長く愛用し続けられる実用性を備えたブッシュクラフトナイフ『Northern Land ロッキー』
今回ご紹介するブッシュクラフトナイフの『Northern Land ロッキー』は、実用性や機能性だけでなく、環境にも配慮された素材を採用しているなど、たくさんの魅力が詰まったナイフ。
“刃物の町”、岐阜県関市にある三星刃物のアウトドアブランド、MITSUBOSHI Outdoorsと、同じく関市で活動している、世界的カスタムナイフ作家の原幸治さんがコラボレーションしたアイテムです。
商品名の「ロッキー」は、生みの親である原幸治さんが試作品を手に取り命名。ハンドル部分の波打つデザインがロッキー山脈を意味していて、大自然の山並みを表現しているのだそう。
第一弾として販売された『Northern Land エアステップ』(定価66,000円)を使ったユーザーのフィードバックをもとに改良された、第二弾のブッシュクラフトナイフなんです。
ユーザーの声を集めたからこそ、より実用性にフォーカスができたこと。さらにハイスペックなアウトドアナイフなのにも関わらず、第一弾とは異なり、手に取りやすい価格帯になったのもポイントです。
ここからは『Northern Land ロッキー』の魅力や価格について詳しくお伝えしていきます!
【スペック】
- 全長:約245mm
- 刃長:約105mm(指掛け含まず)
- 刃厚:3.5mm
- 重量:約180g
- 鋼材:VG10
- ハンドル材: Richlite(リッチライト)
- コンベックスグラインド
- フルタング構造
- 付属品:専用本革ケース
『Northern Land ロッキー』は実用性とサスティナブルを重要視
『Northern Land ロッキー』の最大のポイントは、第一弾の『Northern Land エアステップ』のブレードの長さが12.5cmだったのに対し、ブレードの長さが10.5cmと小ぶりになった点。両モデルを比較してみると、ブレードがやや短くなったのがお分かりになると思います。
この「2cm短くする」というのが、第一弾を使ったユーザーからの声を集めた結果なのだそう。
実際に食材をカットしてみると、第一弾に比べて力を無駄に入れなくて済み、すんなり切れます。実用性が向上していますね!
またハンドル部分の材料には、アメリカの再生紙を主原料とする「リッチライト」という素材を採用しました。
この「リッチライト」は、再生紙約65%・フェノール樹脂約35%の割合で合成された、環境に配慮したサスティナブル素材。
耐水性、衛生的、低吸湿性、耐熱性、耐火性、超高密度、高耐久性、高い抗菌性を持ちつつも、天然素材のような風合いが魅力です。
ブレードの鋼材には「VG10(ブイジーテン)」を採用! 切れ味&研ぎやすさを実現
ブッシュクラフトナイフで気になるのはやっぱり、ブレードの鋼材ですよね。
『Northern Land ロッキー』には、福井県にある「武生特殊鋼材株式会社」で作られている、ハイグレードステンレス鋼「VG10(ブイジーテン)」を採用しています。
厳選された純度の高い原料鉄を用い最高の精鋼技術で作られ、クロム (Cr) 15%, モリブデン (Mo) 1%, コバルト (Co)1.5% の添加により素地を強化し、高硬度を実現し刃の永切れ性を一層高めています。
バナジウム (V) の添加によって組織を微細化すると共に、耐摩耗性は一段と向上します。
サビに強いステンレス鋼ですが、炭素鋼のように切れ味がよく、研ぎやすいという特徴の鋼材です。