マルチグリドルの簡単レシピ8選!キャンプ飯におすすめの料理を紹介

キャンプ飯

2026.01.08 更新

マルチグリドルの簡単レシピ8選!キャンプ飯におすすめの料理を紹介

くにぱぐ@燻製&ラーメンキャンパー

くにぱぐ@燻製&ラーメンキャンパー

こんにちは。くにぱぐ(パギー)です。今回はSNSなどで話題のクッカー「マルチグリドル」の活用記事です。「万能クッカー」とも謳われるマルチグリドルですが、実際使ってみて、便利な点、意外とそうでもない点の両方があると感じましたが、使っていくほどハマってしまう面白いクッカーです。簡単レシピを8品ご紹介しますよ!

マルチグリドルとは

筆者撮影

まず、マルチグリドルとは何か、という点について簡単にまとめてみます。

元々マルチグリドルは、韓国で焼肉系の料理をする際に使用されていた鍋を起源としたクッカーです。

日本では最初に「鉄板マルチグリドル」の名称でJHQというメーカーが発売しましたが、いわば「マルチグリドル」は「フライパン」や「ダッチオーブン」のような一般名称であることもあって、今では多数のメーカーから発売されています。

私はGRANDOOR製のを購入しました。木製ハンドルとバッグがセットになっていて、アウトドアには最適なマルチグリドルだと思います。

マルチグリドルの特徴としては、以下のような感じです。

  • 直径が30㎝程度と、一般的なフライパンよりも大きさがある。
  • 特殊フッ素樹脂コーティングでほとんど焦げ付かない。洗浄も簡単。
  • アルミ製で軽量。かつ熱伝導に優れている。
  • 深さが2cm程度あり、液体を相当量貯められる。

鉄板のような鍋のような、一風変わった見た目なので、「使いこなせないのではないか?」と尻込みしてしまう人もいるかもしれませんね。

しかし、実際使ってみると、「他のクッカーなら大変だけど、マルチグリドルなら簡単だな」と思える場面が非常に多いと感じました。実に良い意味で「すぼらなクッカー」なのです。

例えば、朝食。

筆者撮影

まずベーコンを焼き、その際に出た脂で目玉焼きを焼く、というベーコンエッグに加え、同時にトーストもマルチグリドルの空いたスペースで焼けてしまいます。

しかも調理を終えた後、そのまま食器として使っても違和感がないのも便利。まさにキャンプ飯に最適なずぼらクッカーです。

また、かなり驚いたのは餃子です。

筆者撮影

こちら市販の冷凍餃子なのですが、凍ったまま並べて火をつけ、水を注いでフタをして蒸し焼き、最後にフタを取って水分を飛ばしただけ。

それだけで完璧にもっちり、底面はカリッとした餃子に焼きあがりました。しかも焦げ付き・こびりつき、いずれも一切ありませんでした。

普通のフライパンですと、油がいるのはもちろんのこと、最初にフライパンを加熱しておいたり、熱湯を注いだり…と、細かく気を遣わないとこびりついてしまいますから、こんな適当でよいのか、とびっくりしました。ここまで餃子向きの調理器具はないのではないか、と思います。

その他、家庭でサムギョプサル(豚焼肉)を作ることも。

筆者撮影

惣菜のメンチカツを温めてみたりもしています。

筆者撮影

おひとり様で、もんじゃ焼きパーティをやることもあります。(これは別の記事で紹介しています)。

筆者撮影

その使い勝手の良さに笑いが止まらない状態です。

マルチグリドルは面倒な、難しい料理を考案するための道具ではなく、このぐらいの適当な使い方でも十分元の取れるクッカーです。

とりあえず買ってみて上記のあたりを試してみるのも、まずは良いと思います。

ちなみに、餃子などフタが必須のメニューを作る場合、フライパンの蓋を代用してもいいですが、百均あたりで買えるシリコン製のフタが軽くて便利ですよ。

筆者撮影

マルチグリドルの簡単キャンプ飯8選

ここからは、マルチグリドルを使ったメニューをいくつか紹介します。

いずれも私が在宅勤務の合間に作ってみたメニューですので、サッと簡単に作れるものばかりです。

【1】煉獄の卵

筆者撮影

聞いたこともあるようなメニュー名ですが、実はイタリアンレストラン「サイゼリヤ」の人気料理ですね。長時間の煮込みではなく、さっと煮込めばいいので、マルチグリドルでも美味しく作れます。

【材料(1人前)】

  • トマト缶 …1缶
  • ウインナー …4~5本
  • 刻みベーコン …大さじ2ぐらい
  • 刻みニンニク …大さじ1
  • フライドオニオン(タマネギでも可) …大さじ1
  • 卵 …2~3個
  • 黒瀬スパイス(無ければ塩胡椒) …適量

