寒ーい冬キャンプ。夜のキーンと冷えた空気を感じるのも醍醐味のひとつですが、特にファミリーキャンプではお籠りキャンプがおすすめ。今回は、筆者所有のテント、ロゴス『リバイバルコテージ』をワンフロアのフルリビング化してみましたので、その道のりをご紹介します。必要な道具や準備したもの、メリットや注意点もまとめましたので、ぜひ参考にしてください!

『リバイバルコテージ』フルリビング化のために準備したもの

画像7: 筆者撮影

筆者撮影

以前からよくSNSで「フルリビング化&お座敷スタイルにしました!」といった投稿を目にしていましたが、みなさんそれぞれ使用しているテントが違うので、やり方も人それぞれ。

筆者は春夏と秋冬で装備も変わってくるので、ネットやSNSでひたすら情報収集しました。

お籠りキャンプをするのは季節的に秋〜冬だと思いますので、寒い季節に対応できる必要最低限のアイテムを準備しました。

1. グランドシート代わりの大きめシート

画像8: 筆者撮影

筆者撮影

まずはグランドシートが必要です。

元々インナーテントの下に使っていたものと足りないスペース分の計2枚準備することも考えましたが、雨天時のことを考えると、1枚の方が良いなと思い直しました。

そこで筆者が購入したのは、ユタカメイク『シースルーシート(3.6m×5.4m)』

『リバイバルコテージ』のフロアサイズは290cm×400cmなのでひと回り以上大きいサイズ。しかし、寒さ対策や雨対策にはこれくらい大きい方が良いです。理由はまたあとで説明しますね。

画像2: 【フルリビング化への道のり】ロゴス・リバイバルコテージでお籠りキャンプがしたい! 2ルームテントをワンフロアにしてみた
ユタカメイク シースルーシート(#2000) 3.6m×5.4m B-305
原産国:中国
材質:ポリエチレン
厚み:約0.18mm
実寸サイズ(約):3.44m×5.24m
プラスチックハトメ使用
ハトメピッチ:90cm
打ち込み数:タテ10本×ヨコ10本
¥1,660
2022-12-08 12:10

ユタカメイクのシートは、ブルーやグリーンなどのカラー展開がありますが、フルリビング化するテントに合わせてチョイスするのがおすすめ。

『リバイバルコテージ』は幕の色がホワイトなので、シートが見えても影響のない色を選びました。

2.リビング用大型のアルミレジャーシートで地面からの冷気を遮断

画像9: 筆者撮影

筆者撮影

フルリビング化するとお座敷スタイルになることも多いので、地面からの冷気はできるだけ遮断したいところです。

そのためにおすすめなのが、銀マット

厚みのあるタイプだとかさばるので、リビング側は軽量&コンパクトに収納できるものにしました。サイズは250cm×200cmの大型のもの。就寝スペース用の銀マットはすでに所持しているものを使用しました。

3.大型ラグマットを導入して快適スペース作り

より暖かくよりリラックスして過ごすために、肌触りの良いラグマットも購入しました。

薄いものだと子どもたちがぐちゃぐちゃにしてしまうので(しかも直してくれない)、そのストレス軽減のため、ある程度厚みのあるものに。厚みがありすぎると積載問題も出てくるので、車事情も考慮して購入してくださいね。

また、ホットカーペットを選べばさらに快適に過ごすこともできますよ♪

4.グランドシート固定用の洗濯バサミ・クリップ類

画像: 筆者撮影 | 手芸用のクリップ

筆者撮影 | 手芸用のクリップ

購入したグランドシートを留めるために、クリップが必要です。

写真のものは手芸用のクリップですが、洗濯バサミなどでもOK。できるだけ挟む範囲が大きく、力が強いものを選んでください

筆者のテントだと、写真のクリップでは挟む範囲が少なかったのかすぐ外れてしまいました。

画像10: 筆者撮影

筆者撮影

買い直したのは100均セリアの『アルミニウムピンチ レクタングル8P』。挟む力も強く、挟める箇所も大きくなったので、これでほとんどのテントは大丈夫かなと思います。

色々な状況に対応できる便利なアイテムでもあるので、多めに準備しておくのがおすすめです。

いよいよ『リバイバルコテージ』をフルリビングへ! 手順を紹介

では、実際に『リバイバルコテージ』をフルリビング化させていきたいと思います!

手順1.フライシート部分を設営する

画像11: 筆者撮影

筆者撮影

まずは、通常通りフライシート部分を設営します。

インナーテントは今回は使わないので、片づけてしまいましょう!

