クオルツ「イージーキャンパー」の魅力&気になる点を徹底レビュー!
クオルツ「イージーキャンパー」はかなりユニークなテントコットですが、使ってみると、良い点も気になる点もそれなりにあるように思います。
特にテントコットならではの気になる点は、無視できないポイントです。そうした点をまとめてみます。
良い点1:設営も撤収も簡単だから、タープ泊やインナーテントなどに使いやすい
何しろ設営も撤収も早く、ストレスがない、というのが「イージーキャンパー」の最大の利点でしょう。
著者は春先になると、タープと「イージーキャンパー」だけの設営をします。
いわゆるタープ泊ですが、むき出しのコットと違って安心感がありますし、虫などの被害に遭わないで済むのが大きなメリットです。
冬はテンマクデザインの「サーカスST」の中でインナーテントのように使用します。これだけでも隙間風を結構防ぎ、暖かく眠ることができるためです。
いずれも「イージーキャンパー」自体の設営が簡単であるため、選択肢として上がってくるわけです。
これがもし「イージーキャンパー」の設営や撤収に時間がかかるのなら、「じゃあ2ルームのテントを立てよう」となりますよね。せっかくタープやサーカスで短時間の設営をしたのに、コットやインナーテントの設営が大変だったら意味がないからです。
「イージーキャンパー」だからこそ、キャンプスタイルの幅が広がるわけです。
良い点2:テントとしてもなかなかの高級感! 就寝までのひと時が快適に!
複数のポケットやランタン用テープまで備えた「イージーキャンパー」は、しっかりとしたソロテントと同等の豪華さ。しかもメッシュもついていますから、狭い内部とはいえ意外なぐらい快適です。
寝つきの悪い人は、横になったあとも、本を読んだりスマホを見たりしながら睡魔の訪れを待つ感じでしょうが、そうした際にも「イージーキャンパー」なら不自由な思いはしないはずです。
また、各種ポケットはセキュリティ対策としても十分。頭上のポケット内の貴重品は就寝中、肌身離さず身につけているのと同じぐらいの安心感はありますよ。
気になる点1:仕舞サイズが巨大すぎる! ソロ以外では運ぶことも難しい?
「イージーキャンパー」は、簡単な構造で設営ができるぶん、収納時のサイズがかなり大きくなります。これが間違いなく最大のデメリットでしょう。
そのサイズは幅79cm × 奥行13cm ×厚み104cm。
私の車(マツダ・CX-8)はかなり大型の部類のSUVですが、ラゲッジスペースに搭載すると他の荷物に大きく影響が出てしまうので、後部座席を半分以上潰して乗せることになります。
家族で1人1つ…というような使い方は一部のワンボックスカー以外はほぼ不可能で、ソロ用と割り切るしかないギアです。
また、「イージーキャンパー」には、まるまる収まるバッグがついてくるのですが、このバッグからの出し入れがなんと、設営そのものより大変だというのも注意点ではあります。
一方であまりに大きなバッグなので、「イージーキャンパー」の内部に敷くマットまで入る…という利点もあります。
用途: キャンプ 車中泊時のクッションマット/アウトドアのレジャーシートやヨガなどエクササイズマットにも使用可能
付属品: ゴムバンド
キャンプマット1人用
材質: マット/発泡ポリエチレン・EVA樹脂、バンド/合成ゴム
カラー: グリーン
特徴1: 優れた保温性とクッション性で地面の凸凹や冷気をシャットアウト
特徴2: 半分に折ってクッションマットやヘッド部を折り畳んで枕にすることが可能
気になる点2:狭いシングルウォールなので、結露が強烈!
テントに結露はつきものですが、「イージーキャンパー」は、シングルウォール(布地が一重)で狭いというその構造上、かなり結露がひどくなりがちです。
特に冬場に四方を締め切った場合、内外での温度差が大きくなり、ポリエステル地の内面はびっしょりになり、寝袋まで濡れそぼってしまいます。
メッシュ部分を多くすれば回避はできますが、防寒の目的で使う場合、結露は覚悟し、翌朝なるべく早く拭き取りを行い、日光に当てて乾燥させましょう。
また寝袋にはシュラフカバーを付けるとよいでしょう。
✅【遭難時に役立つ】登山やハイキング中に遭難する人達のニュースを度々耳にします。その様な非常時に重要な事はまず体温の低下を防ぐ事です。万が一の為にこの携帯用寝袋をリュックサックや車の中に常備しておけば安心です!
✅【シェラフとの併用も】サイズ: 広げた状...
クオルツ「イージーキャンパー」はソロキャンプを一段リッチにしてくれる便利な相棒!
2ルーム以外のテント、例えば人気の「サーカスTC」などを使ってキャンプをする場合、インナーテントをどうするか? これはかなり悩ましい問題だと思います。
カンガルースタイル、つまりテントの中にもうひとつテントを設営するという方法や、オフィシャルのインナーを張る方法もあるのですが、いずれも時間や手間がかなりかかってしまいます。結果、サーカスTCの「設営が簡単」という長所を打ち消してしまう事態もあるわけです。
私もその点永らく悩んでいたのですが、「イージーキャンパー」に出会えたことで、困ることはほぼなくなりました。
そのぐらい「イージーキャンパー」の設営は簡単です。
組み立ての手間は、椅子やテーブルのそれと変わりません。チェアをもう一つ余計に出す、ぐらいの感覚でインナーテントが作れるわけです。
しかも内部はしっかりしていますので、ソロキャンプが一段上、かなりリッチな感じになります。
問題は積載ですが、どのくらい圧迫するかは実物を見て決めるしかないと思います。ワイルドワン店頭で箱も含めて見せてもらい、それから購入を検討されるとよろしいでしょう。
運搬的な問題がなければ、「イージーキャンパー」があることで、ソロキャンプはさらなる可能性が出てきます。なかなかおすすめできるアイテムです。
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