ZEN PIT「NEHAN」がオススメな方
コンパクト焚き火台ZEN PIT「NEHAN」はこんな人にオススメです。
軽量装備でキャンプをしたい方
「NEHAN」の重さ770g、仕舞いサイズA4用紙1枚というサイズは、普通に使える焚き火台としてはもっとも小さいといっていいレベルです。
ナップザック1つで徒歩キャンプをするとか、バイクキャンプとか、そういう軽量装備でも、ほとんど邪魔にならない焚き火台だと言えます。
「普通に使える」というところが結構重要で、これ以上小さな焚き火台になると、使う薪が限られてしまうケースもあり、キャンプ場で売っている薪だと、鉈や斧で割ったりする必要が出てきます。
そうすると結局鉈や斧ぶんの荷物が増えるため、小型焚き火台にした意味が小さくなってしまうのです。
その点「NEHAN」は普通サイズの薪がそのまま使えるので、かなり気軽にキャンプ場に持ち込むことができますね。
普通の焚き火台では満足できない方
焚き火台はいまやたくさんの種類が出ていますが、これだけ小型でありながら、自在に薪が組めるような焚火台は他にはありません。
このため「NEHAN」は見た目のインパクトもあり、一見使い方がわからないぐらいの強烈な印象がありますが、それだけに「普通の焚き火台には飽きた」という人にはオススメです。
3つめ、4つめの焚き火台を物色している、という方にこそ、是非気に留めて頂きたい焚火台と言えますね。
ZEN PIT「NEHAN」をオススメしない方
コンパクト焚き火台ZEN PIT「NEHAN」ですがこんな人にはオススメできません。
初めて焚き火台を買う方
自由自在に薪を組めて使える、ということは、逆に言うと正しい薪の組み方が分かっていないと使いにくいと思います。
小さめのサイズもあって、熾や火が落ちやすい構造でもあり、風除けもしっかりしないと、火のついた薪が転がって落ちてしまうなどの扱いにくさは正直感じます。
この辺、慣れている人にはなんの問題もありませんが、ある程度焚き火の経験のない方だと、思わぬ事故を起こしてしまう可能性はあります。できれば最初はもっとオーソドックスな焚き火台を選んだほうが転ばぬ先の杖だと言えるでしょう。
2台目以降の焚き火台として選ぶほうが、「NEHAN」は楽しめると思います。
ご参考までですが、私は延焼の危険のない砂利サイトで、鉄製テーブルとアルミトレイを重ね、その上に「NEHAN」を置き、さらにウィンドスクリーンも立てました。
芝生サイトでキャンプをされる方
「NEHAN」は小型サイズで、薪の転がり落ちるのを避けるためのストッパーのような構造もないため、「熾や薪は必ず落ちる」と思っておいたほうがいいです。
ですので、仮にスパッタシート(難燃素材でできたシート)を下に敷いたとしても、火のついた薪がシートの上に転がった際、熱は地面に伝わります。
もちろん、砂利や土のサイトならすぐに薪を拾い上げれば特に問題はないのですが、これが芝生ともなると、ハイリスクです。気づかずに薪が落ちることだってありますが、そうするとスパッタシート越しに熱で芝生が傷むこともあるためです。
キャンプ場の芝生サイトは養生に大変な手間とお金がかかっており、キャンパーが焚き火で焦げ跡など残すわけにはいきません。このため、相当な工夫(例えば、レンガを敷きならべるとか)をしない限り、私は「NEHAN」は芝生サイトでは使用しないほうがよいと思います。
もちろんこれは「NEHAN」に問題があるというわけではありません。使い方と手間を天秤にかけた結果、土や砂利、雑草の上なら問題はないが、芝生の上での使用はリスクが高く、オススメしない、という意味です。
ZEN PIT「NEHAN」の評判・口コミ
ZEN PIT「NEHAN」はSNS上でもなかなかの注目アイテムのようです。
薪の組み方は皆さんかなり工夫されているようですね。
ヤバいなぁ・・・。やはり夕暮れ時からの焚き火は最高だ。
— やま (@yamazin69) June 11, 2021
そして #NEHAN がとても良い。
最初、どうかなぁ?なんて思ってたけど、グラウンドスタイルでやるにはとても良いな。 pic.twitter.com/QzRbzuslks
ZEN PIT「NEHAN」はこんな装備があると便利
ZEN PIT「NEHAN」は、多少他の道具を揃えてから使うようにしましょう。最低限こんな装備があるといいと思います。
- ウィンドスクリーン あるいは 壁テント
- スパッタシート あるいは アルミトレイ
- トング
ここまでも記載しましたが、どうしても火のついた薪が転がって落ちやすい構造なので、転がりにくいように風除けとしてウィンドスクリーンや、コットン素材の壁テントを用意しましょう。
【予備芯棒】:枚数の調整ができるように芯棒は外せますが万が一紛失でスクリーンがバラバラになることはありません。また、好きな枚数を調整する時に板を外す道具としても使えます。
【ハードケース】:アウトドアの過酷な環境では破損しやすい収納袋よりハードケースはより頑丈で、防水性が優れて、カバンや荷物にしまう時にスクリーンの板が折れる心配はなくなります。
【ミニサンドペーパー&クロス】:プレス買おうのため、希にバリが...
スパッタシートやアルミトレイは灰が散らばらないように使いますが、燃えさしの炭とは異なり、灰は自然に害を及ぼすものでもなく、少量なら風雨ですぐに見えなくなってしまうものです。
そこまで神経質に「1つもこぼさないように!」などは考えなくて平気です。マナーとして、汚らしい灰の跡が残らないような使い方を目指しましょう。
なお、アルミトレイは100均でも買えます。専門店や通販でしか買いにくいスパッタシートと異なり、すぐに用意できるので結構オススメです。
あと、トング(火ばさみ)は、火をいじるためには必須です。これも必ず用意しましょう。
以下はあると便利なものです。
- 火消しつぼ
- ステンレス、鉄のテーブル
火消しつぼは残った燃えさしを入れ、蓋をして密封することで火を消します。「NEHAN」は構造上、小さな熾火でも目を離しにくいので、これがないと完全に鎮火するまで焚き火の前から離れられないことになります。
ステンレスや鉄のテーブルがあると、その上に「NEHAN」が置けるので、椅子に座って疲れない姿勢で焚き火を楽しめます。
また、着火は麻ヒモやファイアースターター(火打石)などでやると雰囲気が出ます。こうしたものを用意しておくのも、さらに盛り上がりますね。
使い方次第でよりディープな炎の世界を楽しめる「NEHAN」。是非、あなたなりの魅力を突き詰めてください。
「NEHAN(ネハン)」は、高機能な焚火台と対極の、ロースタイル直火ライク焚火台です。
最近は直火ができないキャンプ場がほとんどです。
NEHANを使って薪組みの工夫を楽しみ、直火のように自由な焚火を体験してください。
薪の上にクッカーを置いたり、トライポッドでつるしたり、炭を並べて肉を直焼きしたり・・自分なりの工夫で面白さが必ず見つかります。
¥13,800 税込