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DDタープについて簡単におさらい!ステルス張りのメリットもあわせて解説
DDタープは『DD Hammocks』から発売されているタープの総称。サイズ・カラーともにバリエーションが豊富で、自分のキャンプスタイルに合わせて選べるのがメリットです。
DDタープは軽量で持ち運びやすく、耐水圧は3000mmと高水準。たくさんのループが付いており、さまざまなアレンジを楽しめるのもメリットです。
数ある張り方の中から、今回はDDタープを使った『ステルス張り』をご紹介します。
ステルス張りは密閉度が高く、タープ内を暖かく保ちやすい張り方。風に強いほか、プライベートな空間を確保しやすいのもメリットです。
カッコ良い見た目とは裏腹に、比較的簡単に設営できるのも嬉しいポイント。初心者でも気軽にチャレンジできる張り方ですよ!
DDタープでのステルス張りに必要な道具をチェック!筆者が実際に使用したアイテムもご紹介
まずは、ステルス張りに必要な道具をチェックしていきましょう!
ステルス張りに必要な道具
- DDタープ
- ペグ7本
- ポール1本
- ロープ3本
- ポールの先端を覆えるもの(今回はタオルを使用)
- カラビナ2個(入り口をクローズする場合は必要)
今回使用したのは、3.5×3.5mのDDタープ。カラーはオリーブグリーン・コヨーテブラウン・フォレストグリーンの3種類がラインナップされており、筆者はコヨーテブラウンをチョイスしました。
ソロキャンプには3×3、または3.5×3.5のDDタープがピッタリ。広めの空間が好みの人や、デュオキャンプで使いたい人には4×4がおすすめです!
ステルス張りに必要なペグは7本。付属のペグは4本のみなので、自身で用意する必要があります。筆者が使用したのは、フィールドアの『チタンペグ 30cm』です。
✅【打ちやすい大きなヘッド】 フックがヘッドの先端の位置にきており、ヘッド部分の面積が大きいのでハンマーがしっかり当たり、力が伝わりやすい構造になっています。 ✅【ペグを通して簡単に引き抜ける】 ヘッドの穴にペグを通すことができるので、しっかり地面に刺したペグも簡単に引き抜くことができます。
✅【1本あたりわずか68g】 こちらのペグは1本あたりわずか68g。単に軽いだけならアルミペグでもいいのですが...
ステルス張りに必要なポールの長さは、3.5×3.5mのDDタープを使う場合は135~140cm。今回は、フィールドアの『伸縮式カーボンテントポール 180』を使用しました。
✅【長さ約43~180cmに対応 細かな高さ調節ができる】 当ポールはスライド式の6継無段階調節式を採用。高さは43~180cmの間で設定できます。また収納時もコンパクトに収まるので持ち運びラクラク!
✅【最大直径23mmのカーボン製 軽量・コンパクトで持ち運び◎】 カーボン製の為、軽量ながら強度もあります。コンパクト収納でき、持ち運びもしやすいです。ソロキャンプやテント泊登山に...
接続式のポールでももちろんOKですが、伸縮式のポールは細かい調節ができるのでおすすめですよ。
ロープはDDタープに付属していたものを使用しました。なお、ロープは4本付属し、すべてにプラスチック製の自在が付いています。
ステルス張りではポールの先端を生地に直接当てるため、穴が開かないように保護するアイテムが必要です。
今回はタオルで代用しましたが、ロゴスの『ポールエンドロック』など、先端を覆えるものを用意してくださいね。
対応ポール先端径:(約)6.5~7.0mm
主素材:特殊配合ラバー
使用可能なポール先端径:6.5~7.0mmポールの抜け落ち防止。
タープが風にあおられても張り網やハトメがピンから抜けにくくなります。
シート防水面の保護。
雨天の際、ポールの先に付けてタープを持ち上げると、雨水がタープ上に溜まりにくくなります。
▼DDタープが登場する番組ロケの様子はこちら!
図&写真で張り方を徹底解説!DDタープでステルス張りにチャレンジしてみよう
ここからは、DDタープを使ったステルス張りの設営方法を解説していきます。手順はやや多いように感じますが、特別難しい手順は無く、初心者でも比較的簡単に設営できますよ!
手順【1】DDタープを広げる
まずはDDタープを広げます。DDタープの中央にあるループが、正面から見て縦に並ぶように広げましょう。
手順【2】後面&側面の合計4ヶ所にペグを打つ
続いて、図で示したA・B・C・Dの4ヶ所にペグを打ちます。
ペグを打つ際には、後方のループは外側に、側面のループは前方に45°傾けて打つのがポイント。
傾ける理由については後述しますね。
手順【3】前方のセッティング
E・Fのループに、ペグの半分が埋まる程度まで打ち込みます。
仮止めができたらE・Fのループを外し、GのループをEのペグに、HのループをFのペグにかけ直し、ペグを最後まで打ち込みます
手順【4】ポールで立ち上げる
続いてIの位置にポールを立てます。ポールの先端でタープに穴を開けてしまわないよう、タオルやポールエンドロックなどで保護します。
この際、ある程度の長さにポールを伸ばしておき、タープの中でさらに伸ばして調節するとスムーズですよ!
