バイクに積載するときのポイントはたった1つ!道具は使用シーン・用途によって「分けること」
バイクへうまく道具を積載するには、道具の選び方も大切です。しかし、「積載するとき」に焦点を当ててみると、私が特に気にしているポイントは1つ。
それは「道具は使用シーン・用途によって分けること」です。
では、早速「分けること」とは具体的にどういうことなのか、なぜ「分けること」が大事なのかを解説していきますね。
ちなみに、道具を選ぶときの考え方は、キャンプスタイルの方向性が似ている「バックパックキャンプ」について書いているこちらの記事が参考になるかもしれません。あわせてチェックしてみてください。
分け方は使うタイミング&用途別!道具をキャンプやツーリングで実際に使うシーンを想像してみる
「分けること」と言っても難しく考える必要はなく、その道具をいつ、どんな風に使うのかを考えてみるだけでOKです。
例えば、以下のように分けてみます。
寝袋・まくら | 寝るとき |
---|---|
テント・グランドシート・ペグ・ペグハンマー | 設営するとき |
テーブル・イス・クッカー・バーナー | 設営後 |
焚き火系 | キャンプ中 |
カメラ、温泉グッズ | 移動中 |
上記のように分けたら、それぞれの使うシーンに応じてパッキングをしていきます。
設営するときに使うモノは、キャンプ場についてすぐに触りたいので、バッグ等を開けてすぐに取れる場所へ。
キャンプ中や寝るときに使うものは、設営して落ち着いたあとでも良いので、バッグの奥底に。
カメラや温泉グッズ、モバイルバッテリー等は、ツーリング中にも使いたいので、出来ればバッグのメインポケットを開けずとも取れる位置へパッキングします。
これが「分ける」ということです。分け方はその人のキャンプスタイルにもよるので「自分が分けるならどんな風になるだろう」と考えてみてください。
分けることのメリットは「積載がしやすくなること」&「取り出しやすくなること」
私は道具を「分ける」ことには、主に2つのメリットがあると思っています。
まず、「積載がしやすくなること」です。
バイクは車のように1つの大きなスペースがあるのではなく、シートバッグ・サイドバッグ・トップケースなど、限られた容量のスペースが複数あるような形です。
「積載スペースはシートバッグだけ」という方もいますが、それだと容量がかなり限られてしまうので、複数のスペースを設けて容量を拡張するケースがほとんど。
容量が限られた複数のスペースに上手に道具を積載するためには、道具を分散して積載していくのが大切になります。
前述のとおり、道具を用途別に分けてあげることで「このカテゴリはよく使うから左側のサイドバッグへ」「あまり使わないシュラフなどはシートバッグの奥へ」と、うまく分散して積載しやすくなります。
そして、シートバッグ等の中へ収納する際にも、道具が用途ごとに分かれていればテトリスのように詰めやすいので、パッキングのしやすさにも繋がります。
さらに、道具を分けることで得られるメリットの2つ目は、「取り出しやすくなること」です。
使うタイミングごとに分けて収納していれば、その道具を「使いたい」と思ったときにサッと出して使いやすくなります。
特に設営時は、テントなどがすぐにアクセスできる場所にあると動きやすいですよね。
バイクの積載スペースは限られているので、一度適当に荷物を積んでしまうと、パズルがずれてしまうように、必ずなにかが収まらなくなります。
道具を取り出しやすい形で積載しておけば、パズルがずれることなく、快適なキャンプツーリングが楽しめるようになるのです。
このように、積載スペースが限られたバイクにおける「分けること」の大切さはお分かりいただけたでしょうか。
「分けること」をしっかり意識すれば、一気にバイクへの積載がしやすくなるはずです。ぜひ実践してみてくださいね。
ちなみに、分けるときには、こんなコンプレッションバッグもおすすめです!