趣味と日常が行き来する「平日キャンプ」。人気上昇で予約困難なキャンプ場も多数
キャンプコーディネーター・ライター・モデルとして活躍している佐久間亮介さんは、仕事柄、キャンプ場で撮影を行ったり、ロケやイベントのコーディネートをする機会が多いそう。そんな中、最近では週末だけではなく平日でもキャンプ場の予約が取れない……なんてことも!
今までは、人気のキャンプ場でも平日の集客に苦労しているところが多かったのですが、キャンプブームによりその問題は徐々に解消されているのだとか。
平日キャンプが人気を集めているのには、働き方改革の重要性が叫ばれ、有給休暇や長期休暇が取りやすい環境になった人が多いことが挙げられます。
子どもが未就学児の場合はファミリーキャンプ、友人同士やソロキャンプなど、週末だけのレジャーではなくなってきているというデータもあります。確かに週末以外のお休みが取れるのであれば、混雑が避けられる平日キャンプを選びたいですよね。
ただ、「平日キャンプ」の利用者が多くなったのには他にも理由があるとのこと。
なんでも、キャンプ場でワーケーションやテレワークを推進しようという試みも広がっているからなんだとか。
つまり、パソコンやタブレットを使用するのに必要な電源・Wi-Fi環境など設備が整うことで、キャンプ場がオフィスになるということ。そういったテレワークオフィスとしての利用を意識したサービスを展開しているキャンプ場が徐々に多くなっています。
平日のキャンプ場で見かけたキャンパー40人に聞いてみました!
fam_mag編集部が実際に平日のキャンプへ行き、いろいろ質問をしてきました!
Q.今日は誰と一緒に来ているんですか?
1位 家族(子どもや夫婦も含む)(22名)
2位 仲間(友人・同僚など)(9人)
3位 ひとり(7人)
その他(2人)
Q.平日キャンプは何曜日にすることが多い?
1位 金曜日(13名)
2位 決まっていない(11人)
3位 月曜日(10人)
その他(6人)
Q.平日キャンプの1番いいところを教えて!
1位 予約が取りやすい(23名)
2位 眺望のいい場所に陣を取れる(9人)
3位 人が少なくてわりと静か(4人)
その他(4人)
キャンプ場でのワーケーションは今後もっともっと加速しそうな予感!
リモートワークが可能な人なら、自宅はもちろん旅先やキャンプ場が「仕事場」になります。
大自然に囲まれながら心地よく働くのも気持ちが良い!そのための設備投資は増加の一途をたどっています。
政府からの支援も活性化を後押し!
コロナ禍における観光産業従事者に対する支援の一環として、顧客を獲得しアウトドア関連事業を活性化することで雇用を守るという考えのもと、支援のための予算が組まれました。
総予算の内訳は、イベント開催やツアー企画のための補助金、ワーケーション推進のための補助金に区別されます。
ワーケーション推進予算は、Wi-Fi設備や電源設備、ワークスペースの充実などに費やされることになるんだそう。
政府や事業者ともに、今後のワーケーションの重要性と将来性に大きな期待をしているのがわかると思います。