キャンプマット(インフレーターマット)選びのポイントは3つ
「マットなんて分厚いものを買っておけばいいんでしょ」と思ったそこのあなた。それは間違いではありませんが、その選び方をすると必ず後悔します。
マットにはいろいろなタイプのものがありますが、今回はインフレータブルマット又はインフレーターマットと呼ばれるタイプを深掘りしてお話ししていきたいと思います。
まずマットを選ぶ際にポイントとなる点は、「厚み」・「生地」・「バルブ」の3つです。
マット選びのポイント【1】厚み
とにかく大事なのは冒頭でも触れた「厚み」の部分。これがマット選びにおける最重要な要素になります。
確かに分厚いマットの方がウレタンが増えるので寝心地や断熱性がよくなりますので、「商品として良いものである」という認識は間違いないと思います。
ただ、ウレタンが分厚いマットになると想像以上に収納状態がかさばるんですよね…。そこは難点です。
ざっくり言うと、5cmのシングルマット2つ分のサイズが10cmマットの1つ分ぐらいの収納サイズになると思ってください。
また、マットの製造コストは中のウレタンの割合による影響が大きいので、それによって売価はもちろん上がってきます。
結局は「用途に合わせてぴったりの厚みをチョイスする」というのが最適解なのかなと思います。
用途別のイメージとしてはだいたいこんな感じです。
- 〜10cm: 場所を選ばず快適に使える
- 〜8cm: キャンプ・車中泊どちらでも快適に使える
- 〜5cm: キャンプでなら基本は快適
- 〜3cm: 使えるが場合によっては不安
マット選びのポイント【2】生地
次に生地について。
これはそこまで重要度が高くなく、基本は大半がポリエステルのものになっています。
たまに起毛させたスウェードを使っているメーカーもあるんですが、この辺りは好みでいいのかなという感じです。
あと裏面。
裏面には滑り止めが基本的にはついていますが、たまについてないマットもあってこれはできるだけついている方が安心です。
マット選びのポイント【3】バルブ
そして最後に注目しておきたいのがバルブです。
見る際のポイントとしては3点ですね。
- バルブ自体の大きさ
- 付いている数
- 素材は何を使用しているのか
バルブが大きければ大きいほど空気の取り込むスピードが上がって、数が多いとさらにその効率が良くなる。
また、パーツに真鍮を使っているものもあります。
バルブの主流となっているのがプラスチックなので、それと比べると真鍮製というのがより耐久性が優れていると言われています。
「厚みがあって」「滑り止めが付いていて」「大きい真鍮製のバルブ」が付いているマットが、スペックだけで見ると最強だということになります。