冬キャンプでテント内の結露を防止する7つの対策
冬キャンプの大敵である結露を抑えるためには、上記で説明した結露発生原因の【温度差】【湿気】【素材】【通気性】の4点を、どのように対策するかが重要になります。
そこで、冬キャンプで結露をなくして快適に過ごすにはどのような対策をすれば良いのか、解説していきます!
【対策1】就寝時にテント内外の温度差をなくそう!
最も効果的な方法はキャンプライフを楽しんだ就寝時には、換気をしてテント内外の温度差を無くすのが一番簡単な方法です。
ただし外気温と室温との差を無くすことで結露は発生しにくなりますが、寒くて眠れない事もあるので冬用ダウンシュラフを使用し、電源サイトやポータブル電源で電気毛布を使い快適に就寝するようにしましょう。
▼冬キャンプでもあったかいおすすめの「ダウンシュラフ」「電気毛布」はこちらの記事でもご紹介しています!
【対策2】テント内の通気性を良くする(風通し・換気)
次に、寒いかもしれませんが就寝時にベンチレーションを最大にして通風し、水蒸気が溜りにくい環境を整える事で結露を防ぐ事が可能です。
さらに効果的なのはテント内でサーキュレーターを使い、テント内の水蒸気の移動を積極的に行う事です。
▼キャンプにおすすめのサーキュレーターはこちらの記事でもご紹介しています!
【対策3】結露の素になる湿気を抑えよう!
結露の元になるのは湿気(水)ですので、防水性の高いグランドシート、フロアシート、フロアマットなどを敷く事で地面からの水蒸気を抑える事ができます。
また、就寝時の人間からも多くの水蒸気が発生しますので、マスクをする事で水蒸気を抑えて結露防止に繋がり、乾燥から喉を守る事にも繋がりますので一石二鳥です。
【対策4】吸湿性&通気性の高いテントを使おう!
結露を抑える為に欠かせないのはテントの生地素材で、吸湿性や通気性の高い素材のテントなら結露を大きく軽減できます。
特にコットン(綿)素材は防水性は低いですが、湿気の吸湿性や通気性も高く、冬キャンプには最適です。
ポリコットン(TC)素材でもある程度の効果が期待できます。
▼ポリコットン素材のテントはこちらの記事でもご紹介しています!
【対策5】大きめのテントを使う&石油・ガスストーブを極力使わない!
テント内の結露原因に繋がる湿気を多く排出するものは2つあり、一つは人間の呼吸です。
ただし息を止める事は不可能なので、少しでもテント内の人口密度を下げるためにもテントの定員数よりも人数を少なくしたり、実際に使う人数より定員数が多めの大きいテントを使用しましょう。
また、水蒸気を多く排出する石油&ガスストーブは燃焼時に石油&ガス消費量と同量の水蒸気を排出するので、結露を抑えたいなら使用は控えましょう。
その点、煙突から水蒸気が排出可能な薪ストーブがオススメです。
▼筆者はローベンスの薪ストーブ&大型テントの「クロンダイク」のセットで愛用しています。詳しいレビューはこちらの記事を参考にどうぞ!
【対策6】高火力薪ストーブで結露を吹き飛ばそう!
もし結露が発生した場合に高出力の薪ストーブがあれば、短時間でテントの室温上昇をさせる事で、テント内の湿度を下げる事が出来ます。
石油ストーブと違い薪ストーブは煙突部分からの放熱量も高く、短時間で結露で濡れたテントを乾かす事が出来るので、撤収時にテントを乾かす時間を短縮できます。
▼筆者が愛用しているローベンスの薪ストーブ「コバク テントストーブ」については、こちらの記事で詳しくレビューしています!
【対策7】速乾タオルを常備しよう!
高気密高断熱住宅と違い、冬キャンプ時のテントはある程度の対策を施しても完全に結露をシャットアウトをする事は困難です。
そういう時に持っていると助かるのが速乾タオル。
吸水性の高い速乾タオルでテントの結露を簡単に拭き取れますので、常備する事で朝のテントの乾燥作業が短くできます。
【吸収力・速乾性抜群】高吸収、速乾性抜群の極細マイクロファイバー素材を作られたタオルは通常のタオルより5倍の水分を早く吸収できて、乾燥速度はほかのタオルより10倍に速乾できる。そのため、この速乾タオルはスポーツ、ビーチ、入浴、スイミング、ジム、ボート、水泳、フィットネス、ヨガ、旅行、キャンプ、ハイキング、ピクニック、アウトドアなど活動に適用で...
キャンプでのテント結露対策は実は住宅結露対策と一緒!
ここまでお話しした冬キャンプの結露対策は、住宅関連の仕事をしている筆者からすれば当たり前の住宅結露対策です。
もちろん住宅と違い、より過酷な環境下でのキャンプをそのまま当てはめる訳にはいきませんが、冬キャンプでの結露は色んな面でストレスに繋がりますので極力軽減したいものです。
そのため、全ての対策をするのは困難ではありますが、自分に出来る事を見極め最低限の対策をして快適な冬キャンプを楽しんでみられてはいかがでしょうか。
▼冬キャンプを快適に過ごすヒントはこちらの記事でもご紹介しています!