サンシェードの作り方を解説! どんな車種でも自作できる手順を公開
材料を揃えたら、早速サンシェードを作っていきましょう!
自作サンシェードは、たったの4手順で作成できます。難しい作業はないので、DIY初心者でも簡単に作ることができますよ。
サンシェードの作り方【1】窓の型紙をとる
まずは、窓の型紙をとっていきます。
型紙は、新聞紙やビニール袋を窓に貼りつけ、ペンで線を引いていきます。
このとき、霧吹きなどで窓を濡らしておくと、新聞紙やビニール袋が窓に貼りつきやすく、スムーズに作業ができますよ。
フロントガラスやバックドアのような窓ガラスは、複数枚の新聞紙やビニール袋をテープで張り合わせて大きなサイズにしてから、型取るようにしましょう。
また、運転席横と助手席横の窓など、形が同じ窓の場合は、どちらか一方の型紙をとっておけば十分です。
すべての窓の型紙をとるとかなりの時間がかかるので、同じ形の窓は型紙を共通にしてしまいましょう。
サンシェードの作り方【2】アルミシートを切り出す
続いて、型紙に合わせてアルミシートを切っていきます。
アルミシートは、型紙より少し大きめに切りましょう。大きめに切っておけば、窓に取り付けたときに微調整が可能。
また、サンシェードの隙間から光が入り込むことも防げます。
写真ではハサミで切っていますが、フロントガラス用やバックドア用など、長い直線を切るときには、カッターを使用するとスムーズですよ。
サンシェードの作り方【3】吸盤を通す穴をあける
アルミシートを切り出したら、アルミシートの端に吸盤を通す穴をあけていきましょう。
今回使用したアルミ保温シートであれば、カッターやドライバーなど、先がとがったもので簡単に穴をあけられます。ただ、キレイに穴をあけたい人は、穴あけパンチを使って穴をあけると良いでしょう。
また、あけた穴を補強したい場合は、ハトメをつけておくと安心です。
ハトメをつけないままでも使用できますが、穴が少しずつ広がってしまう可能性があります。
実際、市販のサンシェードで、吸盤で取り付けるタイプのものは、ハトメで補強されている場合がほとんどです。「せっかく作った自作サンシェードがすぐボロボロになってしまった…」なんてことにならないためにも、ハトメで補強しておくといいでしょう。
ハトメは手芸用品店や、大型のダイソーなどで取り扱いがあるので、近隣の店舗でチェックしてみてくださいね。
▼ハトメ12mm
▼ハトメパンチ
サンシェードの作り方【4】窓に取り付けて微調整
最後に、アルミシートへ吸盤を通し、自作サンシェードを窓に取り付けます。
アルミシートは型紙より大きめに切り出しているので、このときに窓にピッタリと合うよう、ハサミなどで微調整をしましょう。
大きめのままでも気にならないという人は、そのままでもOKです。
サンシェードの作り方【番外編】壁紙を張り付けて自分好みにアレンジ
特性:こちらの木目シールはPVC(ポリ塩化ビニル)を採用しているため、防水性、防汚性、耐熱性、耐油性などに優れています。無毒無臭でホルムアルデヒドは検出されず、万が一燃焼しても有害ガスは放出しないので人間にも自然にも優しいです!
超簡単2STEPでDIY:裏にガイドラインと粘着剤がついていて、大きさはガイドラインに沿ってカットして調整でき、また剥離紙を剥がせばそのまま貼ることができます。耳がないのでジョイントカットは不要!柄合わせも簡単です。専用の粘着剤があるので繰り返し剥がして貼れるようになっています。(壁に傷...
以上の4手順でサンシェードは完成ですが、アルミシートがむき出しのままでは味気ない印象も受けますよね。
「もっと自分好みにアレンジしたいな」という人は、シールタイプの壁紙を張り付けてみるのがおすすめです。
シールタイプの壁紙は数多くの種類があり、100均で取り扱っていることもあります。
お部屋のカーテンを選ぶように、サンシェードの柄を選んでみるのも楽しいかもしれませんね!
