SDGs未来都市に選定されている三重県の「いなべ市」。アウトドアシティを掲げていることもあってハッピーキャンパーの皆さんはご存知の方も多いのではないでしょうか?「青川峡キャンピングパーク」や昨年オープンしたばかりの「やまてらす」など人気のキャンプ場もある同市は、”カジュアルなSDGs”を掲げ、地域の未来のために「大切」かつ「楽しい」活動を行っています。大人も子供も楽しめて、そして大切なことを分かりやすく伝えているいなべ市の取り組みはどのようにして産まれ、目指す先のビジョンはどんなものなのか、そしてどうやって企画を考えているのか。素敵な活動に興味津々のハピキャン編集長「大西」が現地まで取材へ行ってきました!

「SDGs=難しい」? そんなことはないんです!身近にあるSDGsってどんなもの?

画像: ハピキャン編集部撮影 いなべ市役所 佐藤祐孝さん

ハピキャン編集部撮影
いなべ市役所 佐藤祐孝さん

いなべ市に訪問した大西編集長を出迎えてくれたのは、いなべ市役所商工観光課の佐藤祐孝さん。いなべ市の“カジュアルなSDGs”を市内・市外に発信しているキーマンの1人です。

画像1: 大西編集長

大西編集長

佐藤さん自身がカジュアルな雰囲気。話しやすそうで安心(笑)

いなべ市はどのような活動を行なっているのか、そして“カジュアルなSDGs”って一体どんなものなのか。大西編集長が根掘り葉掘り聞いちゃいます!

「SDGs=難しい・堅苦しい」という思い込みをなくすことが大切

画像1: ハピキャン編集部撮影

ハピキャン編集部撮影

大西編集長と佐藤さんが集まったのはいなべ市にあるキャンプ場の「やまてらす」

天気も良くまさにキャンプ日和のなか、お二人の対談が始まりました。

画像2: 大西編集長

大西編集長

早速ですが、教えてください。いなべ市は“カジュアルなSDGs”を大切にしているとのことですが、なぜ「カジュアル」がキーワードなのでしょう?

画像1: 佐藤さん

佐藤さん

まずは「SDGs=難しい・堅苦しい」というイメージを無くしたいんです。周りにヒアリングをしてみると、SDGsに対して肩肘を張りすぎている人が多いような気がして。

最近なにかと耳にする機会が多い「SDGs(持続可能な開発目標)」。よく聞くことはあっても「正直よくわからない、なんか難しそう」というイメージを持っている方もいるのではないでしょうか?

画像2: 佐藤さん

佐藤さん

SDGsに取り組むには大きなことをしないといけない、と思っている方も多いかもしれないんですが、私はそんなことはないと思ってるんです。

画像3: 大西編集長

大西編集長

なるほど。SDGs すなわち「持続可能な開発目標」を指しますが、言葉だけ見ると難しく考えちゃうかもしれないですね。

画像3: 佐藤さん

佐藤さん

そうなんです。だからいなべ市では、SDGsを堅苦しく説明するのではなく「おしゃれ」「かわいい」といった分かりやすく共感が生まれるデザインや、「楽しい」「やってみたい」と思えるようなイベントを通して訴求することに大切にしています。

画像1: SDGs未来都市 三重県「いなべ市」が発信し続ける“カジュアルなSDGs”って?アウトドア好きが注目する「山辺」の街にハピキャン編集長が突撃取材!
画像2: SDGs未来都市 三重県「いなべ市」が発信し続ける“カジュアルなSDGs”って?アウトドア好きが注目する「山辺」の街にハピキャン編集長が突撃取材!

☝️このイベントはコロナウイルスの影響で一度は延期されましたが、改めて2021年12月に開催されました。

こちらはいなべ市が2021年に実際に行ったイベントの案内チラシです。

「いなべの里山で楽しくSDGsを学ぼう!」とあるように、面白くワクワクするような体験を通してSDGsを学んでもらうイベントでした。

「SDGsとはこういうものだ」と一方的に伝えるのではなく、参加者と一緒に遊びや体験を通して学んでいくのがいなべ市のスタイル。

ちなみにこのイベントではハピキャンも一緒にコンテンツを作らせてもらいました!

「いなべ市版SDGsチェックシート」で身近にあるSDGsを確認してみよう

画像4: 佐藤さん

佐藤さん

いなべ市内のお店や企業から「SDGsに取り組みたいけど、まずはどうしたらいいのかわからない」といったご相談を受けることもあります。

お話を伺ってみると、皆さん気づいてないだけで、実はSDGsに取り組んでいたというケースもよくあるんです。

画像2: ハピキャン編集部撮影

ハピキャン編集部撮影

画像4: 大西編集長

大西編集長

気づかないうちにSDGsに取り組んでいたというのは??

画像5: 佐藤さん

佐藤さん

例えば「こまめに電気を消す」「調理で使用した油をそのまま捨てない」など、普段当たり前のようにしていることがSDGs的な活動でもあるんですよ。

佐藤さんが例に挙げた、節電や環境に配慮した行為は「資源を大切にしている行為」とも言えます。

つまり、それだけでSDGsの取り組みに携わっているということでもあるんです!

画像6: 佐藤さん

佐藤さん

そういった声から、いなべ市内の事業者の活動を、SDGsの17のゴールに関連付ける、チェックリスト型ツール「いなべ市版SDGsチェックシート」を作成しました。

画像: いなべ市版SDGsチェックシート(一部加工)

いなべ市版SDGsチェックシート(一部加工)

画像7: 佐藤さん

佐藤さん

このチェックシートを見て頂くと「こんなこともSDGsなんだ」と思う項目もあると思います。

筆者も実際にやってみましたが、「これがSDGsに関係することなんだ〜」と思う項目も。

SDGsに関心を持ったとき、新しいことをやろう!と無理をするのではなく、まずは今自分が行っている行動を見直すことから始めるのがいいかもしれませんね!

ゴミ拾いだって立派なSDGsのひとつ 一人ひとりが実践できるSDGsはたくさんある

「ちょっとちょっと、なんでこんなことになってんの〜!!」

大西編集長と佐藤さんが真剣に話していると、なにやら聞き覚えのある声が響いてきました。

画像: ハピキャン編集部撮影 両手にゴミを抱えたナイスキャンプマン

ハピキャン編集部撮影
両手にゴミを抱えたナイスキャンプマン

現れたのはナイスキャンプマン!大西編集長と佐藤さんがやまてらすにいると聞いて、駆けつけてくれたようです。

両手にはたくさんのゴミが...なんで?(笑)

画像1: ナイスキャンプマン

ナイスキャンプマン

ここに来る途中でゴミがたくさん落ちてたから拾いながら来たよ〜。

道端のゴミも見逃さないナイスキャンプマン。さすがです!

画像2: ナイスキャンプマン

ナイスキャンプマン

ゴミ拾いだって「僕たちが地球に住み続けるための行動」のひとつ。つまり立派なSDGsだからね!

ナイスキャンプマンの言う通り、ゴミ拾いだって立派なSDGsのひとつなんです。

ゴミ拾いには特別な道具や技術は必要ありませんよね。ということは、誰でもできるコトです。

どうでしょうか?ここまでのやり取りから「あれ?SDGsって意外にハードル低いかも」と思えるようになってきたのではないでしょうか?

そんなこんなでナイスキャンプマンも対談に合流です。

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