EcoFlow のポータブルクーラー『WAVE2』のスペック!従来機『WAVE』との比較も
まずはWAVE2のスペックを見ていきましょう。
▼従来機であるWAVEの詳細はこちら!
従来機WAVEと比較しながらスペックを解説!
一番の注目ポイントは、冷房能力がアップした点です。
ワット数が大きいほど冷房能力が高いのですが、従来機のWAVEが1,200W、今回検証するWAVE2が1,500Wです。カタログによると、WAVE2は5分間で車内温度が35℃から25℃まで下がるようです。
また、車中泊で大事な騒音レベルが大幅に下がりました。WAVEが55dB(デシベル)、WAVE2が44dBとかなり下がっていますね。
ポータブルクーラーってやっぱりうるさいんですよね。冷えても快適に眠れないと意味がありません。
WAVE2の本体は、従来機より20%サイズダウンしてコンパクトになっています。重量もWAVE2のほうが3kg軽く、14.5kgです。
軽くはないですけど、持てる重さです。バッテリーパックを付けたまま置いていますが、外せば高さはもうちょっと下がります。
排熱ダクト用パネル付属&排水処理も進化
WAVE2には、排熱ダクト用のパネルが1枚付いています。
これ欲しかったんです!実際に車中泊で使うときには、ダクトを通すパネルをDIYするんですけど、けっこう手間だったんですよね。
今回はパネルが付いているので、DIYの難易度が下がりそうです。
排熱ダクトは本体上部に、空気を取り込むダクトは本体後面に取り付けて、車外に向けて設置します。
暖房で使う場合は、本体裏面の下部からドレン水が出るので、本体にホースを挿して排出しましょう。
ドレン水の処理はけっこう面倒だったんですけど、WAVE2は排気と一緒に排出されるようです。これは助かります。
まずは屋外で検証!EcoFlow のポータブルクーラー『WAVE2』の消費電力や風量をチェック
今回の検証ポイントは以下の4つです。
- 設置方法
- 冷房能力
- 消費電力
- 騒音の大きさ
車内に設置して検証する前に、車外で消費電力を調べてみます。
カタログには約500Wの消費電力と書かれています。消費電力が高すぎると長時間の使用は難しいので、500Wだと長時間は使えないはずです。
ちなみに、電源をつけたときに消費電力が瞬間的に上がる「突入電力」というものがあります。突入電力によっては使えないポータブル電源も出てくるので、あわせて検証します。
オプションバッテリー使用時の消費電力
始めに、オプションのバッテリーパックで何W消費されるかを見ていきます。
ちなみに、オプションのバッテリーパックを使うと、2時間~8時間連続して使用可能とのことです。
本体上部のモニターでモードを選択します。
冷房モードで、設定温度は一番低い16℃に。風量は3段階あって、一番弱くしました。
冷房がつくと本体前面のライトが青く光ります。わかりやすくて良いですね。
WAVE2には専用のアプリがあり、アプリの画面でバッテリーの表示を触ると、現在の出力がわかります。
設定温度は一番低い16℃、風量は「弱」で、消費電力は229Wでした。
風量を最大にしてみると、約247W消費されました。風量を変えても、それほど消費電力は変わらないようです。
ただ、風量最大でも風はあまり強くありません。冷風吹き出し口から10cm離れたところで、風速5.2mです。
軽自動車だったらこれぐらいの風量でいけるかもしれないですけど、大きいキャンピングカーだったら、サーキュレーターと併用したほうが良さそうですね。
ポータブル電源使用時の消費電力
オプションのバッテリーパックはDC接続なので、かなり消費電力が少ないです。そこで次は、ポータブル電源のAC接続で、何W消費されるのかを確かめます。
使用するポータブル電源は同じEcoFlowの『RIVER』で、容量は720Whです。
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ポータブルクーラーのスイッチを入れて、突入電力があるかも調べます。
風量弱で消費電力は約240W、風量強で約270Wで、どちらも突入電力はありませんでした。これはすごいですね!
▼ポータブル電源『RIVER』についてはこちらの記事をチェック!