サンシェードの選び方を徹底解説! 車のサイズや用途に合わせて選ぼう
ここからはサンシェードの選び方をご紹介。サンシェードの選び方は、使用する場面や、車中泊をする・しないによって異なります。
また、サンシェードと同じような効果を発揮するカーテンについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
サンシェードの選び方【1】取り付ける場所によって決める
サンシェードの選び方の1つ目は、取り付ける場所から決めることです。
サンシェードを取り付ける場所は、主にフロント・サイド(運転席と助手席)・後部座席(バックドア含む)です。
車中泊をする場合は、すべての窓にサンシェードを取り付けた方が、外からの光や外気の影響を取り除けるため、快適に過ごせます。
車中泊をせず、駐車場に停めている間の対策としてサンシェードを使用する場合は、フロントとサイド用のみ用意すれば十分です。ただし、後部座席にチャイルドシートを取り付けて、小さなお子さんを乗せる場合は、後部座席用のサンシェードがあってもいいでしょう。
乳幼児は体温調節機能が未発達なので、長時間直射日光に当たると体調を崩す恐れが。そのため、小さなお子さんを乗せる場合は、後部座席用も検討してみてください。
ちなみに、後部座席のサンシェードは、運転中に取り付けたままでも違反にはなりません。視界が妨げられず、運転に支障が出ない範囲で取り付けましょう。
サンシェードの選び方【2】サイズによって選ぶ
サンシェードの選び方の2つ目は、サイズによって選ぶ方法です。
あまり大きすぎると窓にフィットせず、サンシェードの効果を十分に発揮することができません。また、小さすぎると隙間から光が入ったり、外からの視線が気になったりと、サンシェードの意味をなしません。
特に車中泊をする場合は、遮光やプライバシー保護の目的が強まるため、サイズ選びはとても重要。
そのため、予算に余裕があるならば、車種専用に設計されたサンシェードを選ぶことをおすすめします。
サンシェードの選び方【3】収納のしやすさで選ぶ
収納のしやすさも、サンシェードを選ぶ上では重要なポイント。
フロント・サイド・後部座席すべてのサンシェードを用意するとなると、収納に広いスペースが必要になります。
特に、車中泊をするわけではなく、駐車場に停めておくときの対策として考えている場合は、収納のしやすさに重点を置くのもアリです。
収納のしやすさでおすすめなのが、傘型のサンシェード。構造は折り畳み傘と同じで、使わないときは畳んで隙間に差し込んでおけます。
ご自身の用途に合わせて、候補に入れてみてくださいね。
サンシェードの選び方【4】デザインで選ぶ方法も◎
サンシェードの選び方の4つ目は、お気に入りのデザインで選ぶ方法です。こちらも車中泊向けではなく、駐車場に停めておくときの対策として考えている人向けです。
一般的なサンシェードは、黒や銀など、シンプルなデザインが多いです。しかし、最近では、ディズニーキャラクターのサンシェードや、花柄のサンシェードなど、種類は豊富。
サンシェードの見た目も楽しみたい人は、デザインで選ぶ方法もおすすめですよ。
サンシェードの選び方番外編①:カーテンを取り付ける場合は注意が必要
サンシェードとあわせて検討されるのが、カーテンです。カーテンは一度取り付けてしまえば、サッと広げられて、収納も必要ないのでサンシェードよりも使い勝手はよさそうですよね。
ただし、カーテンを運転席や助手席に取り付けるのは違反になるので注意が必要。視野を妨げた状態での運転とみなされ、普通車の場合6,000円、中型車・大型車の場合は7,000円の違反金が生じます。
カーテンを取り付けたい場合は、後部座席であれば違反になりません。そのため、運転席や助手席はサンシェード、後部座席や荷台にはカーテンという使い分けもアリです。
サンシェードの選び方番外編②:市販品と自作のどちらを選べばいい? サンシェードを作る前に確認しておきたい注意点とは
安価で済んだり、壁紙で柄を自分好みに変えられたりと、メリットたくさんの自作サンシェード。しかし、いくつかのデメリットもあります。
これからサンシェードを用意する予定の人は、ここからご紹介する注意点も参考に検討してみてくださいね。
自作サンシェードの注意点【1】作るのに時間がかかる
自作サンシェードの注意点の1つ目は、作るのに時間がかかることです。当たり前のことかもしれませんが、案外大事なポイントです。
材料を買いに行き、型紙をとり、アルミシートを切り出して、微調整する。文字にすると簡単そうですが、実際に作業を行うとなると、まとまった時間が必要です。
筆者はDIYがあまり得意ではないため、半日かかってしまいました。DIY初心者でも作れるとはいえ、ある程度の時間がかかってしまう覚悟は必要です。
また、車によって窓の数が異なるため、窓の数が多い車の場合は、余計に時間がかかってしまいます。
自作するかどうかは、まとまった時間をとれるのか、DIYが得意・好きかどうかなど、ご自身の状況に合わせて検討してみてください。
▼市販のサンシェードも購入検討したい人はこちらの記事をチェック!
自作サンシェードの注意点【2】使う素材によって効果がまちまち
自作サンシェードの注意点の2つ目は、使う素材によって効果がまちまちであることです。
サンシェードが必要な理由の1つに、外部の光を遮断するということがあります。
夜間の外灯程度であれば、薄い素材で自作したサンシェードでも問題はありませんが、朝日となると素材によって大きな違いが。薄い素材でサンシェードを作ると、睡眠に影響が出てきてしまう可能性が考えられます。
また、前述した通り、サンシェードには断熱や保温といった役割もあります。そのため、断熱性があまり期待できない素材を利用すると、夏や冬の車中泊では、快適な車内空間からはほど遠い状況になってしまうことも。
今回使用した100均のアルミ保温シートは、筆者が実際に使ってみて、サンシェードとしての役割を十分に果たすことができると感じました。
太陽に当たると少し光るような見た目になりますが、車内は暗くなるため遮光性はまずまず。断熱性についても及第点です。
しかし、氷点下となるような場所で車中泊をする人は、市販品や断熱性が高い素材を購入した方が良いかもしれません。
より効果が高いサンシェードを自作したい人は、キャプテンスタッグの『シルバーキャンピングジャバラマット〈L〉』がおすすめ。
シルバーキャンピングジャバラマット〈L〉は、厚さが8mmと、100均のアルミ保温シートよりも厚手。また、ジャバラになっていることで、収納時に折りたためるのも嬉しいポイントです。
予算に余裕がある人は、キャプテンスタッグの『シルバーキャンピングジャバラマット〈L〉』を使ってサンシェードを自作することを検討してみてください。