ダイソー「クッカー3点セット」の気になる点
筆者は料理が大好きなので、このクッカー3点セットは大いに役立ちました。
しかし、実際に使ってみて気になる点もいくつかありましたのでまとめてみます。
気になる点1:容量を示す目盛りがない
インスタントラーメンを作るときなど、「水を〇〇ccいれる」といった説明があります。
ダイソー「クッカー3点セット」には、目盛りがついていないので、あらかじめ目分量で覚えておくか、目盛り付きのシェラカップなどで計量する必要があります。
気になる点2:ヤケドに注意!取り扱いは十分注意を
鍋の表面はつるつるしていて滑りやすいです。小さなゴトクのシングルバーナーを使うときは、とくに注意を。
安定の良い場所を選び、取っ手をしっかりもって調理しましょう。
また、クッカーの取っ手にはカバーがついていません。
炎が鍋底より大きく広がると取っ手に炎があたり熱くなってしまいます。
火加減に気をつけるとともに、なべつかみや焚き火用のグローブなどを用意しましょう。
▼東和コーポレーション「EXTRAGUARD TAKIBI EG-012」
高グレードの皮を使用しているため、安全で十分な厚みと手に馴染みやすい柔らかさ。
オイル加工を施しているので使用初回から柔らかく、水濡れも大丈夫、繰り返し洗って使えます。
汗でのベタ付きや、それに伴う嫌な臭いを軽減する内綿タイプ。
ハードな作業や繰り返しの使用で劣化やすい親指股に、黒銀当付き補強を施したプロ仕様。
・耐久性と耐熱性に優れたグレードの高い厚みのある床革を使用 ・オイル加工で柔らかく洗濯が可能
気になる点3:火加減がむずかしい
ダイソーのクッカーに限りませんが、クッカーは火加減に注意が必要です。
バーナーのタイプによっては、炎が一カ所に集中して焦げやすくなります。
まんべんなく炎があたるよう鍋を動かしたり、距離をとって調整すると黒焦げを回避できます。
万が一焦げ付いてしまったときは、一般のステンレス鍋のお手入れ方法を参考にしてください。
筆者は重曹とメラミンスポンジを使って汚れを落としています。
▼レック「激落ちくん」
ダイソー「クッカー3点セット」をおすすめする人
ここまで、ダイソー「クッカー3点セット」の魅力や気になる点をチェックしてきました。
とくに、次のような方におすすめです。
これからキャンプを始める人
キャンプには、食事の用意は欠かせません。しかし、最初のうちは何を作って食べたいのか、どんな調理方法が得意なのかわからないこともよくあります。
ダイソー「クッカー3点セット」は大小の鍋とフライパンが入っているので大抵のものは作れます。
必要最小限のセットなので、調理道具選びに悩む時間も節約できます。
低予算でギアを購入したい人
テントや寝袋などキャンプ道具は何かとお金がかかります。これから続けるかどうかよくわからないから、なるべくお金をかけずに始めたい。
ダイソー「クッカー3点セット」なら、ハンバーガーセット1食分の値段です。予算を抑えられるところはしっかり抑えて、上手に道具をそろえていきましょう。
荷物をコンパクトにまとめたい人
お気に入りの調理道具を買いそろえていくのは楽しいものですが、うまく重ならずかさばってしまうことがあります。
ダイソー「クッカー3点セット」なら3つの鍋類を1つにまとめられるので場所を取りません。
また、鍋の中に調味料や小物をいれると荷物がよりコンパクトになります。
筆者は調理に使うものをクッカーの中にセットしてみました。
- キッチンペーパー
- マルチツール
- ライター
- シングルバーナー
- 洗剤
- ポリ手袋
- スポンジ
工夫次第で、いろいろなものをいれられます。
ダイソー「クッカー3点セット」をおすすめしない人
使い勝手に不満は感じませんでしたが、容量や重量の点で使いにくい場面もありそうです。
ウルトラライトなキャンプをめざす人
残念ながら、ダイソー「クッカー3点セット」はステンレス製のため重量があります。
ダイソー「クッカー3点セット」は、収納袋込みで421g(外箱なし、筆者実測)。
ステンレスゆえの重量なのですが、徒歩キャンプなど少しでも荷物を軽くしたい人は鍋の数を減らすなど工夫が必要です。
どうしても軽量化したい場合は、アルミやチタンでできたクッカーを探したほうがいいかもしれません。
ファミリーでキャンプをする人
ダイソー「クッカー3点セット」は直径が15cm程度と小さめなので、1〜2人分の食事を作るのに適しています。
ファミリーやグループで数名分の食事を一度に作る場合は、大きめの鍋を使いましょう。
料理はお湯さえあればOKな人
キャンプ中、お湯を注ぐだけでOKのカップラーメンやドライフーズだけで足りてしまうという人は、ダイソー「クッカー3点セット」はクッカーが多すぎるかもしれません。
そんなときは、鍋(大)だけを持っていき、そのときどきのキャンプスタイルで残りの鍋を追加して調整するのもよいでしょう。
湯沸かし専用のケトルや保温ボトルを探すのもおすすめです。
▼プリムス「ライテック・ケトル 0.9L」