バックパックキャンプをするにはどんな装備が必要? 重さとパッキング性能にこだわって選ぼう
さて、そんなバックパックキャンプをするには、どんな装備が必要なのでしょうか。今回は装備を選ぶうえでの考え方と、私が使っているイチオシの装備をちょこっとご紹介。
バックパックキャンプでキャンプ道具を選ぶときに私が特に意識しているのは、重さ・パッキング性能の2つのポイントです。
【1】重さ
自分で背負うことになるので、やはり道具の重さは見逃せないポイントです。
登山ではないので極限に軽いものである必要はありませんが、少なくとも自分が背負って運べるものでなくてはなりません。
例えば、私の使っているテントはテンマクデザインの『パンダクラシック(廃盤品)』ですが、重量は約2kgです。
テントを設営したときの快適性と携帯性のバランスをとると、大体2kg前後の重さが自分の中での基準となっています。
パンダテントは現在リニューアルされていて、より過ごしやすくなっているのでバックパックキャンプにもおすすめなテントですよ。
●フライシート&インナーテントでダブルウォールテントとして、 フライシートのみでシェルターとしても使用可能。
●フライシート&インナーテントには前後にドアを配置。 前室に道具を置いた状態でも出入りが容易で、観音開きのドアは風通しも良好。
●天頂部にテント内の換気を促すベンチレーターを配置。 ●インナーテントは220cm×100cmで、フライシート内の前室も広々。
●インナーテント上部に、ヘッドランプや小物の収納に便利なメッシュポケットを配置。
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【2】パッキング性能
パッキング性能とは、道具のパッキングのしやすさのことです。収納サイズが小さいことやまとめて収納できる道具を、私は「パッキング性能が高い道具」と呼んでいます。
バックパックという限られたスペースに道具を収めなくてはなりませんから、より小さくパッキングできる道具は重宝します。
例えば、シュラフに目を向けてみると、素材の違いでパッキング性能が大きく異なることがわかります。
シュラフには中綿がダウンのものと化繊のものがあります。化繊の方が水に強く、価格が安いですが、ダウンの方が圧縮できるので、収納サイズは圧倒的に小さくなります。
特に中綿がたくさん必要な寒い時期だと、ダウンシュラフでないとバックパックに入りません。入ったとしてもバックパックがシュラフで埋まってしまいます。
このように同じ道具でも素材や構造の違いでパッキング性能が異なります。できるだけ小さくまとまる道具を選びましょう。
ちなみに私が寒い時期に使っているシュラフは、イスカの『ダウンプラス ニルギリ』です。(リンクは現行版)