今回の設営では、ポールの長さは約135.5cmでした。
手順【5】前方に張り綱をセッティング
続いてJのループにロープを結び、タープから1.5mほど離れた位置(J’)にペグダウン。ペグの位置は、タープの中心の延長線上にセットしてくださいね。
ロープはもやい結びでループに取り付けましょう。
▼もやい結びの方法はこちらの記事をチェック!
手順【6】入り口の両サイドのループを固定
Eのループにロープを結び、Cに打ちこんだペグに引っかけます。ロープを結ぶ際にカラビナを利用すると、入り口をクローズする際に楽ですよ(クローズの方法は後述します)。
同様の方法で、FのループからDのペグにロープを渡します。
手順【7】後方の生地を折り込む
最後に、Kの生地を内側に折り込めば完成です。内側に折り込んだ生地は、小物置き場として重宝しますよ。
なお、手順【2】で斜めにしたループは、完成時にはまっすぐな状態に近づいています。
ポールで立ち上げる際に生地全体が前方へ引っ張られるるため、ループがまっすぐだと生地がよじれてしまいます。キレイにステルス張りを完成させるために、ぜひ意識してみてくださいね!
DDタープでのステルス張りが完成! 3.5×3.5の居住空間を詳しくレビュー
ステルス張りの内側は、上の写真の通り。3.5×3.5mのDDタープであれば、奥にマットやコットなどの寝床を、手前に椅子やテーブルなどをセッティングするとスペースを有効活用できます。
身長176cmの筆者がマットに横になっても、十分な広さです。
天井は低めで、高さ40cm椅子に座ると、場所によってはやや窮屈に感じました。
地べたスタイルであれば、タープ内でも比較的快適に過ごせますよ。
3.5×3.5mのDDタープの場合、出入り口の高さは約85cm。出入りの際にはかがむ必要があります。
タープの内側から外を眺めた様子は、以下の写真の通り。開放的な雰囲気を味わうというより、プライベートな空間をひっそりと楽しむのにおすすめの張り方です。
DDタープでのステルス張りをアレンジ!入り口のクローズ方法を要チェック
「就寝時には入り口をクローズしたい…!」という人のために、ステルス張りのクローズ方法についてもご紹介します。
クローズする際には、E・Fのロープを外します。続いてJのロープをペグから外し、CまたはDのペグに引っかけます。
最後にE・Fのカラビナをつなげればクローズの完成です。
出入りする際にはカラビナを外します。出入り口の高さは約40cmと、通常の張り方よりも低くなりますが、タープ内はプライベート感が増すのでゆっくりと過ごせますよ。
DDタープでステルス張りをする際の注意点!ペグやロープは自身で用意するのがおすすめ
ここからは、実際にDDタープでのステルス張りを行って感じた注意点を解説します。特に、これからDDタープや必要なアイテムを購入する人は要チェックですよ!
30cm程度のペグを別途用意する必要あり
先述の通り、DDタープにはペグが4本しか付属しません。また、ペグの長さは約20cmと短く、地面のやわらかさや天候によっては抜けてしまう恐れも考えられます。
強度の高いステルス張りを行う場合、長さ30cm程度のペグがおすすめ。30cmであれば、そのほかの張り方でも強度高く設営できますよ。
▼今回使用したペグはこちら!
✅【打ちやすい大きなヘッド】 フックがヘッドの先端の位置にきており、ヘッド部分の面積が大きいのでハンマーがしっかり当たり、力が伝わりやすい構造になっています。 ✅【ペグを通して簡単に引き抜ける】 ヘッドの穴にペグを通すことができるので、しっかり地面に刺したペグも簡単に引き抜くことができます。
✅【1本あたりわずか68g】 こちらのペグは1本あたりわずか68g。単に軽いだけならアルミペグでもいいのですが...
付属のロープは強度が不安
DDタープに付属するロープは細くてやわらかいため、強度にやや不安が残ります。穏やかな天候であれば問題ありませんが、風が強い日には太めのガイロープを使用するのがおすすめです。
また、付属のロープの長さは約2m。3.5×3.5のDDタープであれば問題なく設営できますが、4×4の場合は長さが足りない恐れもあります。
筆者が普段ステルス張りを行う際には、ダイソーのガイロープを使用しています。直径4mm×3mと比較的使いやすいサイズですよ。
真夏には不向き
ステルス張りは密閉度が高くタープ内を暖かく保てる一方で、真夏には暑い空気がこもってしまうため不向きです。
暑い季節には『ダイヤモンド張り』など、開放感のある張り方がおすすめ。DDタープはさまざまな張り方ができるため、季節に合わせてアレンジするのも楽しみのひとつですよ。
▼ダイヤモンド張りの方法はこちらの記事をチェック!
▼初心者の方には『Cフライ張り』もおすすめ!
ステルス張りはソロキャンプ&タープ泊におすすめ!DDタープでさまざまな張り方を楽しもう
今回は、DDタープを使ったステルス張りの設営方法を解説しました。
ステルス張りは難易度があまり高くない張り方なので、タープ初心者にもおすすめ。プライベート感を保ちやすいため、ソロキャンプやタープ泊にピッタリです。
また、さまざまなアレンジを楽しめるのもDDタープの醍醐味。今回の記事を参考に、ぜひDDタープを使ったキャンプを楽しんでくださいね。
▼DDタープも登場するおすすめキャンプギア特集はこちら!