手順2.グランドシートを敷き詰める

画像12: 筆者撮影

筆者撮影

準備時に購入したグランドシート用のシートをフロア部分に敷きます。

フロア面積よりはみ出る部分は、テントの壁に沿うように立ち上げます。この立ち上がり部分があることにより、フライシートの下から冷気が侵入してくることを防いでくれます。また、雨天時でも水の侵入を防ぐことができます

画像13: 筆者撮影

筆者撮影

ただ壁に沿わせるだけでは立ち上げたシートが落ちてきてしまうので、うまく立ち上がるようにシートを折りたたみながらクリップで留めていきます。

画像14: 筆者撮影

筆者撮影

フライシート本体に留め付けられそうな箇所があれば、うまく利用してクリップで留めつけましょう。

画像15: 筆者撮影

筆者撮影

ポールにも固定しました。

固定箇所は多い方が安定してシートが立ち上がります。

手順3.グランドシートの上に銀マットを敷く

画像16: 筆者撮影

筆者撮影

今回のレイアウトでは、奥を就寝スペースに、手前をリビングスペースにすることに。

厚みのある銀マットを置く側に、手前は追加で購入したアルミレジャーシートを敷きました。

レジャーシート側は、サイドに20cmほど隙間が空いてしまったので、ここを荷物置きや靴置きにします。

手順4.銀マットの上からラグマットを敷く

画像17: 筆者撮影

筆者撮影

就寝スペースとリビングスペースに、それぞれラグマットを敷きました。

これでお座敷スタイルでも快適に過ごせますね!すでに子供たちはくつろいでいますが……(笑)

手順5.テント内のレイアウトを整えて設営完了

画像18: 筆者撮影

筆者撮影

ラグマットの上に、コンテナやクーラーボックスなどを配置しました。

奥の就寝スペースでは、寝る前までシュラフを広げず、スペースを開けておくことにしました。

画像19: 筆者撮影

筆者撮影

テーブルと椅子も置いてみました。椅子を並べるとちょっと圧迫感があるかもしれないですね。こたつを展開してお座敷スタイルにすれば、さらにスペースに余裕が出てくると思います

就寝時にはリビング側の椅子をたたんでテーブルを端に寄せ、広めにスペースを取ってシュラフを並べました。

一晩キャンプしてみた感想としては、広々としたスペースのおかげで、インナーテントで就寝するよりもゆったりと眠ることができました!

心配していた冷気は、完全シャットアウト……とまではさすがに言えませんが、心配していたほど侵入してくることはありませんでした。グランドシートの立ち上がりが良い仕事をしてくれていたのだと思います。

しかし、とある問題が発生……!

ポリエステル幕は結露問題が避けられない!

画像20: 筆者撮影

筆者撮影

今まで我が家のメイン幕だった『タケノコテント』は屋根部分がポリコットンだったのであまり気にしたことがありませんでしたが、『リバイバルコテージ』のフライシートはポリエステル製。

つまり、テント内と外気の気温差が大きければ大きいほど、フライシート内側が結露してしまいます

写真は、朝起きたときの屋根部分の結露です。

かろうじて就寝中に水滴が落ちてくることはなかったですが、撤収に向けて水滴を拭いておこうとフライシート内側をさーっと拭いたところ、その振動でいたるところから「ポツポツポツ!」と水滴が。

外気温がもっと低かったら、寝ているときに水滴が落ちてきたかもしれません。

結露を軽減するには、外気温との差を小さくすること。寝るときも最低限に換気窓を開けておく必要がありますが、寝られないほど室温が下がってしまっても困るので、調整が難しいところですね。

『リバイバルコテージ』のフルリビング化はひとまず大成功! 子供たちも広い居住スペースに大満足

画像21: 筆者撮影

筆者撮影

今回は、筆者所有のテント『リバイバルコテージ』のフルリビング化への道のりをご紹介しました!

どのテントでも、サイズを合わせていただければ用意するものや手順は基本的に変わりません。

ポリエルテル幕にはどうしても結露の問題が出てきますが、フルリビング化にはそれ以上の利便性があるなと感じました。

「秋冬キャンプ用に」と始めたフルリビング化計画でしたが、春夏キャンプでもこのスタイルが我が家の定番になりそう。秋冬キャンプを暖かく快適に過ごしたい方は、「フルリビング化&お籠りキャンプ」をぜひお試しくださいね♪

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