実際にシュラスコを作ってみよう! キャンプ場での手順を解説
手順というほどの手順はシュラスコにはないのですが、調理中の写真なども交えながら、実際私がどうソロキャンプでシュラスコを楽しんでいたかを書いてみます。
とにかくひたすら肉を食べてハイボールを飲んでいました。
手順1:炭火を起こす
炭火グリルに炭をセットし、炭火を起こします。この段階でもう飲みながらですね。
ユニセラの場合、ユニフレームの「森の着火剤」を3つほど底に並べ、ライターで着火すればそれだけで十分火が回ります。
ポイントとして、あまりギッシリと炭を詰めすぎると、肉が炭にくっついてしまいます。また、火勢が強すぎて、焼き加減の調整が難しくなります。
ですので、いつもより炭を少なめにし、遠火でじっくり焼くようなイメージを持っておきましょう。
手順2:肉に金串を通しておく
肉に金串を通します。2本以上の金串を使うと、肉が勝手に回転しなくなります。
本場のシュラスコでは、長くて太い串(剣の場合もあります)で、大きな肉塊をグッと曲げてから貫くので1本の串でもコントロールがしやすいのですが、所詮はソロキャンプ。
そんなに大きな塊は食べられないので、2本串が無難です。なお、ブロック肉は3~5センチ程度の厚みでスライスしてから串を刺します。
手順3:肉を焼く
炭火が十分に火勢を得たら、肉を焼いていきましょう。時折ひっくり返したり、ほったらかしたり。
多少焦げてもカリっとした歯ごたえがむしろ美味しいぐらいですし、内側まで焦げてしまうようなことは滅多にないので、あまり神経質にならず、お酒でも楽しみながら自由に焼いていきましょう。
手順4:肉を切り落とし、味付けして食べる
焼けたかな、と思ったところでナイフで肉を切っていきます。内側の火の通りが怪しい場合、食べられそうな部分を切り落としたら、再度焼き直せばいいです。
切り落とした肉には、岩塩やニンニク、アウトドアスパイス、そしてモーリョなどをかけて味を楽しみながら食べます。
モーリョは単品で食べても美味しい箸休めになります。
あとはもう、酒を飲んで、さらに肉を焼く。ひたすら気のすむまでこれを繰り返しましょう。
私はこの日、なんのかんので600gぐらいは一人でシュラスコを堪能してしまいました。
シュラスコはファミリーキャンプでも楽しめる! バーベキューの新たな面白さを見つけよう!
やってみてよくわかったのですが、シュラスコは実に大らかなバーベキューです。
普段のバーベキューは、「網の上に肉がギッシリならんで、急かされながら食べているようなイメージ」ですが、シュラスコはのんびり肉の焼けるのを待っている時間が長く、しかしその時間がまた楽しいのです。
どうしてもたくさんの肉はまとめて焼けないので、ゆっくり食べられるのもいいです。
シュラスコはソロキャンプの贅沢な時間にはぴったりですが、もちろんファミリーキャンプなどにも合うと思います。
その場合は、通販などで巨大な肉の塊を買ってみるのも面白いかもしれませんね。
シュラスコは普通にやれば失敗はしない簡単な料理ですし、ちょっと変わったバーベキューをしてみたいのなら、是非チャレンジしてほしいと思います。