冬の北海道の車中泊で使ってみた!ワークマン新製品『フュージョンダウンシュラフ』を徹底レビュー
実際にフュージョンダウンシュラフを冬の北海道の車中泊で使ってみて、使い心地がどうなのかを徹底レビューしていきます!
フュージョンダウンシュラフには、ワークマン製品らしい特徴がいくつかありますが、その中でも特に私が気に入ってるポイントを中心に紹介します。
軽くて暖かいフュージョンダウンを使用!吸湿発熱で快適な寝袋
前でも少し触れましたが、フュージョンダウンシュラフの注目ポイントは、なんといっても中綿に使われているフュージョンダウンです。
フュージョンダウンは化繊50%(ポリエステル40%、アクリル10%)・ダウン45%・フェザー5%でできています。
ダウンのような暖かさと軽さ、そしてふわっとしたさわり心地を低コストで実現。さらに、洗濯も可能という、日常生活で使うには最適な素材になっています。
フュージョンダウンはワークマンで人気の防寒ウェア『フュージョンダウンフーディ』などのフュージョンダウンシリーズにも使われていて、私も気に入って使っています。
また、フュージョンダウンに使われている化繊は「吸湿発熱素材」です。湿気を吸って発熱するので、暖かいだけではなく蒸れにくいのも特徴です。
軽くてコンパクトな見た目に対し、快適温度は4℃と温暖な地域なら冬でも使える性能になっているのも注目のポイント。
実際に私が車中泊で使った際、車内の気温は朝の寒い時間で-1.5℃でした。
さすがに氷点下になると、薄着1枚とフュージョンダウンシュラフだけでは寒さを感じます。しかし、中に毛布を1枚入れることでぐっすり眠ることができました。
スペック通り4℃くらいまでであれば、少し暖かい服装をして、毛布なしで快適に眠ることができると思います。
ディアマジックダイレクトで高撥水!汚れが落ちやすいのでどこでも使いやすい
このフュージョンダウンシュラフのもうひとつの特徴は、「DIAMAGICDIRECT(ディアマジックダイレクト)」が採用されているという点です。
ディアマジックダイレクトとは、ワークマンのウェアにも採用されている、高撥水&防汚処理のこと。防水ではないものの、高い撥水性能でちょっとくらいの水ならはじくほか、汚れも付きにくくなっています。
ソースやケチャップがかかっても、水で流すとするっと落ちるほど強力な防汚処理です。
実際に、以前ディアマジックダイレクトが使われた真っ白のポロシャツに醤油やソースをかけて実験してみましたが、跡も残らず綺麗に落ちたんですよね。
ディアマジックダイレクトの採用により、フュージョンダウンシュラフはキャンプやアウトドアでハードに使いやすい寝袋といえるでしょう。
軽くてコンパクトで持ち運びしやすい
フュージョンダウンシュラフはダウンに近い、軽い素材を使っているため、収納袋に入れるとかなりコンパクトになるのも魅力の一つです。
通常、中綿が化繊で使用可能温度が-1℃の寝袋だと、それなりのサイズになり、重さも1.5kg以上になるケースが多いです。
しかし、フュージョンダウンシュラフは円周57cm×高さ36cmとコンパクトに収納でき、重さも1kgと比較的軽量。冬用の寝袋のなかでは、かなり扱いやすい製品だと思います。
もちろん、北海道で真冬にキャンプや車中泊をする場合は、-20℃以下まで耐えられる寝袋を準備しなければいけません。しかし、温暖な地域であれば、フュージョンダウンシュラフは冬も活躍してくれるはず。
冬にも使える寝袋がここまでコンパクトかつ軽量なのは嬉しいですよね。車に積んでもほとんど場所をとらず、鞄に入れることもできますよ。
汚れたら洗濯できる
フュージョンダウンシュラフは自宅で丸洗いができます。丸洗いできる点は、私がフュージョンダウンシュラフを気に入ってる理由の一つ。
水洗い不可の寝袋も多いなかで、フュージョンダウンシュラフは40度までの液体での手洗いや、弱い操作によるウェットクリーニングが可能です。
洗濯を数回しただけではディアマジックダイレクトの性能も落ちません。
頻繁に何度も洗ったり、洗濯機で丸洗いしたりすれば性能が落ちるケースがあるかもしれませんが、汚れたときに手洗いする程度であれば性能に大きな影響はないでしょう。
そろそろ汚れたかなと思ったときに手軽に洗濯できるのはありがたいです。