【体験レポ】JBS認定ブッシュクラフトアドバイザー講習
それでは、ここからはJBS認定ブッシュクラフトアドバイザー講習の様子をたっぷりお伝えしていきます!
【申し込み】ネットで簡単!
何はともあれまずは申し込みが必要です。
申し込みはネットで行いました。Japan Bushcraft SchoolのHPを開き、開催場所・日程を選びます。
会場ごとに個室・相部屋・テント泊・車中泊などを選び、カートに入れ、申し込み完了!支払いは現地決済でしたので、本当にあっという間。
ついに、申し込んでしまった……!ドキドキ。
申し込み完了後と、講習前日にメールが届きましたよ。
▼申し込みはJapan Bushcraft SchoolのHPから。
【事前準備】キャンプ経験者なら事前に買うものはほとんどナシ
講習1週間前、ソワソワしながら準備をはじめました。
ナイフやロープ、ペグ、ハンマー、ブルーシート、雨具・防寒具など、指定されたものを用意しました。
1泊2日の講習なので、着替えや洗面道具なども忘れずに。テキストは講習会場で購入できます。
100均でも手に入るものが多いので、初心者でもそれほど負担は大きくなさそう。
私はこれを機に、モーラナイフコンパニオンを購入しました♪
【1日目】ロープワークやシェルター作りに挑戦
いよいよJBS認定ブッシュクラフトアドバイザー講習当日!
2023年4月22日~23日の2日間、長野県長野市のアソビーバナガノパークで開催されました。
全員そろうと、講師の川口拓さんが登場!ブッシュクラフト好きなら誰もが知る、日本のブッシュクラフト界を牽引する有名な方です。
アメリカやカナダにて雪山登山、ロッククライミング、野外教育法、ネイティブアメリカン古来の教え、大地と共に生きるサバイバル技術等を学ぶ。メディア出演や企画協力も多数。
- サバイバルインストラクター
- 自衛隊危機管理&サバイバル教官
- 危機管理リーダー教育協会(CMLE)代表理事
- Japan Bushcraft School 校長
- WILD AND NATIVE ネイチャースクール 校長
- Japan Urban Survival School 校長
著書『ブッシュクラフト - 大人の野遊びマニュアル』『ワイルド・クエスト - ネイティブアメリカンのフルサバイバル術』など。
勝手に「厳しそうな人なのかな……」なんてイメージしていたのですが、川口先生が話し出した途端、この2日間、絶対楽しくなると確信!
なんてフレンドリーな人なの!
始まるまでのドキドキはどこへやら、良い雰囲気でロープワークの講義が始まりました。
イスを倒して、ツーハーフヒッチ(自在結び)やクローブヒッチ(巻き結び)など4種類のロープワークに挑戦!
川口先生の周りに集合し、しっかりやり方を目に焼き付けた上で、各自練習します。できなければ川口先生のところへ戻り、手取り足取りレッスンを受けられます。
川口先生オリジナルのわかりやすい解説付きで実演してもらえるので、本やYouTubeで学ぶのとは吸収力が違います。4種類とも、不思議なくらいすぐにマスターできました!
YouTubeで練習したときは全く覚えられなかったのに……。
川口先生スゴイ!
難しいと思いこんでいたロープワークも、しっかり学べば覚えられるとわかりました。
ロープワークには苦手意識しかなかったけど、面白いのかも!
続いて、フィールドに移動です!
シェルター作りの方法を学び、実際に自分で作ります。
川口先生は、シェルターの作り方や自然との向き合い方などについて、ユーモアを交えながらお話しされます。
川口先生の師匠「トム・ブラウン・ジュニア」さんのお話も面白かったなぁ……。
海外のゴリゴリマッチョたち(私の勝手な想像)の中でサバイバル経験を重ねてきたんだと思うと、尊敬しかありません!
ブッシュクラフト経験者の方も参加されていましたが、経験豊富な川口先生の言葉に興味深く耳を傾けていましたよ。
じゃじゃーん!ご覧ください!
こちらが私が作ったビニールシートのシェルターです。
先ほど学んだ4つのロープワークを組み合わせて設営しました。
先ほど学んだばかりとはいえ、4種類すべて覚えられていたことにビックリ!
自分で動画を見て学ぶだけだと、実践に取り入れるのがなかなか難しいよね……?
初めてのブルーシートシェルターにご満悦♪
明日はこのシェルターと一緒に焚き火をする予定です。
ただただ楽しい……!
ワイルドなキャンプもいいかも♪
シェルター作りの後は、また教室へ戻って講義です。「ブッシュクラフト」や「サバイバルの基礎知識」について学んでいきます。
みなさんは遭難してしまったとき、まず何を確保しますか?