【作り方】

筆者撮影

(1)ウインナー、刻みベーコン、刻みニンニク(桃屋のが便利です)、フライドオニオンを中~強火で炒めます。フライドオニオンは刻みタマネギでも代用できます。

筆者撮影

(2)十分に火が通ったら、トマト缶を流し入れ、黒瀬スパイス(他のアウトドアスパイスでも可。なければ塩胡椒)で味付けします。かき混ぜつつ、沸騰するまで煮込みます。

筆者撮影

(3)沸騰したら弱火にし、卵を割ってダイレクトに落とします。そうしたらもういじらず、フタをして10分程度、白身が固まるまで煮込めば完成です。

【2】ペッパーランチ

筆者撮影

これも「ペッパーランチ」とそのままの店名で有名なお店の料理ですね。ポイントはご飯はパックご飯が使えるということ。一人前をサッと作ってそのまま食べられるのは楽しいです。

マルチグリドルの真骨頂みたいなメニューだと思います。

【材料(1人前)】

  • パックご飯 …150g
  • 牛肉ないし豚肉(小間切り) …200g
  • 焼肉のたれ …大さじ2
  • コーン …大さじ2
  • フライドオニオン(無くても可) …大さじ1
  • バター …10g
  • 黒胡椒 …お好みで
  • 刻みネギ …大さじ2
  • ドライパセリ …お好みで

【作り方】

筆者撮影

(1)パックご飯を開封したらそのまま火をつけていないマルチグリドルの中央に置き、周囲に肉を敷き詰めます。

筆者撮影

(2)ネギ、コーン、フライドオニオン(無くても可)を乗せたら、黒胡椒を振ります。お好みですが、たっぷりかけましょう。さらにこの上にバターとパセリを乗せたら、お店で「ペッパーランチ」として出てくるだいたいの状態になります。

筆者撮影

(3)強火にかけ、混ぜながら炒めます。味付けは焼肉のたれが簡単です。混ぜながらかけましょう。肉に完全に火が通る頃にはご飯もバラバラになり、十分食べられる状態になります。これで完成。

【3】キーマカレー

筆者撮影

ここまでの2品と違い、一応完全オリジナルです。トマトジュースを使うのですが、マルチグリドルは煮詰まるのが早いので、あっという間にできてしまいます。

ただし、ご飯は別に炊いてください(ペッパーランチと異なり、パックご飯を炒める工程がないためです)。

【材料(1人前)】

  • 炊いたご飯 …茶碗1~2杯
  • 牛挽肉(もしくは合挽肉) …150g
  • トマトジュース …200ml
  • 刻みニンニク …大さじ1
  • フライドオニオン(タマネギでも可) …大さじ1
  • ブイヨン …1個
  • 黒瀬スパイス(無ければ塩胡椒) …適量
  • カレー粉 …大さじ1~3
  • ゆで卵 …1個
  • ドライパセリ …お好みで

※チリペッパー、クミン、コリアンダー、ガラムマサラなどのスパイスもお好みで追加してOK

【作り方】

筆者撮影

(1)マルチグリドルに、刻みニンニク(桃屋のが便利です)、フライドオニオン(無ければタマネギ)、挽肉、ブイヨンを入れ、中火で炒めます。

筆者撮影

(2)火が十分に通ったら、トマトジュースとカレー粉、黒瀬スパイス(他のアウトドアスパイスでも可。なければ塩胡椒)で味付けします。カレー粉は入れるほど辛味が増すので、お好みで調整しつつ、煮詰めていきます。

お好みですが、各種スパイスをここで足しても面白いと思います。

筆者撮影

(3)完全に汁気が無くなったら火を止めます。この段階でもカレー粉は混ぜれば馴染みますので、味見して足りなければ足しましょう。ご飯を横に盛り、ゆで卵を乗せ、ドライパセリを振りかければ完成です。

【4】レモンライス

筆者撮影

ちょっとマニアックな料理もご紹介です。レモンライスは南インドの米食文化がベースの料理で、日本でいう「梅茶漬け」的な、さっぱりとした味わいが特徴の炒めご飯です。

少しお高めの本格的なレトルトカレー(スリランカカレーがおすすめ)とも相性が良く、高級感あるランチになりますよ。

【材料(1人前)】

  • お米(できればバスマティライス) …150g(1合)
  • レモン果汁 …大さじ2
  • ターメリック …小さじ1
  • マスタードシード …小さじ1
  • クミン …小さじ½
  • 輪切りトウガラシ …少々
  • 黒瀬スパイス(無ければ塩胡椒) …少々
  • サラダ油 …大さじ1

