キャンプ道具選びの基準は人それぞれ。ご自身の熟達度や家族構成によっても選ぶギアは変わってきますよね。それはまさに“人生ゲーム”のよう……。キャンパーのみなさんがどんなギアの道をたどってきたのか、気になるところですよね。第2弾となる今回は、キャンプメディアを中心に執筆活動をしているライターの「小川迪裕さん」のギア遍歴をご紹介します!今回もぜひ参考にしてくださいね! ※本記事は2020年に発売された「fam_mag Summer Issue 2020」の特集企画に加筆・修正を加え再構成したものです。

小川さんのテーマ「温故知新、そしてソロからデュオへ」とギア遍歴

ここでは小川さんのキャンプテーマ「温故知新、そしてソロからデュオへ」をもとに、キャンプギア遍歴を遡りながら、どんなテントやキャンプギアを購入してきたのかを詳しくご紹介します。

ギア遍歴その1:ジェットボイル『フラッシュライト』

小川さんはキャンプ場のレンタル品を使って友人と1泊をしたことがキッカケでキャンプを始めました。

ひとりでもキャンプしてみたくなった結果、ソロキャンプギアを集めるようになり、さらに「美味しいコーヒーはキャンプの魅力のひとつ」ということを知ってお湯を沸かす道具を探し始めたんだとか。

ギア遍歴最初のアイテムは、ジェットボイル(JETBOIL)の『フラッシュライト(FLASH LITE)』を購入しました。

ギア遍歴その2:マルシャル『コットンドームテント』

小川さんはその後、2〜3人の少数キャンプでも使えそうな道具集めを始めたのだそう。もともとヴィンテージものが好きな小川さんは、新しいものから徐々に古いものに興味が移っていきました

そして、ヴィンテージのコットン混紡生地のテントを探し始め、eBayで見つけマルシャル(Marechal)のヴィンテージテント『コットンドームテント』を個人輸入。

人と被らないものを探し続けた末にたどり着いたもので、約2万円で手に入ったそうです。

ギア遍歴その3:イグルー『5ガロンメタルジャグ』

オークションで製造1970年代頃のイグルー(IGLOO)『5ガロンメタルジャグ』を購入。

ギア遍歴その4:ミズノ『ロッジテント』

暇を見つけてはオークションでビンテージギアを探し求める日々が続きました。

当時ずっと欲しかったデザインのミズノ『ロッジテント』(1990年代頃製造)をオークションで見つけ即決。

ギア遍歴その5:コールマン『286A』

画像3: fam_mag Summer Issue 2020 より

fam_mag Summer Issue 2020 より

仕事で熟練キャンパーを取材した際に、コールマンのランタンに製造年月の刻印があることを知り、すぐに自分の誕生年に製造されたものを探したのだそう。

その後、コールマン(Coleman)の『286A』の通称「バースイヤーランタン」(1988年製モデル)を購入したのです。

画像1: 【紆余曲折!私のギア遍歴その2】温故知新・ソロからデュオへ〜ライター・小川迪裕さん編〜
コールマン ワンマントルランタン(ケース付) 286A740J
明るさ:約200 CP/ 130 W 相当
燃料タンク容量:約590cc 、使用燃料:ホワイトガソリン
燃焼時間:約7.5~15時間
本体サイズ:約16x31(h)cm
重量:約1・4kg
¥23,800
2021-07-30 15:27

ギア遍歴その6:コールマン『413H』

画像2: 【紆余曲折!私のギア遍歴その2】温故知新・ソロからデュオへ〜ライター・小川迪裕さん編〜
Coleman(コールマン)413Hパワーハウスツーバーナーストーブ 40thリミテッド 3000004836
■火力:最高時約3,650kcal/h(メインバーナー)、約2,750kcal/h(サブバーナー) ■燃料タンク容量:約1.6L ■燃焼時間:約2〜6時間 ■使用時サイズ:約67×46×44.8(h)cm ■収納時サイズ:約56×35×16(h)cm ■重量:約5.8kg ■使用ジェネレーター:Model R426-562J
¥ 34,800
2021-07-30 15:32

製造年月の刻印はランタンだけではなく、バーナーにもあることを知ってリサーチを開始。リサイクルショップで無事コールマン(Coleman)のツーバーナー『413H』バースイヤーモノ(1988年製モデル)を捕獲したのだそう。

愛着のある調理器具に出会い、キャンプ料理にも興味が出てきたのです。

ギア遍歴その7:ゼロハリバートン『トローリーケース(100Lと30L)』

ランタンとツーバーナーの後に、ゼロハリバートンの『トローリーケース(100Lと30L)』を購入。製造は2005年頃のモノ。

ギア遍歴その8:ユニフレーム『ユニツアー3(復刻モデル)』

画像4: fam_mag Summer Issue 2020 より

fam_mag Summer Issue 2020 より

奥様(当時の彼女)とデュオキャンプを始めるようになり、大きすぎず狭すぎないテントを物色。結果、コンパクトツールームテントに惹かれ、ユニフレーム(UNIFLAME)の『ユニツアー3(復刻モデル)』を購入。

ギア遍歴その9:パタゴニア『メンズ・フーディニ・スナップT・プルオーバー』

1980年代後半頃に製造されたパタゴニア(patagonia)の『メンズ・フーディニ・スナップT・プルオーバー』を購入します。

ギア遍歴その10:ダナー『ダナーライト』

ヴィンテージのキャンプギアばかりを買い揃えていましたが、ご自身のファッションも統一したいと思い、リサイクルショップで見つけたダナー(Danner)の初代『ダナーライト』を手に入れるのです。

ギア遍歴その11:スタンレー『バキュームボトル』

スタンレー(STANLEY)の1988年製モデル『バキュームボトル』バースイヤーモノを購入。

小川さんのターニングポイントギアはこの2つ!

小川さんのギア遍歴の中でもターニングポイントとなったものは、コールマンの『286A』とユニフレーム『ユニツアー3』の2つ。

コールマン定番のガソリンランタン『286A』ですが、タンク裏に彫刻された製造年が自分の生まれ年と一致している通称「バースイヤーモノ」を探す人も多く、古いモノ好きの小川さんもその1人だそうです。

『ユニツアー3』は、ベストなサイズ・機能でデュオキャンプが捗るのだとか。インナーを外すとシェルターとしても使える3人収容のコンパクト2ルームテントで、小川さんは入り口を跳ね上げることでリビングを拡張しているそう。所有しているテントは2017年限定カラー。

自分の好きなモノを選び、キャンプギアを集めよう!

今回は、キャンプメディアを中心に執筆活動をしている小川迪裕さんにキャンプギアの遍歴について詳しくお伺いしました。

奥様と出会ったことで今までのソロキャンプからデュオキャンプへと変化していますが、"古いモノが好き"という根本的なこだわりはそのままなのです。

趣味を追求してキャンプギア集めをしてい小川さん。ぜひ皆さんも小川さんを参考に、ご自身が良いと思うギアが見つからなくても諦めず、探し続けてみてくださいね!

(ライター:タカマツミキ

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