ワークマンから新しく発売される国産フルタングナイフのご紹介です。商品名はそのままフルタングナイフ。税込3,900円で6月11日頃からワークマンの店舗で発売が始まっておりますが、このナイフの詳細を皆様にお見せしたいと思います。

ワークマンからフルタングナイフが新登場

画像1: 出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より
出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

全体的にシャープな印象のデザインに仕上げておりますが、フルタングで丈夫な構造になっているのはもちろんのこと、サイズ感や形状・・・日本製なのに比較的安価なナイフに仕上げられたと思っています。

画像2: 出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より
出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

フルタングナイフができるまで

2022年2月にワークマンがキャンプ用品に本格参入して、ベーシックドームテントやフュージョンダウンシュラフなどを発表しておりましたが、その後の春頃に次期主力となるキャンプ用品の開発案などを話し合う機会を頂いておりました。

そこでこのフルタング構造のキャンプ用ナイフを提案させていただいて、ワークマンで取り組んでいただけることになりました。

このナイフをワークマンで作って欲しいと思った一番の理由は、やはりコストパフォーマンス。

とても大きな生産流通販売を持っているワークマンで作ることができたら、気軽にお小遣いの範囲内でも本格的なキャンプ用ナイフを使って楽しんでもらえるんじゃないかと思って提案しました。

ただ、いくら低価格に販売できる可能性があったとしても、今すでに手頃な価格で信頼性が高いものをそのまま参考にして価格だけをより下げたものを目指すというのはあまり面白くありません。

例えばモーラナイフのヘビーデューティー。

画像1: YouTuber FUKUプロデュース!ワークマン本気のフルタングナイフのご紹介
モーラナイフ コンパニオン ヘビーデューティ (カーボン) MG ミリタリーグリーン キャンプ ナイフ アウトドアナイフ Mora knife Companion Heavy Duty MG
ブレード素材:カーボンスチール ハンドル素材:ラバー
刃体の長さ:約10.4cm 全長:約22.4cm 刃厚:約3.2mm 重量:約101g(ナイフのみの重量)
付属品:プラスチックシース 生産国:スウェーデン
※正当な理由なくこの商品を携帯することは法令により禁止されております。
※18歳未満の方はこの商品を購入しないようお願いします。
¥2,750
2023-07-03 21:02

筆者がメインでずっと使ってきたナイフですが、刃厚が3.2mmあってとてもタフな作りをしたナイフです。

画像3: 出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より
出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

モーラナイフの場合は、ナロータングと言われる構造でハンドルの中に埋まって固定されている金属の形が刃の部分よりも細くなっています。

ワークマンのナイフのように鋼材が一体化した形でハンドルまで来ているものをフルタングと言いいます。

画像4: 出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より
出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

構造だけで言えばもちろんフルタングの方が丈夫と言われておりますが、モーラナイフはフルタングではないもののそれでも非常に丈夫で全然壊れません。

画像2: YouTuber FUKUプロデュース!ワークマン本気のフルタングナイフのご紹介

モーラのヘビーデューティーは価格こそ安いナイフですが、簡単に参考にできるような代物ではないんじゃないかな。

技術と歴史によって作られた素晴らしいナイフだと思うので、おすすめのナイフではあるんですが、ワークマンでナイフを作るなら違うコンセプトで開発して、「気軽に買える本格ナイフの新しい選択肢」として出していきたいと思いました。

理想の構造は

まず考えたのが、薪割りなどのハードな仕様にも耐えてくれる「フルタング構造のシースナイフ」であること。

ハンドル部分やシースの材質にもこだわって、その上で価格は三千円台までに抑えることができたら、初めて買うナイフを探すような方でも選んで検討してもらえるのでは?

そのように思い、目標価格を含めてワークマンへ相談をしました。

こういった刃物は、海外生産を含めて検討すれば実はもっと安く作ることもできたんじゃないかと思いますが、今回のナイフ作りはワークマンにとっても初めての試みでした。

開発協力させていただいた筆者も、色々なナイフを使ってみた経験からどんなものがどのくらいの値段で作れたらいいなというような意見は言えますが、決して刃物の専門家ではありません。

その体勢で実際に良いナイフを作ろうと思ったら信頼性の高い刃物が作れるプロとタッグを組んでやるのが一番だということで、今回のワークマンのナイフを作ってくださったのは岐阜県関市にある刃物会社の職人さんたち。

画像5: 出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より
出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

関でフルタングナイフを1から開発して、よくこの値段で仕上げてくださったなと思います。

何せ今回は三千円台の国産フルタングという厳しい達成目標があり、その中でプロの人たちに助けてもらって開発されたナイフです。

画像3: YouTuber FUKUプロデュース!ワークマン本気のフルタングナイフのご紹介

実際ワークマンでこういった刃物を作ると、もちろん大量生産によってコストを抑える効果はあると思いますが、それにも限界があるのでかなり頑張って作ってくれたと思います。

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