【作り方】

筆者撮影

(1)お米は1合程度を普通に炊いておきます。

バスマティライスの場合、水の量は日本のお米と同量で美味しく炊けますが、30分以上の吸水は必須です。また、お米が壊れてしまうので、研がずに洗うだけにしましょう。

筆者撮影

(2)マルチグリドルにサラダ油を敷き、ターメリック、マスタードシード、クミンを軽く熱したら、炊きあがったご飯と一緒に中火で炒めます。

筆者撮影

(3)続けて、レモン果汁、黒瀬スパイス(他のアウトドアスパイスでも可。無ければ塩胡椒)、輪切りトウガラシを入れてさらに炒め、ご飯が完全に黄色くなるまで混ざったら完成です。

お好みのレトルトカレーを合わせて食べると美味しいのですが、レトルトカレーも湯せんはいらず、開封したものをマルチグリドルで加熱できます。すぐに熱々になりますよ。

【5】トード・イン・ザ・ホール

筆者撮影

トード・イン・ザ・ホールはイギリスの料理で、簡単に言うと「ソーセージのグラタン」です。シンプルで手軽に作れるレシピでありながら、大人から子どもまで美味しく食べられるのが魅力。写真ではスキレットで作っていますが、マルチグリドルでも作れます。

【材料(2~3人前)】

  • ホワイトソース …1缶(または1袋)
  • ソーセージ …長めのものを5~6本
  • 卵 …2個
  • バター …10g
  • ピザ用チーズ …50g
  • 黒瀬スパイス(別のアウトドアスパイスでも塩胡椒でもOK) …少々

【作り方】

筆者撮影

(1)マルチグリドルにバターを乗せ、全体にまんべんなく塗っていきます。冬キャンプなど、気温が低くて溶けづらい場合は、マルチグリドルを少し熱するとスムーズに塗れます。また、全体に濡れていれば、バターが完全に溶け切らなくてもOKです。

筆者撮影

(2)マルチグリドルにホワイトソースを広げます。

筆者撮影

(3)卵を割り入れ、ホワイトソースと混ぜ合わせます。黒瀬スパイスで味を整えつつ、卵とホワイトソースが馴染むまでしっかり混ぜましょう。

筆者撮影

(4)ソーセージを乗せます。完全に沈めるよりも、ソーセージの姿が少し見えているくらいのほうが美味しそうに仕上がります。ちなみに、この見た目が「カエルが穴から覗いているように見える」ということから『トード・イン・ザ・ホール』という名前になったという説があります。

筆者撮影

(5)ピザ用チーズと黒瀬スパイスをかけます。本来の『トード・イン・ザ・ホール』はチーズを乗せないようなのですが、あったほうが絶対に美味しいのでたっぷり乗せましょう。(コンロで調理する場合はピザ用チーズは火にかけた後に乗せたほうがきれいに仕上がります)

筆者撮影

(6)250度以上に予熱したオーブンに入れ、約20分くらい焼いていきます。ホワイトソースが少し膨らみ、ピザ用チーズが溶けたら完成です。コンロ調理の場合は、蓋をした状態で10~15分煮込み、仕上げにピザ用チーズをかけてバーナーで炙れば完成です。

筆者撮影

【6】チーズタッカルビ

ライター撮影

手間がかかるイメージの『チーズタッカルビ』ですが、市販のタッカルビソースを使えば簡単に作れます。ピリ辛のタレで煮込んだ食材をトロトロのチーズに絡めて食べると、ご飯もお酒も進みます。マルチグリドルの形状や、「お皿にもなる」という利点をフル活かした料理と言えるでしょう。

【材料(2~3人前】

ライター撮影
  • さつまいも …中サイズ1/2本
  • 鶏もも肉 …1枚
  • キャベツ …1/8玉
  • ピザ用チーズ …150g(お好みでOK)
  • タッカルビソース …1パック

いろいろなメーカーからタッカルビソースが販売されていますが、今回のレシピでは業務スーパーのものを使用していきます。

【作り方】

(1)さつまいもは半月切り、キャベツと鶏肉は一口サイズに切ります。

ライター撮影

(2)油を敷いたマルチグリドルに、さつまいも・キャベツ・鶏肉を入れます。

ライター撮影

(3)タッカルビソースを入れて、食材に馴染むようにしっかりと混ぜ合わせます。

ライター撮影

(4)蓋をして弱火で煮込んでいきます。焦げ付きやすいので、こまめに蓋をあけて混ぜてください。(5分間隔くらいで混ぜるのがおすすめ)

ライター撮影

(5)30分ほど煮込んだら、食材を左右に分け、真ん中にチーズを入れます。再度蓋をして、チーズが溶けるまで弱火で5分ほど煮込めば完成です。

ライター撮影

【7】キャラメルポップコーン

Snapmart

おやつにぴったりなポップコーンも、マルチグリドルと蓋さえあれば簡単に作れます。ポップコーンにはいろいろなアレンジレシピがありますが、今回は王道の『キャラメルポップコーン』のレシピをご紹介します。

