボストンバッグ』
無印良品『たためる 撥水ボストンバッグ』は、商品名の通り、折りたためるボストンバッグです。
重量は100g程度と軽量である上、折りたたむとコンパクトなサイズになるので、持ち運びにも便利。耐荷重は約20Kgで、重たい荷物も安心して入れられます。
撥水性のバッグなので防水性能は最低限ですが、撥水性があることでお手入れもしやすく、旅行などのシーンで活躍してくれるでしょう。
【スペック】
- サイズ:約34×33×18cm(持ち手長さ56cm)
- 重量:約105g
- 容量:約25L
- 素材:ポリエステル100%
防水バッグの長持ちの秘訣
防水バッグは、使われている素材によっては劣化しやすい点に注意が必要です。
たとえば、表面がベタついて使用が困難になることや、きちんとお手入れしていないと内側にカビが生えたり変色したりといったことが起こります。
防水バッグを長く愛用するためには、使用後の適切なお手入れと管理が大切です。以下のようなポイントに注意して、お手入れと管理をしましょう。
- 使用後は汚れをしっかり取り除く
- 内側までしっかりと乾かしてから保管する
- 直射日光を避け、湿気が少ないところで保管する
手持ちのリュックを防水する方法
防水、あるいは撥水スプレーを使用することで、防水仕様ではない手持ちのバッグも、簡単に防水仕様に早変わりさせられます。
また、より手軽な方法として、レインカバー(ザックカバー/リュックカバー)を装着するのもひとつの手。レインカバーはバッグの上からサッとかぶせるだけでよく、使わないときはコンパクトに折りたたんで持ち運べるのもメリットですよ。
「手持ちのバッグを水ぬれから守りたい!」という場合は、ぜひ防水・撥水スプレーやレインカバーを活用してみてくださいね。
▼おすすめのレインカバーはこちらでチェック!
【登山初心者必見】防水機能でリュックを雨から守る「レインカバー」おすすめ商品5選
防水バッグを活用して、貴重品や大切なギアを水ぬれ・汚れから保護しよう
お財布やスマートフォンなどの貴重品、大切なギアを水ぬれや汚れから守りたいときは、防水バッグの使用がおすすめです。
突然の降雨時もあわてずにすむので、キャンプや登山などのアウトドアシーンはもちろん、通勤、通学、タウンユースなどにも適しています。
また、防水バッグは濡れたものを収納するのにも役立つでしょう。特にドライバッグはコンパクトなサイズ感のものが多く、濡れたり汚れたりした衣服やタオル、水着などを個別で収納でき、アウトドアシーンで非常に便利です。
デザイン、カラー、形状にいたるまで、防水バッグの種類はバラエティ豊かです。本記事を参考に、ぜひお気に入りのモデルを見つけてください。