キャンプで作る「たこ焼き」の食材と道具
たこ焼きの食材(3~4人前)
★たこ焼き用粉 …200g
★水 …800~1000cc(粉の必要量に対し1.5倍程度)
★卵 …3個(粉の必要量に対し1.5倍程度)
★牛乳 …100cc
★薄口しょうゆ …大さじ1
★昆布(無くても可) …2本
★だしパック(無くても可) …2個
★顆粒だし …3g
- タコ(加熱調理済み) …100g
- 刻みネギ …1パック
- 青のり …1パック
- 紅しょうが …1パック
- 天かす …1袋
- 青のり …適量
- かつお節 …適量
- たこ焼き用ソース …適量
- マヨネーズ …適量
- サラダ油 …分量外
- こんにゃく(タコの代わり) …お好みで
- カレー塩等スパイス …お好みで
たこ焼きの材料ですが、結構量があります。これ全部をキャンプ場まで持っていくのは大変ですので、★のものは下ごしらえで出発前に混ぜてしまいます。
現地で行うのは、「タコを切る」「焼く」だけです。
水がずいぶん多いのですが、水は多ければ多いほど、フワッとカリッとした美味しいたこ焼きになります。一方で多すぎる水の量だと、いつまでもたこ焼きをひっくり返すことができません。
※ それができるのが大阪のプロのたこ焼き屋さんです。
規定の1.5倍程度の量の水ががちょうど素人に焼ける限界だと思いますが、最初は1.25倍ぐらいから始めるでもいいと思います。
ちなみに牛乳は粉っぽさをまろやかにし、醤油は香ばしさをプラスする隠し味です。
なお、天かすやかつお節、青のりなどはキレイに使い切るのが難しく、また、種類が多くて補充をすることを忘れがちです。
ですので、使用後は画像のように大き目のジップロックに材料をまとめておき、このまま冷蔵庫に入れておくと、次回以降も使いやすいです。
サラダ油は少量しか使いません。
こういう油塗り用のハケが100均で売られていますので、これにある程度油を染み込ませてジップロックに入れておけば、それだけで荷物がだいぶ減ります。
※ ただし、逆さにすると油はこぼれてくることもあるので、クーラーボックスの隙間に差し込んで固定するなど、転がらないような工夫はしましょう。
たこ焼きの調理に必要な道具
- イワタニ 炎たこ(もしくは他のたこ焼き機)
- カセットガスボンベ(ガスで焼く場合)
- 串(2本)
- ペットボトル(2リットル)
- 漏斗
- 油塗り用ハケ
- たこ焼き用舟(皿)
たこ焼きを焼く道具はいろいろありますが、ガスで上手に焼けるのはイワタニの「炎たこ」です。
カセットボンベのガスを使用するのでキャンプ場でも使いやすいですし、高火力でしっかりスピーディに焼き上げてくれます。
【本格的たこ焼き】直火効果で表面はカリッと、中身はトロッとした本格的なたこ焼きを作ることができます。
【きれいな大玉】プレートに切り溝が付いているので、誰でも失敗なくきれいな大玉が作れます。
【早く短時間】専用のU字バーナーなのでムラなく焼けて、電気式のものと比べてとても早く短時間で作れます。
【お手入れ簡単】プレートはフッ素加工されているのでこびりつきにくく、プレートだけを丸洗いできるので、後片付け・お手入れもラクラクです。
【レシピ付き】たこ焼の以外にもスーパー炎たこを使って作るお菓子な...
なお、「たこ焼きはガスで焼け」は大阪の方はみんな口を揃えて言いますね。ガスの火力はやはり電気とは比較になりません。
串は2本あると初心者は焼きやすいですね。材料で紹介した油塗り用ハケと、どちらも100均で買えます。揃えておきましょう。
ペットボトルは2リットルの空のものを用意してください。
たこ焼き用舟は要するに皿ですが、これがあると雰囲気が出ますし、盛りつけもしやすく、しかも燃えるゴミで捨てられるので洗い物が減ります。同じく百均で買えるので、こちらも用意しておくと便利ですよ。
キャンプで楽しむ「たこ焼き」の作り方 事前仕込みがポイント!
