そこで、専門家の方にご指導いただきつつ、成功ポイントと失敗ポイントをまとめてみました!
ソーラークッキングを成功させるには!?大切な5つのポイント
その後も何回か失敗を繰り返してしまった私は、藁にもすがる思いで、日本ソーラークッキング協会事務局の西川さんに教えを請いました。
太陽の力で料理するポイントは、1つ1つ工程をふんで、きちんと準備すること。5つのポイントを押さえれば、誰でも簡単に調理できるそうですよ。
①お鍋の選び方
使用する鍋は、蓋も側面も底面も、外側がなるべく黒いものを選びます。無い場合には、100均の鍋を黒く塗装して使用してもOK。ガラス蓋や耐熱のサランラップも使えますが、その場合は鍋の内側も黒くしておく必要があります。
また、メニューによっては、鍋ではなく黒いアルミホイルで包んで光を集める方法もあるそうです。
②熱を閉じ込める専用袋が大切
ソーラークッキングには、専用の袋(保温フィルム)を使用します。この袋はオーブンバッグとも呼ばれ、海外ではオーブンでお肉を焼く時などに使用するメジャーなアイテム。これに入れて焼くとしっとりふっくらと仕上がり、煮汁でオーブンを汚すこともないと言う便利グッズです。
ソーラークッキングに使用する時には、温めた空気が逃げないよう、袋の口を1度折り返してから蛇腹折りにしてまとめ、しっかりと閉めます。その時、鍋にあまりピッタリさせず、ふんわりと空気を含むようにしてくださいね。
【内容量】:5枚+専用クリップ5本 【生産国】:中国 【温度帯】:常温 ※冷蔵または冷凍商品も一緒にご注文されている場合、冷蔵・冷凍便でのお届けとなります。
耐熱温度200℃以下。※バックがオーブンの壁・天井に触れないように調理してください。 ※1度使用したものは再利用できません。 ※このオーブンバックは食品専用です。食品以外のものは入れないでください。日本ではあまりなじみがないですが、アメリカなどではスーパーでも売っているロースト作り成功の要因のひとつで、必須アイテムです!一見ただの透明...
③ソーラークッカーのセット方法
ソーラークッキングをする時には、土よりもコンクリートやアスファルトなどの乾燥した地面を選びます。もちろん、調理には晴れの日を選びますが、雨の後や湿度が高い場所は水蒸気で太陽光が乱反射し、眩しいほどの晴れの日でも思うように太陽のエネルギーが集まらないことがあるそうですのでご注意ください。
肝心のパネルの角度ですが、日本は緯度が高いため「夏・冬」でパネル位置を判断するのではなく、7〜8月以外のほとんどの季節を冬仕様(パネルは下げたまま)で調理できるそうです。どちらの角度が良いか迷った時には、アナログですが手を入れてみて熱く感じるほうを選ぶのが1番だとおっしゃていました(笑)」
※6月末に調理した際は、お昼前後だけはパネルを上げましたので、9月ぐらいまでは要注意な時期だと思います。
太陽に正体して置けているかどうかは、後ろ側にできる影で判断します。2本のラインがまっすぐ後ろに出ていればOK。
お鍋の下からも反射を取り入れられるように、必ず五徳も使ってくださいね。
④不安になっても、なるべく開けない
ソーラークッキングは、ジュージュー音がしたり煙が出たりしないので、焼け具合などが把握しづらく、慣れるまでとても不安になると思います。それでも、なるべく袋を開けないのが成功のコツ!温めた空気が逃げてしまうと、(私の感覚で)調理時間が1.5倍に伸びてしまいますので、グッと我慢して待ちましょう。
調理時間の目安は、家庭調理の1.5倍〜2倍だそうです。
⑤安全のため、サングラスとミトンは絶対!
たとえ真夏の太陽でなくても、鏡面のクッカーで集められた光は、かなりの強さになります。安全の為にも、調理に携わる人全員分のサングラスを用意して目を保護してください。
また、蓄熱製のあるお鍋ですと、100度以上になります。手袋や鍋敷の準備も忘れずに、ご自分も自然も大事にして楽しんでくださいね。