今回は、「キャンプ×釣り」を楽しんでいる人へ、SUPフィッシングという新しい楽しみ方を提案します。キャンプついでに気軽にできる釣りといえば、海では堤防釣り、山では釣り堀がありますが、正直、物足りなさを感じることがあるかも知れません。「もっと大きい魚が釣りたい」「雄大な自然の中で誰にも邪魔されずに釣りがしたい」など、人それぞれ理想はありますが、「ナショナルジオグラフィックに映るような状況で釣りをしたい」これもまた理想郷だと思います。そして、キャンプのついでという状況で、その理想郷へいざなってくれるのがSUPフィッシングです。今回はSUPフィッシングの始め方を、どこも分かりやすく解説します。これを読んで実践すれば、誰でもナショジオの世界へたどり着けること間違いなしです。

マイボートがないと入れない秘境「奥利根湖」へSUPフィッシングに行ってみた

画像: 筆者撮影:奥利根湖

筆者撮影:奥利根湖

群馬県には、マイボートがないと入れない大型のダム湖がいくつかあります。今回は、その中でも一番の流域面積を誇り、関東の水瓶としての役割を果たしている奥利根湖(八木沢ダム)へ、SUPフィッシングに行ってきました。

狙いはイワナ、ヤマメなどのマス類です。ルアーで狙っていきます。

海でSUPフィッシングをしている人はいますが、湖でSUPフィッシングをしている人はあまり見かけません。

某釣り雑誌の特集で、銀山湖でSUPフィッシングをしながら、日が暮れたら岸に着いて、キャンプをして周遊するという内容を読みました。しかし、具体的な攻略方法はわかりません。

そこで、ダム湖に注ぎ込む支流部分まではトローリング(引き釣りのこと。船を走らせながら餌をつけた釣糸を流す)を行い、流れ込みまでたどり着いたらキャスト(ロッドを振り、仕掛けを飛ばすこと)して、釣りを行う作戦を行いました。

事前に練習で、小規模なダム湖でSUPを使用したトローリングを行ってみた結果、サクラマスをGETできたため、意気揚々とSUPボードを出廷。

地図アプリで位置を確認しながら、支流へ向かってトローリングしていきます。

今回は中重り等は付けずに、5g前後のスプーンでトローリングを行いました。漕ぎ始めて1時間、魚は釣れませんが、広大な自然に圧倒されながら進んでいきます。

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

後から聞きましたが、熊が泳いでいることもあるそうです。途中、ブラックバスや鯉、オイカワの群れは目視で確認できました。岸の近くの浅瀬なら、魚が見えるほど水が綺麗でした。

画像: 筆者撮影:SUPの下を泳ぐブラックバス

筆者撮影:SUPの下を泳ぐブラックバス

さらに漕ぎ進めていると、ここで雷の音が遠くから聞こえてきてしまいました。

山を見ると真っ黒な雲に覆われており、今後の天気の悪化が予想されます。嵐に巻き込まれたら大変なことになるので、諦めて帰港することになってしまいました。

目標の支流まで辿りつくことができず、魚は釣ることができませんでしたが、日本とは思えない程の広大な自然を感じられて有意義な時間を過ごすことができました。

画像4: 筆者撮影

筆者撮影

釣り好きならハマること間違いなし! 「キャンプ×SUPフィッシング」を楽しもう!

画像2: 筆者撮影:SUPフィッシング

筆者撮影:SUPフィッシング

今回の内容をまとめると、初心者はツアーに参加して、技術力と情報を手に入れてからSUPフィッシングに挑戦しようという内容です。

キャンプのついでに気軽に行えるのが、SUPフィッシングの一番の魅力です。最初は少し手間ですが、これを乗り越えれば楽しいSUPフィッシングライフが待っています。

それに、SUPフィッシングは、他のボートフィッシングと比べると初期投資が少ないので、始めやすいです。

今回はSUPフィッシングという大きな枠の中で解説しましたが、海・湖・川、行うエリアによって必要な道具や攻略方法は変わるので、それはまた、別の機会に。

SUPフィッシングは、まだ競技人口が少ないため、ライバルも少なく、始めるなら今がチャンスです。

気軽に誰でも湖面を散歩しながら釣りができるSUPフィッシングで、日々のキャンプを更に楽しんでいきませんか。

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