キャンプだけでなく、人との接触が少なく旅行ができる方法としても、ますます注目を集める車中泊。今回は、車中泊キャンパーである筆者が考える「車中泊に最適な車の選び方」について解説していきます。車中泊で使う車を選ぶときのポイントや、筆者おすすめの車種など、これから車中泊を始める人にとって参考になる内容となっています。すでに車中泊をしている人も、ご自身の愛車の特徴と比べて楽しみながら読んでみてくださいね。

車中泊で使う車を選ぶときのポイントは5つ! 快適な車内空間を作るために大切な基準を解説

まずは、車中泊で使う車を選ぶときに重要視するべき基準について解説します。

車中泊で使う車を選ぶときに基準となるのは、「寝床の広さ」・「室内の高さ」・「床がフラットになるかどうか」・「純正品や社外品の充実度」・「走行性能」の5点。順を追って解説していきます!

車中泊で使う車の選び方【1】寝床の広さ

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

車中泊で使う車を選ぶときに大切な基準の1つ目は、寝床の広さです。

寝床の広さは、車体が大きければ広い空間を確保できるとは限りません。

例えば、筆者が乗っている日産エクストレイル T31の車体全長は4,635mmですが、寝床として使用できる荷室の長さは約1,750mmです。

一方、スズキの軽自動車であるエブリィワゴンは、車体全長は3,395mmと、エクストレイルより小さいです。しかし、助手席を倒してフルフラットにすると、2,240mmの室内長を確保することが可能。

このように、寝床となる場所が荷室だけなのか、助手席を倒して使えるのかどうかで、室内空間は大きく変わります。

そのため、希望する車種ではどのように寝床を確保するのか、確保した寝床は自分の体格に合っているかどうかを必ず確認しましょう。

▼筆者がエクストレイルT31での車中泊を紹介している記事はこちら!

車中泊で使う車の選び方【2】室内の高さ

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

車中泊で使う車を選ぶときに大切な基準2つ目は、室内の高さです。

車中泊は、車内で過ごす時間が長めです。特に、雨の日のキャンプなどでは、ほとんどの時間を車内で過ごす場合も少なくありません。

しかし、室内の高さが十分にないと、車内では背中を丸めて過ごさなければいけなくなります。

筆者は身長176cmですが、荷室をフルフラットにした場合、天井に頭がついてしまいます。そのため、車内で料理をするときには少し窮屈に感じることも。

また、車内での着替えや、寝袋・マットの準備などの作業時にも、天井が高い方がスムーズに動けます。

車中泊向けに車を選ぶ場合、寝床の広さだけでなく、天井の高さも考慮して選びましょう。

車中泊で使う車の選び方【3】床がフラットになるかどうか

画像3: 筆者撮影

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車中泊で使う車を選ぶときに大切な基準の3つ目は、床がフラットになるかどうかです。

車内で寝床を準備するときには、後部座席を倒したり、助手席を倒したりして十分なスペースを確保します。

しかし、車種によっては、傾斜がついていたり段差ができてしまったりと、完全にフラットな床を確保できないことも。

キャンプ用のマットを敷いたとしても、傾斜や段差が気になって眠れない人もいるかもしれません。
そのため、車中泊で使う車を選ぶときには、寝床となる場所の床がフラットになるかどうかも確認できると良いでしょう。

もし、フラットな床を確保できない車種である場合、厚さ10cmほどのマットを用意して段差を感じにくくすると、快適に眠りやすいです。

また、タオルやクッションを段差に入れて、簡易的に段差を解消する方法もあります。

車の床はフラットになる方が望ましいですが、対策方法を検討して、好みに合わせて選んでみてくださいね。

▼車中泊用マットの選び方に関する記事もチェック!

車中泊で使う車の選び方【4】「純正品や社外品の充実度」

最優先ではありませんが、純正品や社外品の充実度も見逃せないポイント。近年の車中泊ブームにより、各社ともに純正品の車中泊グッズの充実度が高まっています。

社外品では、車種ごとに設計されたサンシェードやベッドキットなど、車中泊をより快適にするグッズがたくさん用意されています。

購入したい車種が絞られてきたら、車中泊グッズの充実度で比較して検討してみても良いかもしれませんね。

車中泊で使う車の選び方【5】用途に合った走行性能を持つ車を選ぼう

画像: 車中泊で使う車の選び方【5】用途に合った走行性能を持つ車を選ぼう

自分が思い描く車移動の場所を想定して車を選びましょう。それぞれの車で得意な道が必ずあります。

例えば、軽自動車は普通車と比べて走行性能が劣りがちです。

ただし、ターボエンジン搭載車であれば、高速道路での加速などの走行性能に関するストレスは多少軽減できます。また、雪道や未舗装路を走ることが多い人の場合、4WD車という選択肢も。

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