【1】まずは下ごしらえ。キャンプ前日に行います。これは私のこだわりで、しなくてもよいのですが、分量よりさらに多めの水(蒸発する分を考慮し)で、昆布とだしパックから出汁を取ります。
水から煮だして沸騰後5分。これで濃いめの出汁が取れます。ここに粉や卵を入れると固まってしまうので、よく冷ましましょう。
※ なお市販の液体「白だし」は、塩分も多く含まれているので、出汁の代わりに使う場合は味見をしながら使いましょう。
【2】材料の★にある、たこ焼き粉、よく溶いた卵、牛乳、醤油、顆粒だしを入れて混ぜます。私の場合はハンドミキサーで一気に混ぜます。
ミキサーがない場合、固まってダマにならないように、最初によく卵を溶き、そこに粉を入れて軽く混ぜた後、出汁(水)を少しずつ入れながら混ぜるとよいです。
【3】よく混ぜ合わせたら、このタネを漏斗を使ってペットボトルに詰めておきます。この時、蒸発で水の量が必要以上に減っていないか、ペットボトルの容量と照らし合わせてチェックしておくと間違いがありません(減っている場合は水を足しておきましょう)。そのまま冷蔵庫に入れて一晩寝かせることで、粉っぽさが落ち着き、カリっと焼けます。
【4】ここからはキャンプ場での調理です。たこ焼きのタネはクーラーボックスに入れて冷やしながら運び、沈殿がないようによく振ってから使います。
【5】タコはぶつ切り。大きく切った方が美味しいです。友人のまこっちゃんによると、代用でこんにゃくを入れてもおいしいとのこと。
【6】炎たこに火をつけ(中火)油を全面に塗っていきます。穴だけでなく、表面にも塗りましょう。この時、水平なところに炎たこを置くようにしましょう。そうしないと、たこ焼きを焼く際、タネが偏ってやりにくいです。
【7】炎たこの穴に、最初に天かすを入れます。天かす自体が熱せられることで油を出し、たこ焼きをカリっと仕上げてくれるからです。しかも、たこ焼きの焦げ付き防止にもなるので、最初に天かすを入れるのは重要なポイントです。
【8】次にタコを入れます。天かすがあるので、この順番で入れてもタコが焦げ付かず、たこ焼きの中心に来るわけです。こんにゃくがあればここで同じように入れます。
【9】タネを入れます。タネはペットボトルからそのまま注ぎ込めます。8分目ほど入れたら、紅ショウガ、ネギ、さらに天かすを入れ、ヒタヒタにします。
慌てずにやっても大丈夫ですよ。画像の手前のたこ焼きはフチの色が変わってきて、そろそろひっくり返すタイミングです。
【10】タネが固まってきたら、串で各たこ焼きを切り離します。切り離した「あまり」の部分は穴の中に串で押し込みますが、丸めていくことで自然と穴に収まっていくので、あまり厳密にやらなくてもOKです。
そうこうしているうちに、穴のフチに串を入れ、スッと隙間に串が入るようならそのたこ焼きはひっくり返ります(串はたこ焼きに刺しません)。
【11】隙間に挿した串で、スプーンですくうように裏返していきます。完全にひっくり返す必要はなく、丸く形を整えるのは、焼けたところから少しずつ回し、その際はみ出たところを穴に入れていけば簡単です。この辺、文字では伝えにくいので、感覚で慣れていってください。難しい場合、弱火に落としてじっくりやりましょう。
【12】焼き上がりです。慣れている人は火力強めで表面をサッと焼いて短時間で仕上げ、「中トロトロ」にするそうですが、どう作ってもおいしいのがたこ焼きの魅力。まずはきれいに焼くことを目指しましょう。
たこ焼きが完成! はじめは出汁の香りとうまみを楽しみ、お好みで味付けを
出来上がったたこ焼きは、舟に乗せます。
まずは何もつけずに食べてみてください。お店ではなかなかしない食べ方ですが、出汁がしっかり効いているたこ焼きは十分これで美味しいです。
スタンダードな食べ方は、たこ焼きソース、マヨネーズ、青のり、かつお節をかけて食べますが、出汁醤油やポン酢などいろいろと味付けは変えられます。
また、からしマヨネーズも合いますし、カレー塩などのスパイスもおススメです。
たこ焼きは冷めても食べられるので、材料は極力余らないように全部作ってしまいましょう。具が全部なくなっても、プレーンのたこ焼きでも結構食べられます。
舟をつかってつまようじで食べると、洗い物としては、炎たこの鉄板と串ぐらいしか出ません。この手軽さもたこ焼きの魅力です。
ご家族でもグループでも美味しいたこ焼きを楽しんでみてください。
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