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マルチグリドルを使って、スパイシーで食べ応えのあるサンドイッチをキャンプで楽しもう!
今回マルチグリドルを使って作るキャンプ飯は、ケバブサンドです。
別名「ドネルケバブ」ともいう、スパイシーな味わいの、トルコをルーツとするサンドイッチです。
日本でも最近は屋台などでよく見られるようになりましたね。
巨大な肉の塊を回しながら焼き、焼けた表面を削り落として、野菜などと一緒に「ピタパン」という中が空洞のパンに挟んでソースをかけて食べるもの…というと、なんだかすごく大変そうですが、今回はこれを完全にキャンプ用にアレンジしました。
キャンプ場での調理はわずか5分で完了します。
ただし、いくつかの下処理を家で行ってからキャンプ場に向かうこと、という手間はいります。それもたいした手間にはならないようにはしたし、味はなかなかの本格派です。
炭起こしなども不要なので、雨天時のメニューにかなり良いはずです。
是非参考にしてみてください!
ケバブサンドの食材と必要な道具
ここからは、マルチグリドルを使ってケバブサンドを作るための食材と、必要な道具をご説明します。
ケバブサンドの食材(2~3人前)
- 牛こま切れ肉 …150g
- トマト …1/4個
- サラダ用カット野菜 …100g
- ピタパン …2枚
【A】肉の下味用
- ヨーグルト …大さじ1/2
- 塩 …小さじ1/2
- チューブにんにく …小さじ1/2
- クミン(パウダー)…小さじ1
- オレガノ …小さじ1/4
- チリーペッパー(パウダー) …少々
- ブラックペッパー(パウダー) …少々
※スパイス類はお好みで調整
【B】ソース用
- トマトケチャップ …大さじ1
- マヨネーズ …大さじ1
- ヨーグルト …大さじ1
- 塩 …小さじ1/4
- クミン(パウダー) …小さじ1
- チューブにんにく …小さじ1/4
- チリーペッパー(パウダー) …少々
※スパイス類はお好みで調整
肉は厳密には羊が正しいようですが、実はケバブサンドの大衆化はドイツで進んだため、今となっては肉に何を使うかということにもさほど縛りはなくなっているようです。
牛肉がなければ、豚や鶏肉でもOKです。
ピタパンはスーパーをいくつか回ったところ、どこでもチルドピザのコーナーに置いてありました。そこまで入手が難しいものではありません。
サラダ用カット野菜は、なるべく紫タマネギが含まれている、キャベツやレタスが多いものが良いです。
できるだけ細かく切られている、できれば千切りのものがベストです。
食材は一見多いようですが、最終的にはかなり圧縮できます。
ケバブサンドの調理に必要な道具
- 熱源(カセットコンロで十分)
- マルチグリドル(フライパンでも問題なし)
- ソース用の容器(100均のものなど)
- ジッパー付きポリ袋(ジップロックなど)
- トング
どうしてもいるのはソース用の容器とジッパー付きポリ袋ぐらいで、あとは代わりに使えるものを使ってください。
ソース用の容器はこんな感じのものが使いやすいですが、適当に100均を回ってみたら、それらしいものがあると思います。
マルチグリドルは洗浄等の手間から最適だとは思いますが、実際フライパンでも問題ありません。ただし、ピタパンが納まるサイズ(直径18cm程度)のものにしましょう。
ケバブサンドの作り方
準備ができたら、ケバブサンドを作って行きましょう。
過程の大部分は下ごしらえです。
家で前日にでも済ませておけばよい感じですよ。
下ごしらえ
1)牛こま切れ肉をジップロックに入れ、【A】の材料もすべて投入します。
牛こま切れ肉は千切れやすいので特にカットは不要ですが、豚肉や鶏肉の場合は細かく切っておくようにします。
2)肉と調味料を入れたジップロックをよく揉みます。まんべんなく調味料が行きわたったら、しっかりチャックを閉めて冷蔵庫に入れておきましょう。
キャンプの時はクーラーボックスに入れて運ぶようにします。
3)続いてソースを作ります。【B】の材料をよく混ぜるだけです。混ぜ終えたソースは容器に入れて同じく冷蔵庫に。
これで下準備は完了です。
野菜もカット野菜を使うので、大量にあった材料はここまで圧縮できました。
これらをクーラーボックスにしまったら、なんかもう、だいたい完成って感じがしますよね。
キャンプ場での調理
キャンプ場での調理行程はいくつもありません。
1)まず、トマトを薄く小さく切り、カット野菜と混ぜるようにしておきます。
ナイフを使うのはなんとここだけです。
6)マルチグリドルでピタパンを焼きます。
ほとんどの市販品のピタパンは、焼くというより温めるだけで食べられるようです。
火が通ったピタパンは二つに割っておきます。
7)マルチグリドルで牛肉を焼きます。完全に火が通ったら、最後にピタパンに肉と野菜を混ぜながら挟み、具にソースをかければ完成です。
紙に包むか、手を良く消毒してから頂きましょう!
ピタパンに挟める量はかなり少ないです。最初に野菜を入れ過ぎるとピタパンが破れるので注意。
雨のキャンプにケバブサンドがおすすめな理由
今回使用した画像は、昨夏、夕方~夜半ずっと雨だったファミリーキャンプで作っていたケバブサンドです。
雨なのはわかっていたので、テント内で短時間の調理で済むものを…と考えた結果がケバブサンドだったわけです。
テント内でもカセットコンロなどは使えますが、長時間の調理だと一酸化炭素中毒などが怖いのです。
その点ケバブサンドなら5分かからない加熱時間で済みます。
さらに、ケバブサンドは手で食べるので洗い物もあまり出ませんし、切ったりの手間も小さく、ゴミもあまり出ません。
面倒な料理のようで、実は非常にキャンプ向きだと思いました。
※テント内での火器の使用は、一酸化炭素中毒による事故や火災の危険もあることから禁止されていることが多いです。使用したい場合は、お使いのテントメーカーの取扱説明書をよく読み、換気等を行いながら正しく使用してください。
なお、この時はピタパンがかなり余ってしまったので、翌朝、ベーコンエッグを挟んでケチャップをかけて食べましたが、これも美味しかったですね。
マルチグリドルで簡単ケバブ!雨のキャンプにもぴったりな時短レシピをお試しあれ
ピタパンはあまり日本人には馴染みがないのですが、形状的に使いやすく、かなりキャンプに活用できる気がします。
ケバブサンドは、まだまだキャンプ飯って奥が深いんだな、と思い知らされたメニューだったりします。
そういう料理がまだ世の中たくさんありそうなので、頑張って発掘してみようと思います!
▼マルチグリドルを使ったレシピはこちらでも紹介しています!