私は「水」と考えましたが、全く見当違いでした。
いざというときに何を優先すべきか、考えたことすらなかったなぁ……。
本当に学びの連続!
帰ったら、息子たちに今日得た知識を教えなきゃ。
グループディスカッションもあり、参加者同士交流しながら学べました。
これで初日の講義は終了です!
YouTuberも参加!キャラ濃すぎな受講者との交流が楽しい
講義の後は夕食とお風呂、任意参加の交流会です。
開催場所ごとに食事は違うらしいのですが、今回は先生いわくアタリ会場!ブッシュクラフトのイメージとは正反対の、贅沢な食事と温泉に癒されました。
寝る場所も、大部屋・個室・キャンプサイト・車中泊など選べます。
食事の時間は川口先生やインストラクターの方も一緒なので、お話ができるチャンス♪
また、夜には交流会(任意参加)の時間も用意されています。みなさんものすごくキャラが濃くて、魅力的な人ばかり。
学生、元サッカー選手、YouTuber、キャンプ場経営者など、いろんな人がいてビックリ!
「仕事をやめてやっと時間ができたから参加した」「孫にもっと自然遊びをさせてあげたくて参加した」なんて人も。
今回は、YouTubeチャンネル「lacampin ラキャンピン」のTakumuさんが参加されていました!友達を誘って2回目の参加だそうです。
先ほど作ったシェルターで寝るというので見せてもらいに行くと……
本当にここで寝るんですか?!信じられない~!
この日は最低気温3℃の予報でしたが、Takumuさんは余裕そうでした。
キャンプ好きな人とか、キャンプを仕事にしている人に出会えるのが嬉しい!僕も頑張ろうって思いますよね。
うんうん、私も嬉しい!
共通点があると初めてでも話が弾むし、モチベーション上がりまくりです!
同じ趣味や思いを持った受講者との出会いも楽しみのひとつですね。
【2日目】直火での焚き火にてんやわんや!
2日目は朝食後、9時からスタート。
午後から風が強まる予報だったため、ナイフの使い方についての講義を受け、すぐにフィールドへ出ました。
薪の選び方を学び、自ら山に入って薪を探します。
そして、川口先生のお手本を参考に薪を準備して、イスを作り、焚き火をします。
私のナイフの扱いが下手すぎて絶望……。
でも、上手に扱えるようになったら絶対カッコいい!
帰ったら練習するぞー!
焚き火のセッティングができたので、白樺を使って着火しようとしたところ、全く火を付けられず……。
先生~!
助けてください~!
白樺は難易度高いんだよ。
こうやって、こうやって…あとは火花を散らすだけ。頑張れ!
と、火が付くまでサポートしていただきました。
なんとか無事に火が付き、直火での焚き火ができました!
しかし、このあともプチトラブルが続きます……。
クッカーを木の上に固定できず、インストラクターの方々にヘルプを要請!さらに、シェルターのペグが突然抜けてタープが倒壊し、近くの参加者さんに助けてもらいました。
サポート体制バッチリだから、初心者でも大丈夫。
ベテランさんは、こんなカッコいいファイヤーリフレクターを作り上げ、寝転がってリラックスしていましたよ。
一方私は、すぐ火が消えそうになるから、のんびりする時間なんてありませんでした……。
なんでこんなにすぐ火が消えるの?
焚き火って難しい!
とはいえ、直火での焚き火から後片付けの方法までしっかり学べたので、次やるときは今回よりも上手にできるはず。
焚き火の後は、教室に戻って最後の講義です。
川口先生のお話は、師匠であるトム・ブラウン・ジュニアさんとのエピソードやネイティブアメリカンの思想についてなど、興味深い内容ばかり。
デジタル漬けの私には、グサグサ心打たれるものがありました。ネイティブアメリカンの思想に惹かれたので、帰ってから調べたりしましたよ。
私は自然が大好きだけど、川口先生のお話を聞いたら、「一部しか感じられてなかったのかも」って思いました。
今日外に出たら、風の音や鳥のさえずり、虫の鳴き声を意識して、めいっぱい自然を感じてみよう♪
【認定証ゲット】「JBS認定ブッシュクラフトアドバイザー」になりました!
あっという間に2日間の講習が終了!
参加者ひとりひとりに直接、川口先生から認定証が手渡されます。
あまりにも楽しすぎたので、終わるのが寂しい……!
川口先生に写真をお願いすると、快くOKいただきました♪ 誰とでも気さくにお話ししてくださるステキな方です。
ブッシュクラフト界のカリスマと2ショット撮ってもらえるなんて……嬉しすぎる!