【材料(2~3人前)】

ライター撮影
  • 乾燥とうもろこし …50g
  • バター …10g
  • 砂糖 …100g
  • 水 …大さじ1

【作り方】

(1)マルチグリドルにバターと乾燥とうもろこしを乗せ、コーンが少し白っぽくなるまで熱します。

(2)蓋をして、ポップコーンが弾ける音がし始めたら弱火にして、マルチグリドルを軽く揺らし続けます。

(3)弾ける音が弱まったら火から下ろし、落ち着くまで5分ほど置きます。

(4)完成したポップコーンをボウルやお皿などに移し、マルチグリドルに砂糖と水を入れ、茶色くなるまで中火で煮詰めます。

(5)火を止めたらポップコーンを入れ、キャラメルソースを全体に絡めます。クッキングシートを敷いたバットやお皿に広げ、キャラメルソースが固まれば完成です。

【8】ガリバタフレンチトースト

ライター撮影

その名のとおり、フレンチトーストにガーリックバターソースをあわせたレシピです。甘じょっぱい味わいは、軽食としても、おやつやおつまみとしても最適。一度食べたらクセになる美味しさです。

【材料(1人前)】

  • フランスパン …1/2本
  • 卵 …1個
  • 牛乳 …150ml
  • 塩 …少々
  • おろしにんにく …小さじ2
  • バター …20g程度

【作り方】

ライター撮影(今回はバターの代わりに『かける本バター』を使用)

(1)溶かしたバター10g程度・卵・牛乳・塩をシェラカップに入れ、よく混ぜ合わせます。

ライター撮影

(2)3cm厚にカットしたフランスパンと、(1)の液をジップロックに入れ、パンが液を吸収するまで15分ほど置きます。

ライター撮影

(3)マルチグリドルに残りのバター・おろしにんにくを載せて軽く混ぜ合わせます。そのうえに(2)のパンを並べ、火にかけます。

ライター撮影

(4)パンの両面がこんがりするまで焼いたら完成です。バター好きの人は、追いバターをするのもおすすめですよ。

本当に万能? マルチグリドルに適していないレシピも

筆者撮影

マルチグリドルは「万能」と言われることも多いクッカーで、これまで紹介したように、実際かなり幅広く使えます。

しかし、いろいろと使ってみた結果、「苦手」というか「わざわざマルチグリドルを使って作らなくてもいいかなあ」と思うものもありました。

私が「マルチグリドルは苦手かな?」と感じたことを箇条書きでまとめてみます。

  • 長時間の煮込み(浅いため、広範囲で蒸発してしまう)
  • 分厚いステーキを焼く(金属に厚みがなく、温度にムラもあるため)
  • 揚げ物(全体が揚げ油に浸からず、揚げ焼きになってしまう)
  • オムレツなど、端に寄せて固める調理(そもそも端がない)

画像はレシピ用に考えてみた、スパゲッティ・ウィズ・ミートボールですが、こちら、本来は鍋で30分程度は煮込む料理です。

マルチグリドルだとどうしてもそこまでの煮込みができず、トマト缶の酸味が立った、かなりとげとげしい味でボツになってしまいました…。

揚げ物なども「できる」としているメーカーの説明も多いのですが、わざわざマルチグリドルを使わなくてもいいのではと思います。

それと、フチのないマルチグリドルは、「端っこに寄せる」ことができないので、細かいものはまとめにくい傾向にあります。

オムレツもそうですし、実は炒飯なども結構米がこぼれます。この辺りは意識しておくといいでしょう。

一方でマルチグリドルは、「サッと炒める」「サッと煮る」のような料理には非常に適しています。どうせ使うのであれば、その辺りの料理がおすすめです。

また、カセットコンロでマルチグリドルを使用する場合、鉄板の部分がコンロのガス缶にかからないようにしましょう(写真参照)。ガス缶が高温になり、爆発する恐れがあります。

筆者撮影

(鉄板がガス缶の上にかからないように注意する)

また、コーティングが傷つく危険があるので、焚火での使用も避けるのが無難です。

敷居は低く、奥が深いマルチグリドル とにかくなんでも試してみましょう!

筆者撮影

SNSを見ていると「何に使っていいかわからない」という声もよく見かけるマルチグリドル。私もしばらく様子見…だったのですが、実際手に取ってみると、本当に便利で使いやすい調理器具だと感心しました。

いかにも韓国料理らしい、いい意味で割り切ったクッカーなので、様々な料理に当てはめて行き、良かったら使えばいいや、という感じで試しています。

今回紹介の4品は、その中でも特にいい感じにハマった料理です。

皆さんもこちらをヒントに、面白いアイデアキャンプメシを実践してみてください!

▼マルチグリドルには深型も!詳しくはこちらの記事をチェック

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