Soomloom(スームルーム) UL薪ストーブ
Soomloomの新作薪ストーブ2台目、UL薪ストーブです。
ちゃんとしたサイズで9,700円の超激安だったんですよね。
UL薪ストーブのスペックから確認
- 素材 :ステンレス鋼
- 本体サイズ(使用時):(約)L345mmxW210mmxH315mm
(収納時):(約)L38cmxW30cmxH6.5cm - 煙突のサイズ:巻き煙突Φ70mmx高さ2000mm
- 価格 :9,700円
- セット内容 :薪ストーブ本体、脚4本、巻き煙突2m×1、煙突ホルダー×1、煙突ロッキングバンド×1、煙突リング×8ケ、作業用手袋×1
開封して中身を見ていきましょう
まず本体の品質が若干不安だし、ケースなんてついているわけないと思っていたのに。
このケースもクッションが入っている。
革製の耐熱グローブまでついていた。軍手が入っているのを見たことはありますが、レザーグローブが入っているのは初めてです。
グローブ単体でいくら安くても500円くらいで売るようなもんなんじゃないですかね。
グローブにケース、中身はこちら。これで1万円切っちゃったらすごいなぁ。
先程のミニストーブもこちらも冬に向けてほしいって思う人絶対出てくると思うので、なんとかこのままの価格を維持して再販して欲しいと願っております。
超軽量薪ストーブということですが、ステンレス製で超軽量というわりには重さは3kgありまして、中にはもっと軽い薪ストーブというのも存在するので最軽量クラスではないですね。
しかしコンパクトなことは間違いない。
組み立てサイズは奥行きが 345mmということで30cmクラスの薪は入れられますが、40cmの薪になると入りきらない可能性がありますね。
地面からの高さは2270mmあるので煙突穴が付いているような幕ならだいたい設置ができそうだし、正面にガラス窓も付いていますので炎を見て楽しむことができます。
UL薪ストーブを組み立てていきます
Soomloomの製品は基本的に説明書がついていないことが多いですが、販売ページに説明書をつけてくれていました。
その通りにやってみましょう。
この手の軽量薪ストーブは結構ガタガタにはなってきます。
ちゃんと組み立てれば普通に使えるのですが、ゆがみというのはどうしてもがっしり重たい薪ストーブに比べると出やすいので、そういうものだと理解はしないといけないです。
箱の部分は組み合わせるようになっていますね。
これで箱型になりました。そうしたら底板を置いてハメます。
横に倒してこの脚が4本あるので、パーツを外して箱に刺します。
そうすると上から飛び出すので、あと3本も同じように刺します。
華奢な脚だなぁ。結構前からこういう形の薪ストがあるのは知っていましたが、この細い脚を見ていると若干不安になりますけど 強度はそれなりにあるのかな。
では四隅にネジが飛び出しているのでこの天板をはめていきましょう。
そして上からネジで締めて、この下の蝶ネジを締めて本体を挟み込む感じですね。
あとは煙突ホルダーをはめて回せばロックされます。
一応これで煙突以外の部分が出来ましたが、完全に固定されればものすごい細い脚なんですけど意外と安定感はある。
薪をいっぱい入れて上にフライパンなどを置く。ギュッと押してみてもしっかりはしてますね。
少なくともこの状態で倒れるということはなさそうですね。
がっしりした薪ストーブと比較すれば こういうUL系のストーブは耐久性・強度は劣りますが、作りも激安と思えないです。
開けると中は結構広いですね。
そして安すぎるがゆえにこれから薪ストーブをやってみたい人たちがこれを買いたいっていうパターンが増えてくるのではないでしょうか。
大手を振ってお勧めできるかっていうと、ちょっと組み立てにはコツがいるし、面倒です。
そして使っているうちにきっとガタガタ歪んでくるのでその状態なりに組み立てたり外したりをやっていければいいと思います。
あと巻煙突なのでコツがいりますね。
最初が難しいだけで一回使ってしまえば癖はついてくれるので巻くことはできると思いますが、これも手を切ったりしやすいです。
純粋に使いやすさだけで言うと私が今まで触った物の中では、鉄製のがっしりしたやつや、あと本物のステンレス薪ストーブも使いやすいと思います。
ただあれらはコンパクトにはならないし、もちろんこれよりも値段が高いのでこれにしたいという人が出てくるとは思います。
初心者向きのモデルですとは言えないかもしれないので、そこだけ念頭においてもし買われたらしっかり組み立て撤収の練習をしたり巻煙突のコツを掴んで手を切らないように注意してやるということは重要になってきます。
ちゃんと使える薪ストーブで1万円以下ってオンリーワンになれると思うので、再販を期待しております。
やはり灰かき棒はついていました。
煙突は外で組み立てる必要があるので、屋外に行きましょうか。
今まで使った巻煙突よりも素材が厚くて硬いので、パイプを使用して巻きました。
きれいに巻くのにコツが入りそうなステンレスシートだと思いますね。
筒を使用したり、2人で慎重に巻くなど、結構折り目がつきやすい硬いシートなので工夫してやる必要がありそうです。
出来ましたが、煙突の安定感がイマイチ。というかこのまま単体で使おうとすると安定感が悪い。煙突が少し重いと思うんですよね。
シートの厚みがあってやや太めなので不安定さは否めませんので、これはテントなどの煙突穴にしっかり通して倒れないように設置して使う必要はありますね。
火入れ
火を入れていきましょう。
いい感じで燃えてきましたね。
こうなると硬い薪でもよく燃えてくれると思いますので、扉を閉めておきましょう
空気孔を閉めたり開けたり。こんな感じで調節ができますね。
火を入れると扉の動きが少し硬くなります。
フラットになっているので、この上は調理にも使えそうですね。
薪ストーブ本体は問題なく使えるんじゃないでしょうか。
この煙突がちょっと使いづらいかなとは思いますが、その辺の扱いも含めてできそうだという方にはコスパの高い薪ストーブなんじゃないでしょうか。
まぁ予想してたぐらいの歪みは出ています。ただ全然使えないレベルではないです。
煙突はちょっと力を入れるとすぐに折り目がついてしまうような厚みのあるシートなので、1回使ったので次からは癖がついて煙突にはしやすいと思います。
こういう組み立て式のキャンプギアに慣れていないような人は扱いにくい要素が多いアイテムなのかなと思いました。
逆にそういうの好きだし得意だって言う人なら安いしかなり遊べるストーブだと思いました。