レインウェア素材INAREM(イナレム)をアウターテントに用いたら、キャンプのアレが劇的に変化!?
今回ご紹介するトンネル型テント「イナレムギアシェルター1(インナーテント2人用)」は、ワークマンのレインウェアの中でも高い耐水圧と優れた透湿性を誇る、非常に蒸れにくい素材のINAREM(イナレム)をアウターテントに採用しています。
基本的スペックは下記の通り。耐水圧:10,000mm・透湿度:10,000g/㎡/24hという今までに見たことのない仕様のテントです。優秀なINAREM(イナレム)をたっぷり使ったテントなので、やはり高価になるのかな? と思いきや、そこはワークマン。38,000円(税込み)とお手頃な価格設定となっています。
アウターテント | 長さ約360×幅約264×高さ約193cm |
アウターテント素材 | ポリエステル100% |
インナーテント | 長さ約210×幅約242×高さ約175cm |
インナーテント素材 | ポリエステル100% |
収納時 | 長さ約65×幅約26×高さ約26cm |
重量 | 約15.3kg |
ロープ | 12本 |
ペグ | 36本 |
メインポール | 4本 |
キャノピーポール | 2本 |
フライシート最低耐水圧値 | 10,000mm |
フロアシート最低耐水圧値 | 10,000mm |
10,000mmという耐水圧の数値を見ると、雨に強いことは想像できると思いますが、優秀な透湿性はどこに影響してくるのでしょうか?
透湿性が優れていると結露が少なく快適なうえ、撤収もラクになる
もったいぶらずに答えを先にお伝えしましょう。「イナレムギアシェルター1(インナーテント2人用)」を実際にキャンプ場で使用してみてわかったのは「アウターテントの透湿性が高いと結露がかなり抑えられるということ。
キャンプの朝、テント内が結露していて髪の毛や服が濡れてしまったり、シュラフがしっとりしてしまったという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか? 暖かい季節はまだ許せたとしても、寒い時期はちょっと辛いですよね。シュラフの乾燥にも時間がかかってしまいます。
「イナレムギアシェルター1(インナーテント2人用)」なら、このちょっとした煩わしさが軽減されます。まったく結露しないわけではありませんが、一般的なポリエステル素材のテントと比較すると結露の少なさを実感できるはずです。
撮影の日は雨に降られましたが、耐水圧の高さをしっかりと発揮してくれましたし、透湿性が高いためか乾きも早く感じられました。INAREM(イナレム)はやや厚みがあってしっとりとした触り心地ゆえ、見た目も質感も気品があり、テントの素材として優れていると言えそうです。
設営がわかりやすく、通気性バツグンのトンネル型テント
キャンプの一大イベントでもあるテントの設営。楽しくサクッと済ませたいですよね。でも、慣れないうちはうまくいかなかったり、その結果パートナーと喧嘩してしまったりと、トラブルの原因になりやすいポイントでもあります。でも、トンネル型テントなら設営のイメージがしやすいので比較的スムーズに作業を進めることが可能です。
前後に加え、左右各3カ所、合計8カ所から出入りが可能。すべてのパネルをフルクローズすることも、メッシュにすることも可能で、シェルター使いもしやすくなっています。写真のレイアウトの場合は、8人分のチェア(ベンチ含む)を置くことができました。寒い季節のおこもりにも、虫が多い季節の虫よけにも、季節問わず活躍してくれるデザインです。
製品名に偽りあり!? インナーテントは3人寝ることも可能な広さ!
製品の検査機関の関係上、製品名にはインナーテント2人用という表記が含まれていますが、筆者が試してみたところ一般的なキャンプ用マットを3枚敷くことができました。さらに荷物を置く余裕も!
今回筆者は、夫と小学校高学年の息子の3人で利用しましたが、この構成であればジャストサイズだと感じました。お子さんが小さければ4人でも就寝可能だと思います。また、インナーテント内ではなくトンネルのリビング部分にコットを置くこともできますので、家族構成や手持ちのアイテムによって使用人数は調整できそうです。